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シンプリストがたった3時間で汚部屋を片付けた3つのルール

たった3つのルールを意識するだけで片付けはぐっと身近な存在になります。

今回は実際の汚部屋を3つのルールを使って3時間という超短時間で超絶キレイに変身させたノウハウを全て公開しています。

写真と図を使ってわかりやすく解説していきます。

つまりあなたが片付けで悩まれているなら、必ずヒントがあります。

ぜひ最後まで読んでいただけると幸いです。

さて。

僕のおばあちゃんの話を少しさせて下さい。

僕のおばあちゃんは今年の7月にこの世を去りました。

大好きだった祖母。

たくさんの思い出の詰まったお家には、今も元気なおじいちゃんと

たくさんのモノが残されていました(笑)

そこで僕と同じくシンプリストでありミニマル思考の妹と共に

大好きだったおばあちゃんの家をキレイにして、お骨を迎えようということになりました。

きっと帰ってきたおばあちゃんもキレイなった家だったら喜んでくれるはず。

そんな思いでたった3時間でシンプリスト兄妹が”実際に!マジで!本気で!片付けた模様”を記事として書いていきます。

現状で片付けに悩まれている方、生前生理や亡き人のあとのお家の整理で悩んでいる方。ここからは実際に僕が片付けて経験したことを全て赤裸々に書いていきます。

センシティブな内容は書きません。

祖母も笑ってくれるような記事にしてあります。

実際の片付け前の写真と片付けた後の写真も用意しました。

一体シンプリストたちはどのようにして部屋を片付けていくのか。

そこには3つのルールがあります。

そのルールを知ることで片付けのスピードは”圧倒的に速く”なります。

実際にぼくらは3時間かからずに片付けを終えて、キレイになった部屋で家族みんなでゆったりとコーヒーを飲みながら、ケーキを食べました。

もちろんおばあちゃんも一緒に。

さぁ今こそ片付けのトビラを一緒に開きましょう!

ご購入いただきありがとうございます。

ここから先の記事はあなたに絶対に損はさせない記事を書かせていただきました。

実際のビフォーアフターをみていただき、そこに行き着くまでどのようにステップを踏んで片付けたのか。

わたしたちの全てを公開しています。

断捨離歴10年目のぼくと8年目の妹による最速で片付く必殺技をぜひ楽しんでいただけたらと思います。


これが衝撃のビフォーです!

モザイク

一部仏壇や個人情報などはモザイク処理をしてあります。

なかなかヘビーですよね。他のカットも見てみましょう。

モザイク3

モザイク2

これが片付ける前の汚部屋の様子です。祖母はもともと片付け上手で、いつも家の中はキレイでした。

体を悪くしてからはなかなか片付けることが出来ず、片付けを手伝いに行くと、途中で嫌になってしまうのかとても不機嫌な時もありました。

亡き人の部屋を見せるなんて。

そう思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、これが現実であり事実です。僕の祖母の家は賃貸なので、いつかは出て行かなくてはなりません。つまり、後にも先にも必ず片付けなければならないのです。

ちなみに余談ですが、祖母が亡くなった3日後にぼくの夢に出てきました。

そして一言

おばあちゃんの部屋、片付けてほしいのよねぇ。

夢に出てきてまで訴えていたので、ちゃんと約束を守ることにしました(笑)

ここからがシンプリストの見せ所

実際のお部屋をみていただきました。

もちろん記事の後半で片付け後のお部屋も公開していきますが、どのように片付けを進めていったのかをここから書いていこうと思います。

ルール1 一つのジャンルに絞る

僕らの場合はまず祖母が大好きだった洋服から取り掛かりました。つまりジャンルを絞ったんです。この場合のジャンルは洋服。このジャンル以外は一切片付けません。

あれもこれもと片付けてしまうと片付けは絶対に失敗します。

とくに亡くなった方の思い出の品を片付ける時などはこのルールがなければ片付けられません。たぶん僕でも無理でした。

なぜなら

思い出に浸ってしまうから。

これは片付けの中で一番の難関であり難問でもあります。

あなたが今片付けようとしていて、こんなことはないですか?

