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第19回:たった一人を熱狂させる/お前に任せてもダメだったら仕方ないと思えるのが信頼

こんにちは、株式会社TO YOUの岩下です。

第1回から第4回で「たった一人を熱狂させる」という弊社コンセプトと渋谷・神泉で営業しているセレクトショップR for Dにどう落とし込んでいったのか、という全体像をお話してきました。

第1回:たった一人を熱狂させる
第2回:たった一人を熱狂させる/R for Dの場合
第3回:たった一人を熱狂させる/R for Dの仕組み(前編)
第4回:たった一人を熱狂させる/R for Dの仕組み(後編)

第5回目では私の自己紹介もしましたので、第6回以降はもう少しディテールに注目してミクロに切り分けたテーマを取り扱っていきたいと思います。
テーマ設定は気まぐれです。

せっかくなので続けたいなと思っていますが、どこまで持つのか。
毎日1つ文章を書くことを続けるというのは結構大変なことなのだと毎日感じます。でもやっぱり反応をいただけると頑張れる気がするので、ぜひスキやフォローなどお願いします。

第19回のテーマは「お前に任せてダメだったら仕方ないと思えるのが信頼」です。

仕事をする上での信頼のこと。

一緒に働くというときに、誰かに何かを任せようというときに、私が考えるにはもうこの一言に集約されます。

◼️お前に任せてもダメだったら仕方ないと思えるのが信頼

ちょっと大雑把なので要素に分けてみましょう。

◼️お前に
◼️任せても
◼️ダメだったら
◼️仕方ないと思える

◼️お前に
お前に、とは書いてみたものの、そんなに上から目線で頼みたいわけではありません。むしろお前、なんて今まで3つ年下の弟くらいにしか言ったことない気がする。

たった一人の個人としてのあなたにやってもらいたいのです。その強めの気持ちを表現するにはお前にぐらいがちょうどいいような気がしました。
役割分担やらポジションやらあるのかもしれませんが、それは決定打にはしません。能力も性格も含め、この仕事をやってもらいたいかどうか、を重要にしています。


◼️任せて
任せるというのは一挙手一投足思い通りに動かすということではありません。作戦レベルまでは共有してあとは判断を委ねるということです。

例えば先輩の私から後輩に何か仕事を任せたとして、私のイメージ通りの仕上がりじゃなかったとしたら私の責任です。失敗したら私がアウトプットイメージをしっかり伝えきれなかったか、私がそもそも一定の確率で失敗が見込まれている場面で依頼したか、私が任せる相手を間違えのだと考える。
私にとって任せるというのはそういうことです。


◼️ダメだったら
ここが少し特徴的な部分かもしれません。私の中で任せるという行為は、うまくいきそうだから任せるのではないのです。それだけでないと言った方が正確です。どうもいろんな可能性を考えてしまうからなのか、失敗する可能性のことを含まないわけにはいかないような気がします。


◼️仕方ないと思える
最終的にはこれです。仕方ないと思えるかどうかです。むしろ仕方ないと思いたい。そう思える人が周りにいたら幸せだ。

と書いてみてこれ私の弱さなのかなと思い始めましたが、大抵のことはフォローもできるし、決定的なことが起きたらそれは任せた私のミス、という気持ちです。

はい、これを全部繋げて

◼️お前に任せてもダメだったら仕方ないと思えるのが信頼

この考え方に至ったのは強烈な原体験みたいなものがあって、おそらくこれが理由だと思います。

今からその話を。

我が岩下家はかなり自由奔放な家風で、私は両親からあれしなさい、これしなさいみたいなことを言われたことがほとんどありません。

当然勉強しなさいなんて言われたこともなく、塾に行く意味もわからなかったから行かなかったし、アニメのポケモンが見たくてスイミングスクール辞めたこともあるし、高校も大学も親には相談どころか進学先の結論だけで理由の説明もなく決定事項の報告だけしかしていません。

だから自分で決めるのが当たり前だと思っていたし、親が進路に介入してくる友達の話を聞いても意味がわからななかったし、反対に親や友達にそんな大事なことを相談しようと思ったことすらありませんでした。

という風にして出来上がった私が大学生になり、帰省したある時のこと。

「うちは放任主義なんだね、今まで気づかなかったよ、友達はみんな自分で決めないんだ」という話を母と車の中でしていたら、不意に「目の前で自分の子どもが転びそうなときに、手を出さずに見守るのは難しいことなんだよ」と言われました。

「目の前で自分の子どもが転びそうなときに、手を出さずに見守るのは難しいことなんだよ」

これは結構衝撃的な言葉でした。
ただ放任されていただけだと思っていた私は、本当は仏様の手のひらで転がっていた孫悟空だったのだと思い知らされたのです。

それを思って振り返ってみると、まさに手を出さずに見守られていたから、私は自主的に(と思い込んで)勉強して行こうと思った大学に行ったけれど、あれこれごちゃごちゃ言われたら天邪鬼だから逆のことをしていたような気がして、本当に今の私はこの言葉で出来上がっています。無意識だったとしても、放って置かれているのではなく任されているという感覚があったから、任されたからにはそこそこ結果を出さないとなと思えたのだと思います。

◼️お前に任せてもダメだったら仕方ないと思えるのが信頼

だからきっと私にとっては失敗というものが任せるの中に完全に入っている。私は両親がそうしてくれたことに感謝しているから、きっと同じことをしたくて、こう考えているのでしょう。

そして思う、任せる覚悟がないやつはリーダーになってはならぬ。

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

株式会社TO YOUでは、それぞれの「たった一人を熱狂させる」を実現したいビジネスパートナーを募集しています。
ファッション業界でも、そうでなくても、どちらでも大丈夫です。
私たちはより多くの人が熱狂を形にできる社会がいい社会であると考えています。

あなたの熱狂を私たちに教えてください。そして一緒に実行しましょう。
反対の場合もあるかもしれません。
ビジネスのバックグラウンドがあるあなたであれば、そこでどんな熱狂を起こせるのか、私たちにも一緒に考えさせてください。

ご興味をお持ちいただけたら、Twitterのフォロー、DMやメールでのご連絡もお気軽にお願いします。

Twitter: @Iwashitayusuke

Mail: iwashita@deedfashion.com

第1回:たった一人を熱狂させる
第2回:たった一人を熱狂させる/R for Dの場合
第3回:たった一人を熱狂させる/R for Dの仕組み(前編)
第4回:たった一人を熱狂させる/R for Dの仕組み(後編)






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