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Web制作スケジュール遅れで「あせり」は禁物。ハーバード・ビジネス・スクールの研究で分かった【納期に間に合わないときに使える方法】

Web制作のプロジェクトで大切なことの一つに、納期があります。

納期に間に合わないと、お客さまに迷惑がかかり、信頼関係が失われてしまいます。また、社内での評価も下がり、いいことが一つもありません。

では、どうしても納期に間に合わないときはどうしたらいいでしょうか。そんな問題を解決するには「相手に納期の延長を申し出る」という方法が、意外と効果があるということが証明されています。

(前略)ハーバード・ビジネス・スクールの調査でして、7241人の男女に10回の実験を行ったもの。
(中略)その結果がどうだったかと言いますと、

・たいていの人は「仕事の締め切りを伸ばしたら、無能でやる気がない人間だと思われる!」と感じていた
・そのせいで、本当はデッドラインを伸ばした方が良いと思っていても、実際に延長を申し出たのは1割だけだった
・ところが一方で、ほとんどの管理職は、締め切りの延長を申し出てきた従業員に好印象を抱く傾向があった(延長を申し出ない従業員よりも「モチベーションが高い」と判断する傾向もあった)
・そのため、ほとんどの管理職は普通に延長を認める傾向があった

出典:パレオな男

僕は、Web制作は建築と同じであると考えています。例えば、Webデザインの制作が遅れた場合、次の工程で行うコーディングの完成スケジュールが遅れると想定します。

そこで、次工程のコーディングの作業スピードを上げて、全体スケジュールを予定通りに戻そうと考えたとします。しかし、あせってささいなところでミスしてしまい、逆にスケジュールに影響が出てしまう可能性が大きくなるでしょう。

「あせり」は作業ミスを増やしたり、質の悪い制作物を作り上げる、目に見えないウイルスです。このウイルスは、自分にも害を及ぼし、ストレスが溜まってメンタルに悪影響を及ぼします。

このようなことにならないために、納期に間に合わないときは、素直に納期延期を申告した方がいいかもしれませんね。

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