久しぶりに片付けをしようと重たい腰を上げたのに思い出の詰まったバッグを見つけて鏡の前で「まだ使えるよね」と自分を納得させてしまう。
もうサイズが変わってしまって着れないのに「あの時の彼にもらった思い出の品だから」と手放せない。
自分には似合わないとわかっているのに「モテコーデNo1ですよ!」とお店の人に勧められて高かったけど買ってしまったから手放せない

これら全ての思い出が邪魔をしてきます。

とくに祖母の片付けはこの難問があまりにも多く

「これ、あの時の旅行きてたよね」

とか

「これはお気に入りだった」

とか話してしまい、その度に悲しくなってしまって、どうしても進めるのが難しい場面がありました。

ではどのように乗り越えたのか。

ジャンルを分けて、そのジャンルのモノは”どのように手放すか”決めておく

これだけです。

結局のところ、まだ着れる。思い出がある。これでは片付けをするのは難しいのです。なぜなら「要るよねぇーモノサシ」でモノの価値を測っているから。

要る前提で価値を測ってしまってはなかなかモノは減りません。

そこで「要らないよねーコンパス」を使って要らないモノの行き先を決めておきましょう。

行き先を決めるというのは

例えば洋服の場合ですとこのようになります。

「また誰かに着てもらう」
発展途上国へ無料で回収してもらって送ってもらう。
古着屋さんで査定してもらう
メルカリなどに出品する
どうしても無理なら古着として処分する

今回祖母の洋服の片付けで使ったのは「古着屋さんに査定してもらう」と「無料で回収してもらう」です。

このようにる次の行き先を決めてあげる。

ちゃんと次も着てくれる人がいるんだよーという心理が、あなたの片付けを加速させます。

なぜなら「捨てる」「手放す」という言葉は思い出が乗りやすいからです。

離れてしまうとすごく悲しい気持ちになりますよね。もう愛情はないのに情だけがあって、ずるずる寂しさを紛らわすだけの関係。でもこのままじゃいけない!と思ってはいるのだけれど、なかなか離れられない。

これはあくまで”モノのお話”です(笑)

つまり今度は違う場所で他の誰かを幸せにしているんだ!と思えばいいのです。

発展途上国では服に困っている人たちも大勢います。日本のようにモノが豊かすぎる国では感じ取れないのは無理もありません。

もしあなたが手放した服たちが、他の国の誰かを救えるのならとてもステキなことではないですか?

ここで実際に僕が洋服を「キングファミリー」という重さで買取してくれる古着屋さんに持っていったときのお話をさせて下さい。

祖母の残した洋服たちははっきり言って値段がほとんど付きませんでした。

しかし、手放すために訪れたキングファミリーのスタッフさんはこう言ってくれました。

大切にされていたお洋服はわたしたちが責任を持って、次の着てくれる人たちへお届けいたします。

正直、すごく嬉しかったです。とてつもない洋服を持ってお店に行ったのにもかかわらず、ひとつひとつ丁寧に広げて畳まれていく服たち。

祖母が大切にしていた洋服たちは新しい旅への準備をしてもらっているんだと思いました。

モノに罪はないとよく言いますが、その通りでモノが悪いことをしたわけじゃありません。その逆も然りです。なのでモノを手放すときは次の誰か必要としてくれる人への”プレゼント”だと思って片付けてみましょう。

ルールその2 要る 要らない 迷ってるボックスを作る

今回は祖母の部屋の片付けでしたので、迷っているボックスは出番が少なかったですが、なんでもいいので箱、もしくは大きめの袋を用意します。

そして書かなくてもいいので 要る。要らない。迷ってる。の三つに分けていきます。

図を作りましたのでぜひ参考にしてみて下さい。

アートボード 1-20

いやいやゴミ箱じゃん!って思いました?(笑)

とりあえずこれで説明していきます!

この箱はいるもの、いらないもの。迷ってるもの。の三つに分けてあります。

本当にこれは要る!と思ったら「いるボックス」へ入れる。
これは要らない!と思ったら「要らないボックス」に入れる。
これは…迷う…と思ったら「迷ってるボックス」に入れる。

これはお部屋の整理をしながら思考を止めないためのツールでもあります。

ここで一番重要なのは「迷ってるボックス」を作ることです。

人は迷っていると思考を「今、わたしはまよってる。どうしよう!」と迷っている方に思考を使ってしまいます。そして時間だけが過ぎていきます。

人は迷って迷って決めたことよりも、”直感の方が優れている”ということが研究で明らかになっています。

つまり迷うという行為は片付けにおいてはムダになってしまうんです。

ではなぜ迷っているボックスがそんなに大事かと言いますと、思考を止めないためです。一瞬でも迷ったら迷ってるボックスに投げ込む。これで迷うという行為自体をシャットアウトします。

この迷うという時間をぼくたちは完全に省略していきます。だから短時間で汚部屋をキレイに出来るんです。

ルールその3 思い出まで手放すのはやめていい。

思い出がつまってる○○。あの時のあの瞬間の△△。思い出は人それぞれその時の瞬間に蓄積されていきます。しかし、気づくと思い出がモノに憑依していることがよくあります。今回のお片付けでもかなりありました。

