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2日目カレーとソラニンと白T

2日目のカレーを頬張る。
初日は緊張していたじゃが芋も
肩の力が抜けてきてほどよい口どけになってきた。
友達でありライバルのにんじんだって負けちゃいない。
じゃがいもの皮をむくときはいつも『ソラニン』が脳内再生され、勝手に宮崎あおいとの日々が蘇ってくる。
僕は原付には乗らないから安心しておくれ。(静粛に)
『なんで?』って思った人はぜひ映画『ソラニン』を観て欲しい。

※じゃが芋の肩の図。

『家で食べるなら脱げよ』という話なのだが、
僕はなぜか白Tでカレーを食べ始めた。
そのくせ国歌斉唱しているかのように胸に手を当て、
カレーの跳ね返りにヒヤヒヤしながら食べ進めた。
食べ始めたら最後、もう列車は止まることはできない。
そうさ、脱ぐ時間でさえ食事を妨げて欲しくないのさ。
鍋でグツグツしたのをすぐによそって食べたいのさ。
僕はその醍醐味を新宿の日乃屋カレーで知ったんだ。
おかげであの日は舌を軽く火傷したんだぜ。

結局、白Tは白Tのままカレーを平らげることが出来た。
カレーうどんならこんな結末とはいかなかっただろう。
次はパプリカを入れてもっと夏のカレーもいいな。
そんな計画を立てながら僕は手を合わせた後、
力いっぱいに水を飲んだ。ふぅ。

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