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ヒット曲の裏にある「共感性」を高める方法は、人間中心デザインと一緒だった

突然ですが、「関ジャム」というTV番組はご存知ですか?

毎週、一流のアーティスト・作曲家・作詞家など音楽関係者をゲストに迎えて、音楽に関するややマニアックなテーマについて扱う関ジャニ∞のレギュラー番組です。

音楽について、プロの目線から色々と知れる、個人的にはとても好きなテレビ番組です。(テレビの中で一番好きかもしれない)

そんな関ジャムの2018年11月25日放送回に、

「この曲、私のこと歌っている?20代〜50代が選んだ共感ソング」

というテーマで、作詞家のいしわたり淳治さん、歌手の西野カナさんが出演されてました。

番組を最後まで見てみて、デザインに通ずるなぁと思い筆を取ってみました。

西野さんといえば、世の女子から多大な支持を得ているアーティストです。「トリセツ」「Darling」「会いたくて 会いたくて」などが、当番組でも紹介されてました。

そんな、「この曲、私のこと歌ってる?」と思わせてしまう西野カナさんの曲作りのプロセスが、

①コンセプト・設定を決める

②一旦、歌詞を書き出す

③アンケートや友人取材
 →共感性を意識して添削していく

とのこと。

最初のコンセプトや設定やご自身の経験等から着想を得ますが、その後は友達にアンケートやインターネットを行いながら、どの点は共感して、どの点は共感しないかを確かめていくそうです。

これをサービス作りに置き換えると、

①事業アイディアを思いつく

②プロトタイプを作る

③ユーザビリティテストで検証していく

だと思います。なんと…、一緒ですね!ユーザーにフィードバックをもらいながらデザインしていく人間中心設計と同じプロセス。

アーティストによる曲作りといえば、文字通りアート(芸術)のイメージが強く、個人の強烈なセンスで作っていて、デザイン的な再現性は少ないのかと思ってましたが、

西野カナさんは、ご自身のセンスに加えて、こういう細かいチューニングが、共感性の高い歌を作り上げているんですね。すごい。

ちなみに西野さんは、アンケートで多くの声をもらったとしても、「これは歌にならない」と思うものは採用しないそうです。そのあたりの取捨選択のセンスが、西野さんのスペシャリティだと思いました。

「この曲、わたしのこと?」「この曲好き!」と思われるヒット曲のように、
「わたしのためのサービスだ!」「このサービス好き!」って思ってもらえるような、プロダクト作りをしていきたいですね。

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