祖母があの時着ていたセーターとか。あの時履いていたパンツとか。

でもよく考えてみて下さい。それはモノに記憶があるのではなく、その瞬間を過ごした時間に価値があります。

ただ、ぼくがあなたに思い出を全て手放せばいいとは言いません。

ミニマリストになりたければ、思い出なんていらない。卒業アルバムとか写真も全て手放した。

という方もいましたが、僕は「その人の個人の感情が決めること」だと思っているので、無理に手放して「あぁ、無くなってしまった」などと思うくらいなら残しておいたほうがいいです。

実際にぼくは今回のお片付けで祖母のタンスから出てきたシャツと、祖母がずっと使っていたメガネをもらいました。なぜか僕にぴたりと合うシャツ。あまりにもお気に入りで、この夏の間ずっと着ています。それと僕は生粋のメガネマニアなので

お店に持っていってレンズを交換してもらって、自分らしく新たな命を吹き込んで、大切に使っていこうと決めました。

妹も洋服が大好きだった祖母のタンスからステキな洋服と着物をもらっていました。

なのであなたにお伝えしたいことがあります。

大切な思い出まで無理に手放す必要は絶対にないです。

本気でミニマリストを目指したいならいいと思います。でも僕が提唱しているのはあくまでシンプリスト。あなたが宝物だと思えるものまで手放す必要はありません。大事に大事に使ってあげて下さい。

僕がなぜここまで思い出まで捨てないで!と話す理由は、先ほども書きましたが、思い出こそがお片付けの最大の難関だからです。

思い出とは最もウエイトの重い”モノ”です。

それだけ持ち上げるのにも力が必要になります。つまりあなた自身の”お片付けマインド”を鍛えてからでないと手放せないモノもたくさんあるのです。

こうした思い出の詰まったモノたちは片付けの時間を大幅に奪っていきます。

お片付けは段階を踏まないと手放せないモノが結構出てきます。ぼくたち兄妹もかなり時間をかけて手放してきました。

思い出の品=シンプリスト、ミニマリストへの最終段階(ラスボス)だと覚えておいて下さい。

つまりあなたがお片付け初心者ならば、お片付けを加速させるコツは思い出の品にはなるべく触れないことです。

全部に思い出があるから!と思っても、実はウエイトの軽いモノもたくさんあります。まずはウエイトの軽いモノから持ち上げてみる。誰かへのプレゼントだと思って手放してみる。そして徐々に重いモノへチャレンジしていく。

このステップを踏むことで、少しずつ抵抗がなくなり、お片付けマインドのレベルがどんどんアップして、シンプリストへの道が開けていきます。

お待たせしました!アフターを公開!

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どうですか?!

かなりキレイになりましたよね。お部屋がキレイになると空気も変わります。

ここまで約2時間30分ほどで完了しました。

※写真は同じ日に撮影できなかったので、時計がズレています(笑)

もちろん古着屋さんに行ったりした時間は含みませんが、さきほどお話したルールを使えば、だれでも!カンタンに!ここまでくることができます。

おしゃれなインテリアではないかもしれませんが、居心地がよくて空気の澄んだ空間にすることが出来ました。

ここまでモノが減ってシンプルになると、色あせていた家具たちがキラキラしてきて、存在感が増します。

机もピカピカになって気持ちよさそうですよね。

この空間にいるだけで、思考がシンプルにそしてクリアになります。

リモートワークで疲れてしまっていたり、外出自粛の今こそ、お部屋を片付けることによって、生活さえも変えてしまうことができます。

まとめ

あなたが憧れていたあの人のシンプルで丁寧な暮らしは

家具を全て買い換えなくちゃ!

とか

新しいモノを買ってよりスタイリッシュにすればきっと…!

といったことは必ずしも必要ではないんです。

そこに今あるモノ。

そのモノたちを光らせるのはあなた次第です。

今まではモノ埋れて見えなかった机も、今はこんなにも堂々とキラキラしています。

誰も座ることのなかった椅子も、家族の誰かが座るのを今か今かと待っています。

ひとつひとつのモノを大事にしてあげることによって、モノもあなたを迎え入れてくれます。

そしてあなた自身のこころも軽やかにスッキリとしていきます。

どんどん丁寧な暮らしができるようになります。

そして憧れていたあの人に今度はあなたがなっていくのです。

「なんかいつもと違う雰囲気だね」

「今日も○○さんってステキね」

と言われることが増えるはず。

それはお部屋を整えることで心も整うから。

見た目じゃないんです。中身がキレイな人はオーラが違います。

だから今度は憧れのあの人にあなた自身がなって下さい。

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