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ほんの少しだけ弱音の回

ほんの少しだけ弱音を吐露する。

ネガな事を聞きたくない人は
ここでスマホを閉じて頂きたい。






お店から外を眺めれば
家族で歩く人たちをよく見かける。
見かけるというよりも
気になって
記憶に残っているのだろう。

その度に

僕もそんな人生があったのかな

と羨むときがある。

佐賀から出てきて
約10年。

すべてたらればで
何の生産性もなく
俗に言うメンヘラだが

飲食に進まず
ずっと介護の仕事で
働き続け福岡に来なかったら
あんな人生を歩んでいたんだろうか。

と幸せの形を想像する。

無いものねだりで
人は手に入らない物を
欲しがる性質があるらしい。

前の妻との時間も
もっと大切にし
日々の時間の豊かさを
大事にしていれば
今のような人生は無かっただろう。
そして心からいつも
コミュニケーションをとっていれば
違う形の未来があったかもしれない。

今頃は
結婚式の準備を始めていた。

後悔や
挫折。
失敗や
嘆き。

そんな事ではなくて
僕の奥にいる
本能的に
今とは違った
幸せを望む黒い僕がいるのだろう。

過去の自分を嘆くというよりも
他人と比較し
自分が劣っていると感じて
隣の芝生が青く見える。



ソムリエの勉強も思うような
結果がなかなか創れない。
心が折れそうになる。
もはや半分折れている。

そんなときのやらない言い訳は
聞くに耐えない稚拙なものばかり。

『ソムリエ取らなくてもお店は出せるよな』
『そこまで詳しくなくても良くね?』
『やらない方が別の事をできるんじゃ?』
『こんなことするから
他の事がおざなりになってるにちがいない』

弱く黒い僕が言ってくる。

やらない選択をするのは
めちゃくちゃ簡単で
逃げればきっと楽だろう。

やって結果が創れるかは分からない。
しかしやらなければ結果は創れない。

そう自分に言い聞かせて
気持ちが揺さぶられる毎日。

自分の人生を前に進めてきた人たちは
みな人とは違う行動をして結果を作った。

持たざる者が前に進むには

やるしかない。
やりたくない気持ちは
脇において
やるしかない。

黒い僕と折り合いをつけ
前に進もうと思う。

たかが勉強かもしれないが
今まで大学や志望校に合格した
共に働くアルバイトの仲間が
より一層尊敬できる人になった。

きっと同じ様な心の揺れが
あっただろうが
進み続けた人を尊敬すると同時に
負けないように
僕も自分を信じて進もうと決意した。
ちょうど1年前は
新店舗がオープンした日。

なんの因果か
去年の自分を超えるために
あらたな気持ちで前に進む。

進撃開始。

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