根拠をつくれない時にも自信を持つことはできる
前回「自信を持つためにどうしたらいい?」と問いを立てた時の答えとして、
根拠を作れるのなら作って、確信を得る
という正攻法の話を書きました。
ただ、なにかスポーツの試合しかり、大事なビジネスプレゼンしかり、
厳密に言えば、常に本番の環境や本番の相手(聴衆)を前にして練習するということはできないわけで、
本当の意味で「勝てた(出来た)」という根拠を作ることは不可能です。
そこで今回は、目標達成に対する直接的な根拠を作れない時にどうする?という話をしたいと思います。
自信は思い込みでしかない
「自信がある状態」は根拠がないけど、
「たぶんできる!」
と思い込んでいる状態です。
大事なことなのでもう一度いいます。
自信を持つことはすなわち、
「できる!」という「思い込み」をどう作るか
にかかっています。
具体的なテクニックは2つあります。
1.根拠のわらしべ長者をする
1つ目の方法は根拠のわらしべ長者をするということです。
簡単な例から考えてみましょう。
あなたは60Kg級の柔道選手だとします。
普段60Kg級ランキング3位のAさんと練習をともにしていて、最近ではAさんに勝ち越せるようになっています。
大事な大会では、ランキング7位のBさんと決勝戦で当たった場合、おそらくこう思えるのではないでしょうか?
「普段から上位ランカーのAさんを相手に練習してきて勝っているのだから、普通にやれば下位ランクのBさんには勝てるはず」
もちろん、AさんとBさんは癖も違うし、上の理屈は正確には正しくないかもしれないのですが、こう思い込むことができるという例です。
この例では1段階しか思い込むステップをつないでいないですが、過去の対戦での勝敗、誰と、いつ、どこで、どんな技で闘って、勝った、負けた経験を繋げてきて、今「勝てる」「できる」理由を見つけることは可能です。
私達は赤ちゃんから子ども、大人になる過程で「無意識」において、このような思い込みを持つことで、自分の「できない」を乗り越えて超えてきています。
しかし、成長の過程で誰しも失敗したり、つまづいたり、バカにされる経験をすることで、「できない」と思い込んでしまった方が「楽」なことも多く出てきます。
なので、自信を持ちたい場合には、意識して「できない」モードになっている思い込みを「根拠のわらしべ長者テクニック」を使い、自分が納得できる理屈で「できる」と思い込む状態に持っていくことが有効です。
2.オマジナイ
次のステップとして、「頭で理解したけど実践で動けない」というパターンに陥るケースに遭遇します。
オマジナイというとオカルトチックですが、特に宗教じみた話ではありません。
上の「わらしべ長者」はできる理屈をみつけることで自信を持つ(思い込みを作る)テクニックだったのですが、もっと理屈に依存しないやり方で自信を持つ事ができるとしたら、知りたいですよね。
本番直前ではこちらの方が、理屈を超えて有効な時があります。
自分なりの「対象への注意を意識から消す」方法を持つということです。
具体的には
■ 呼吸に集中をする
■ 自分なりの「オマジナイことば」を唱える
■ ガムを噛む
■ ルーティーン動作をする
などがあると思います。
共通して言えるのは、その「本番の事象(対戦相手、商談相手)」から意識を消すことです。
このオマジナイは一旦意識した合理的なイメージに囚われないようにするために必要だと思っています。
理屈で描いたイメージは「意識」で作っているので、自分の無意識から反作用が出てしまう傾向にあります。
つまり、
イヤそんなのムリだ!
という声が自分の中から聞こえてくるのです。
イメージ図で描くと、
理屈の世界で「勝てる」「達成できる」イメージを作った後に
理屈じゃない世界でその勝てるイメージ、動作、発言ができるような状態に持っていく
という感じです。
どちらかだけでも結果出せる人もいると思うのですが、僕はこの1と2がセットになることで僕のような普通の人は結果を出せる確率が高まると体験から思います。
まとめ
本日は、目標達成に対する直接的な根拠を作れない場合に自信を持てるようになるための方法について考えてみました。何かに挑戦を続けるということは小さな未知の戦いに挑むことの連続だと思います。
この方法以外にも優れた方法はあると思いますが、自分の子どもに問われた時に備えて言語化してみました。
本日もご機嫌な1日になりますように。
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