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上司は管理する人ではなく代弁者!

私自身、様々な上司の元で働いてきました。
個人的には、現場目線で感じた課題などを改善したい意欲が高い人間です。
より良くしたいという想いをどの様に実現するべきか?という視点で成功/失敗体験を含めて記事にまとめました。
※マネージャーレイヤーの経験が長い為、一部マネージャー寄りの内容になっておりますことを、予めご了承ください。

上司は頼らなきゃ損!

皆さんはご自身の上司についてどんなイメージ持ってますか?

・怖い
・うるさい
・細かい
と言うネガティヴな印象

・楽しい
・頼もしい
・明るい
と言うポジティブな印象
様々だと思います。

一方で、自身の中で
・自身の考えている通りに進まないなぁ。
・仕事がやりにくいなぁ。
・仕事は大変だなぁ。
と思ってる人は居ませんか?

そんな時こそ、上司を頼る時です!!

上司と立場を考える

上司といっても、会社によって様々です。
代表直下のこともあれば、上司の役職が役員、マネージャー、リーダーなどがあります。役職により求められることや見るべき視点が異なります。
頼るにしても、まずは状況を理解しましょう。

代表直下

代表が上司の場合、非常に難しいです。
会社規模にも依りますが、代表者は、事業を見る以外にも、会社全体の方針や外部(業界など大枠という意味)への活動が重要になってきます。
故に、細かい業務内容までチェックされないことが多いです。
多くの場合、目に見える成果や結果(契約数や売上)、立案計画等で判断されることになります。
その為、MTGという場ではなく、日々のコミュニケーションで自身の考えや行動を伝えることを心掛けることが良いです。

役員クラス

役員には、多くの場合管掌範囲が定められているはずです。
代表者に比べれば、結果以外の部分にも目を向けてもらえます。
※注釈
 管掌範囲が広い(兼務)場合は、代表者と同じような傾向になります。

計画数値の立案やその手段が適切か?という点まで見てもらえる可能性があります。
ただし、役員としての業務(会社規模の施策/計画等)が存在しますので、端的な方向や分かりやすく可視化することが求められます。

補足
役員にも、取締役や執行役員があります。
役割やパワーバランスが異なる部分もありますが、本記事では同義として扱います。

マネージャークラス

マネージャーが上司だと、業務多忙なことには変わりありませんが、比較的細かい点まで見てもらえるはずです。
成果/結果に至るまでのプロセスや、仮説を基にしたPDCAなど、自身の行動を可視化し方向性について議論することが出来ます。
立場上、管理職に該当しますので、マネージャーと共に役員や会社への起案なども行うことができます。

リーダークラス

リーダーという立場は、管理職ではないので、発言力が高いわけではなく、チームのまとめ役であることが多いです。
その為、大きな枠組みの改善などについては、一旦、マネージャーに対してのアプローチを共に行ってもらえる味方という程度の認識になります。

注意事項
リーダーというポジションがあるにも関わらず、立場を飛び越えて(リーダーを通さずマネージャーに直談判等)起案することは、ビジネスマナーに反します。会社の雰囲気にも依りますが、避けることが望ましいです。

上司との付き合い方

上司のポジションを理解した上で、どの様に頼ることが良いのか?という点をまとめました。

上司は代弁者

自分が望む事があるなら上司を味方につけましょう。
自分が仕事をやり易くする提案をしましょう。
勿論、上司に納得してもらえなければ、話は進みません。
会社のやり方を変えたい!仕事をやり易くしたいなら、上司の攻略が第一歩です。

やりたい様にするには根拠が必要です。
それが甘いと共感は得られません。
かと言って、無理矢理声をあげてもネガティヴな印象を社内に与えてしまいます。
先ずは身近な上司に共感して貰い、それを社内に展開してもらう様にしましょう!

面と向かって要求伝えるのはNG

顧客に対して、関係性が無いにも関わらず、予算いくらですか?みたいな単刀直入な質問をしても、望む答えを得られないのと一緒です。

上司に一方的な要求を突きつけても共感は得られません。

上司が何を好むのか?どの様な行動を評価されるのか?を把握しつつ、自身が上司の望む人材である事を擦り込みましょう。
印象操作をし、ポジティブな印象を与えてから要求を切り出す事が必要です。

十人十色

上司も人間です。
色々な性格や考え方があるので、全てが成功するわけではありません。

それこそ、社内営業力が求められるわけです。
余程、根拠のない無理な要求を通そうとすれば、どん底に沈むこともあり得ます。

しかし、上司の攻略無くして営業の成功はないと言っても過言ではないです。

身近で、コミニュケーションも自由に取れるにもかかわらず、趣向などを感じ取れない様では、距離感のある顧客思考など、的確に把握出来ません。

にこやかさに騙されるな!

上司の攻略に向けて、にこやか、優しい、だから自分の意見も聞いてもらえる!と考える人、そんな甘い事はありません。

優しさにも二種類あります。
争いを好まず、平凡に物事進めたい場合と、表情とは裏腹に自身の中でジャッジする場合です。
表向きな優しさの裏にある真意を汲み取らねばなりません。
平凡に物事進めたい上司の多くは、仕事の大変さは無いものの、会社に対する発言力が低い事が多いです。
裏腹な思考を持っている上司は、発言力が強い一方、気に入らないと判断すると、突然見切りをつけられる場合もあります。
ここは注意しましょう。

プレイングマネージャーの注意事項

上司がプレイングマネージャーである場合、業務量が自身とは大きく異なることを理解しましょう。
いちメンバーから見たときに、よく不満が上がることが散見されます。
・頑張っているのに評価されない
・自分の頑張りを見てくれていない
・忙しそうで相談しにくい
マネージャー自身も相談しやすい空気感を作る必要はありますが、プレイヤーとしての業務に加えてマネジメント業務が加算されるわけです。

各メンバーの一挙手一投足まで、全てを見きれるわけではありません。
マネジメントの一環で、「自身の全てを見てくれる」という思考は控えましょう。時としてアピールをしたり、確認を促したりすることは重要です。

まとめ

本日の話は、上司の性格による部分が多いです。

中には信頼が置けるし、優しいし、会社への発言力がある人もいらっしゃるとは思います。しかし、その確率はかなり低いです。

もし、今の上司が上記に当てはまる最高の上司なら、かなりの当たりを引いたと思い、全力でついて行きましょう!

自分自身の仕事に対する意欲が低い方、不満を感じている方には、自身の周りを見つめ直し、上司の使い方を考えて下さい。
上司の攻略が出来ないなら、自ら役職をあげられる様に頑張りましょう。

しかし、私の経験から、上司攻略も出来ずして役職上げられるほど、社会は甘くありません。その事は肝に銘じて欲しいです。

最後までありがとうございました。

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