「東大思考」を読んだら、賢い人の考え方を知ることができた話
こんにちは。大学4年間で読んだ本は1冊しかない、YUTAVLOGです。
社会人になって1年目ですが、朝起きてからや通勤時間など隙間時間を使って読書をするようになりました。週に1冊を読み切ることを目標にしており、一周した後も何度も読み返し理解を深めるようにしています。
本を読むことで、その人が何年、何十年をかけて得た考え方や知識を得ることができます。大学生時代の自分に戻れるなら、本を読むことをしておきたかったですね...(あと筋トレも)。
僕は仕事柄、東大を目指す受験生を相手に、勉強の指針の相談など教科以外のサポートをする、いわゆる「学習コーチング」の仕事をしています。そのため、将来東大に入学する生徒にたくさん触れ合ってきました。
その中で、「彼らの思考回路はどうなっているんだろう?」「逆にどうやったら彼らのように賢くなれるのか?」について常々疑問に思っていました。
そこで今回は、著者が現役東大生の『「考える力」と「地頭力」がいっきに身につく 東大思考』について本の紹介をしていこうと思います。
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それでは、よろしくお願いします!!
1.東大生の賢さはほとんどが後天的である
著者曰く、東大生の賢さは生まれつきのものではなく、努力することで身につけた後天的なものである、とされています。
では彼らはどのような努力をしてきたのでしょうか。
それは、「日常の解像度を上げること」だそうです。普段から身の回りのことに疑問を持ち調べることで、同じ景色を見ていても他人と見えかたが違うそうです。そのため、東大生は全てのことから学びを得ているとのことです。
また、東大生は記憶力が高いのは、記憶する対象に対しての見方が違うからだそうです。覚えるべき事項を身の回りのものや他のものと関連づけることで、より多くの情報を頭の中に入れることができるそうです。例えば英単語の暗記だと、接頭辞に注目し、語源から意味を覚えるやり方がありますね。このように、東大生が多くのことを記憶しているのは、似た事項を「グループ分け」して頭のタンスの中に収納しているからだそうです。
2.5つの思考法を使っている
「東大思考」の本によると、東大生は「原因思考」「上流思考」「目的思考」「裏側思考」「本質思考」の5つの思考を使って、物事を記憶したり問題を解決しているそうです。
5つに分類はされているものの、もう少しまとめると
①「結果」から「本質」を探し出すこと
②未知の知識を既知の知識に「変換」すること
③そもそも論で、物事の大枠を捉える
ことが特に重要なのかなと思います。
勉強で例えると、数学の証明問題がまさにそうだと思います。
ただ公式を覚えるだけでは、覚えることが多すぎて頭の中がパンクし、応用が効きません。しかし、未知の公式(結果)に対して、「なぜ公式が成り立つのか」という証明(本質・原因)を、これまで習ってきたこと(既知)を駆使して理解することで、公式を忘れにくくなるだけでなく、他の事柄にも応用が効くようになります。
実際、東大の問題は、知識(結果)をたくさん知っているかという問題ではなく、教科書に書いてあるような基本事項(本質)を応用し、問題を解くことができるかという力が試されている問題が出題されます。
3.まとめ
このように、賢い人の代表でもある東大生は、たくさんのことを知っているから賢いのではなく
覚えかたが上手かったり、本質を理解することに努力をしてきたからこそ、賢いのではないかと思います。
この本を読んで僕自身、コーチングしている未来の東大生や東大に行った生徒は確かに当てはまっているな、と思いました。また、「自分でも実践してみよう」と思いました。
ここまで読んでくださりありがとうございました。2021年はたくさん本を読み、自ら実践していく年にしたいと思います。
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