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新会社作りました。

前回会社を潰した話を書きましたが今回は前向きに今後の話について書いてみます。

なにがしたいのか

大前提として僕はテクノロジーが大好きで、テクノロジーに囲まれた幸運なキャリアを積んでこれたと思います。
一番得意なのはテクノロジーで問題をなにかしら解決することです。お客さんに近い距離で働くことが多かったのでテクノロジーはあくまでも手段として捉えています。
これまで本当にいろんな問題解決をしてきましたが色々と心境に変化があり今は下のような心境です。(Googleでのキャリアが結構色濃く出てる気がします。)

  • たくさんの人の生活を変えたい。

  • 説明不要なぐらい広く認識されている問題を解決したい。

  • ひょっとするととんでもなくスケールすることをやりたい。

駐車場ビジネス

車の運転は18歳からしているのでもう長い月日が経っています。自動車、スマホ、デジタル体験とかはこの間めちゃくちゃ進歩したのですが駐車場の体験はあまりアップグレードされることなくひっそりと存続していた印象をうけます。
駐車場の利用者はもう麻痺してると思いますが、現金支払い、駐車券の不便さ、空き枠みつからない、、、といったキーワードに「あるある」と納得してくれると思います。
僕らはこれをガラッと進化させ世界一先進的な駐車場システムを日本で作ることに挑戦します。

どうやるのか

もちろん先端テクノロジーを使います。ただし駐車場業界全体をテクロジーでガイドするシェルパみたいな立ち位置でやりたいと思います。壊すのではなく共に解決したいのです。 

資金調達することも最初から決めていました。前回の様な失敗を避けるためには最初から色んな視点が必要です。資金を入れて親身に意見くれる投資家、現役バリバリの精鋭チーム、シビアにみてくれるお客様。このあたりを揃えるのがスタート条件です。

これまでやったこと。

活動は2022年の3月からスタートしています。最初は一人です。

事業探し

手を動かしながら考えたいので駐車場のシステムをサクッと作ることにしました。AIカメラとクラウドを使って実装してみました。学習データを集めるのにちょっと苦労しましたが5月ぐらいには駐車場システムらしきものが出来ました。
結構いい出来だったので、少し自信が湧きましたが、1つ目の困難が訪れます。ほぼ同じことをやってる会社をみつけてしまったのです。これだとミクロの改善です。
どのように差別化するかをここから考えるようになります。また1ヶ月ぐらい課題の解像度をあげる作業に入りました。なぜ今の形だとだめなのかを考えているうちについに勝てる要素を発見しました。
そこから2ヶ月ぐらい仮説検証に入ることになります。未知の領域だったのでガリ勉しながら検証していきましたが、徐々に仮説が強い確信になりました。この時点で会社名をPragmatic Technologies Inc. として体制づくりを始めることになります。7月頃の事です。

投資家探し

初めての事だったので始め方すらわかりません。以前会ったことある投資家を当たってみたり、フォームから応募してみたりしましたが返事すら来ません。今ならわかりますがメールにピッチデックがないと誰も相手にしてくれません。(当たり前だ。笑)
ようやく認識して説明資料作りに本気出すことになります。起業経験がある友達とかエンジェル投資家の友達などにアドバイスをもらいながら徐々に磨きをかけていくことになります。
最初は全然刺さらないのですが、徐々にプレゼンが磨かれて刺さる確率が高くなるのに自信がついてきます。
しかし相手は百戦錬磨の投資家達です。簡単にはDue Deligenceを通してくれません。色んな角度から突っ込まれて、調査してブラッシュアップしてプレゼン練習して、再挑戦、、、みたいなことを数ヶ月します。めちゃくちゃしごかれましたが基本みんないい人です。真剣にだめな理由を教えてくれるので、むしろ自分自身の自分の事業に対する理解度があがるコーチングです。これをくぐり抜けた起業家はみんな相当レベルアップするんじゃないでしょうか?
色々珍道中みたいな事もありましたが、無事にPre-Seed Roundで満額の資金調達が完了します。12月には振り込まれまして、大仕事が一個終わりました。

仲間探し

資金調達が大体見えてきたタイミングで仲間探しをしました。必要なのはデザイナ、ビジネスデベロッパー、エンジニアと間接部門です。過去に働いた事がある仲間を中心に声をかけて一人ひとり時間をかけて丁寧に対応していきます。プロのフリーランサーの力も必要です。
事業アイデアのピッチはもううまくなっていますが、それに加えて色々課題が出てきます。例えば、現職の都合が出てきますし、どうやって株式をわけるのか、どんな事をお互いに期待するのか、さらにはどんな組織像、文化、ミッションやバリューをもつのか…といった点も突然重要になってきます。

結果すでに気のしれている優秀なメンバーと新しく加わった優秀なメンバーで素晴らしいチームが出来ました。現在は委託も含めて8人のメンバーで、戦略的採用はあと1枠です。

これからやること。

事業基盤が出来ましたので、今年はひたすら事業計画を実行していくことになります。
良いプロダクトを開発して、ブランドを作り、顧客とアライアンスづくりを今年は死ぬ気でやっていきます。
早ければ来年にはプロダクトが一般販売出来るようにがんばりますので一年後を楽しみにしてください!読んでくれてありがとうございました。


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