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久方ぶりにおはようございます

今日は久方ぶりに撮影に行ってきた。
心躍ったのは仕事が決まった瞬間で、
そこからはキリのない不安の沼を犬かきして時を迎えたという感じだった。
何回も頂いた資料に目を通してイメージを膨らませる。
それに加えて食べ物や花粉症など、いつも以上に色々と気をつけて生活していたもんだから
『もう早くこの日よ来てくれ!でもちょっと準備してるから少し待ってくれ……いや!』というような、目の前でバンジージャンプに怖気ずいていたらそっと押したくなるなんとも煩わしいメンタリティだった。
そして今日、やっと飛ぶことが出来た。

兎に角現場の皆さんに挨拶。
マスクの奥から光が漏れるほど眩しい笑顔をお届けするのがポイント。
撮影のブランクで思い通りにいかないとき、そんな時にこそ挨拶時の笑顔が何かしらの効果をもたらしてくれると信じているのである。

あとは監督とコミュニケーションを取って撮りたい画のイメージを共有する。これがとにかく大切だ。
個々のなんとなくでやろうとするとお互いによくない時間になるから、気まずくなってもいい!という気概で気になることは確認した。それでも表現が足りなくてテイクを重ねたりもしたけれど、それはこちらの技量不足なだけであって、やり方は間違ってなかったと思う。


途中、とにかく難しくて孤独を感じそうになったけど
ひとりじゃない、頼ろう。 と思ってからは
だんだん楽しめるようになった。
やっぱり現場には現場でしか味わえない楽しさがある。
もっと仕事がしたくなった帰り道。

空だけが暗くなった新宿の駅の傍では桜が綺麗に咲いていて、いつも足早に往来する人々も流石に立ち止まってカメラを向けていた。
ようやく僕にも春がやってきた。
これからこれから。

紛れてパシャリ。

おわり

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