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#130 新国立オペラ「コジ・ファン・トゥッテ」

2024年6月1日(土)14:00

ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト
コジ・ファン・トゥッテ
Così fan tutte / Wolfgang Amadeus Mozart
全2幕〈イタリア語上演/日本語及び英語字幕付〉
公演期間:
2024年5月30日[木]~6月4日[火]
予定上演時間:
約3時間30分(第1幕90分 休憩30分 第2幕90分)

スタッフ
【指 揮】飯森範親
【演 出】ダミアーノ・ミキエレット
【美術・衣裳】パオロ・ファンティン
【照 明】アレッサンドロ・カルレッティ
【再演演出】三浦安浩
【舞台監督】村田健輔

キャスト
【フィオルディリージ】セレーナ・ガンベローニ
【ドラベッラ】ダニエラ・ピーニ
【デスピーナ】九嶋香奈枝
【フェルランド】ホエル・プリエト
【グリエルモ】大西宇宙
【ドン・アルフォンソ】フィリッポ・モラーチェ
【合 唱】新国立劇場合唱団
【合唱指揮】水戸博之
【管弦楽】東京フィルハーモニー交響楽団

舞台は現代のキャンプ場、ストーリーもわかりやすく、古典とは思えない。

中野 信子、三浦 瑠麗の『不倫と正義』を(たまたま)読んだばかりだったから、味わい深かった。笑
ドラベッラが愛とは安らぎを与えたり奪ったりするものと歌うが、これが印象に残った。

罪は浮気をした女性だけでなく、社会的存在として完璧ではない生身の人間を試した男性側にもある。

だからこそコジ・ファン・トゥッテ。女とは、僕らはそんなものなのだ。そうした人間の在り方を受け入れること。
最後には次のように歌われる。
「泣かされるようなことでも彼には笑いのもとになる。渦巻く世界のなかでも静寂を見いだすのだ」

それにしても、浮気相手との二重唱のなんとロマンチックなことか…これが愛ではないと言えるか?

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