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【107】幸せを感じる瞬間が好き、笑顔で溢れるあの空気が好き。今なおウェディングを語るのは何故か

改めまして、【元ウェディングプランナー】の深澤と申します。
ここまでそうやって実名で100を越えるnoteを書いて来ました。ウェディングについてのnoteはその中の3~4割程度だろうか。
肩書の割には少ないよね。
たまに思うの『この肩書を語るのは反感買わないかな?』って。
反感と言うか、『お前が言うな』ってところ。

リアルタイムに現場に携わっていない事実はあるし、経験値はその辺の式場のプランナーさんより劣る。数で言うなら3年程度やってるプランナーさんなら余裕で越えちゃうよ、私の担当した組数なんて。
ただ、組数よりもどんな思いで向き合ってきたかが大事だと思っているし、自分自身の短いプランナー時代の経験は濃密なものだと思っている。
比べるものじゃないね。
自分自身の中にそっと秘めておこうか。

プランナーを経験するまでは、互助会組織の営業マネージャー的なポジションで、併せてウェディングにおいての新規接客もしていたのが、私の仕事。

では、どんな仕事だったのか?簡潔にまとめてみますね。

互助会組織においての自分の役割

(※会社によっても違うことと、あくまでも在籍時のこととしてご理解ください)

冠婚葬祭、万事に備えての掛け金をする会員サービスが互助会と言うもの。
積立てと言う言葉を用いると、
・利息が発生する
・現金で戻ってくる
など、勘違いされがちなので《掛け金》と言う言葉は強調しておく。
一定額払い込むことで、会員価格でサービスの提供を受けられる仕組み。もちろん、掛け金は冠婚葬祭のときに費用として充当される。

時代は変われど、未だに冠婚葬祭への出費はなかなかのもの。特に葬儀は一般的には180万ぐらいの費用が掛かると言われ、
固定費用(祭壇、棺、骨壺等々)
変動費用(香典返し、食事等々)
さらにはお墓購入に、寺院が入ればお布施。
総合的に見たら、それはそれは掛かる。

その為の事前準備の意味合いでやられてる会員が多いだろう。
ま、葬儀についての細かな話は今回はやめときますね。複雑だし、長くなるので。

会員拡大と、会員管理をするのが互助会営業部署で、私はそこに長く在籍してた。
そもそもがずっと、婚礼外商と呼ばれるボジションの人がずっといたんだけど、時代と共にいなくなってた。いらなくなってたのかな。

スタッフからの情報を元に結婚式場の見学へとアプローチする役割だった。
ただ、自分自身がいわゆる適齢期となっていたからわかったんだけど、交際していても両親にそんなことをいちいち話さなかったもんだから、そんな面識もない外商の人が訪問して結婚式の話されても、そりゃなかなか本当のことは話さないよ。

だから、やり方は真似しなかったし工夫した。
距離感が大切だから、スタッフと一緒に訪問したり、予め届ける資料を用意したり。
今までのやり方は変えてった。
自分ならどうする?って考えて。

そうやって、一人で仕事を抱え込まずにすることと、現場である式場と営業スタッフと自分とで状況共有をすることを心掛けて。そんな感じでずっとやってた。
お客様と見学時に同席したりすると、式場スタッフの接客トークは自然と覚えたし、それが先々の式場での新規接客をやることにも繋がった。

いつだって心掛けてたのは、
・お客様が求めるてる以上の気配り
・待たせないスピード感
(じゃ、今日やりますって言ってやってた)
・とにもかくにも親近感と安心感

こんなところなんだよね。
お客様は結婚式に関しては無知で素人、当たり前だけど。
それから、やはり警戒しているわけ。
高額かつ無形商品である結婚式。
ましてや、口コミなどの情報に溢れているこの世界。
式場に見学に来てもらうって、至難の業。
他にも競合なんて言われる比較対照になる式場はあるわけだから。

仕事内容をまとめるなら、営業部署と結婚式場とお客様を繋ぐパイプ役だ。
自分にはこのパイプ役が性に合っていた。
誰かの為に水面下で動いて、誰かが喜んでくれるなんて。

やりがいと葛藤の行ったり来たり

そう言ったポジションで仕事をさせてもらうことで、たくさんのやりがいを感じていたし、知識も経験も得られた。
たくさんのお客様とも会えた。

会社においての自身の立ち位置も明確になったし、認めてもらえるようにもなった。

当時は規模感や予算あたりで競合他社と比較しながら提案したりで、もっとお客様の深層心理と言うか深いところの要望を引き出せてなかった気がする。
今もそれはそこまでのレベルじゃないかもだけど、当時はハードの強みとお客様の条件の擦り合わせで、どう落とし込むかと言うテクニック重視していた感じだったなぁ。

議論としては、どこでも集客と成約についての話ばかりで結婚式そのものの価値を感じてもらうことはあまり話に聞かなかった。

もちろん、自分がウェディングの仕事を選んだのは、結婚式の日に満ち溢れる幸せな空気、笑顔でいっぱいの空間がいいなと思ったから。
たくさんの人にその空気を感じて欲しかったから。
だから、一般的な挙式、披露宴の流れもそうだし、少人数での会食でも行うことに大きな意味があると考えてた。

婚姻組数の割に挙式実施率は少しずつ減少して、少子化の煽りでそりゃ減るのは致し方ないわけだけど世間は【なし婚】(※結婚式をやらない人たちのこと)が騒がれ出した。

知ってる世界は地元のエリアだけ。それだけなのに知ったつもりでいたかな。
一般的な結婚式をやらない人には少人数やプランなどの提案してたけど、答えはそこじゃない気がしててマンネリ化してるんだろうなぁって感じてた。

代わり映えしない結婚式を求めてない感じと言うか。
やらない人はやらない。やる人だけやる。
友達とか人付き合いが多い人はやるけど、あまり出たがりではなく控え目な人はやらないみたいな。

いつからか葛藤してて。
本当にこのままウェディング業界はダメになってっちゃうのだろうか?って。
未来の可能性はないのかなぁって。

自分の抱える不安は、同じようにお客様も持っているだろうし、解決できたらなと考えてるときにたまたまFacebookで見かけたのがセミナーの告知。
㈱BRIGHTさんの開催する【ぶっちゃけどうなの?起業セミナー】ってもの。
当時は起業なんて考えてなかったけど、東京銀座での開催で無料だから行けるかなってぐらいだった。
もちろんBRIGHTの代表の方とも初対面。
何故だろうか、いつの間にかFacebookで友だちになっていたんだよな。

※ブライダル業界の守護神であれ!という素敵な会社。法務関係でお困りなら是非。

そこで知ったことはウェディングにおける現状と、フリーランスの存在、起業することのメリットなど。
とくに自分が仕事をしていた領域を越えたことでフリーランスの人たちともご縁が出来た。
知らないことを知ることが、とてつもなく刺激的で楽しかった。

『あ、まだいろいろやれるじゃん』
『この業界は、まだ地元ならなおさらやれることありそうだなぁ』
って感じた。

急スピードで人脈を作り、広げた

好きなことを突き詰めて、たくさんの知識を得てたくさんの人脈を作りご縁をたくさんもらえた。
今でもそれが力になっていて、そこで得たものが支えになっている。
日本全国に人脈をつくった変わり種の元互助会営業マンってところだろうか。

なんでもかんでも繋がりを広げたらいい訳ではなくて、キーワードは結婚式に対しての姿勢や想いに共感できること。それがないとね。
その頃からのご縁が今なお続いてる人もたくさんいる。すごく大切な人たちだ。

同じぐらいのときに見たテレビ番組の情熱大陸もすごい刺激を与えてもらった。
こんな世界が、こんなウェディングがあるんだって思ったもの。#CrazyWedding だ。
創設者である#山川咲 さんがそのときの出演だった。
会場を持たずに0ベースから作り上げるウェディングに度肝を抜かれた。(※現在は#IWAIOMOTESANDO と言う会場があります)

100回目のnoteには、noteを知るきっかけになった山川さんのことを書いたら、なんとご本人から《スキ》※いいねと同じもの を頂き数少ないフォローまでしてもらえた出来事があってビックリ!届くものなんだと感激したなぁ。

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こんな通知が来てたらビックリしますよ。

それからこんな空間、こんなウェディングがいいなぁって感じたのがマルーン5の代表的な曲でもある【Sugar】のMVだ。
あの世界観そのものが素敵だなと感じた。


こうやって、今まで見ることのなかった外の世界をどんどん知れば知るほどに、可能性はあるんだろうなぁって思ったし、自社のことや周辺マーケット程度でわかったつもりでいたのが恥ずかしくなった。

自分だから業界に出来ることはなんだろうか

プランナー経験をちょっと、全国に業界の人脈があり、生花や司会者をやってしまう人。
なおかつ5人の子供の父親であると言う自分は何が業界の為に出来るだろうと考えることが増えた。

1つは【おめでた婚サポートプランナー認定講座】もそうだった。

たまたま今は現場に携わってないからこそ、余計に考えるけど、こんなウイルスの出来事でもなんとかしようと頑張ってくれている、業界の仲間や先輩方がいる。


先日この状況をどう乗り越えていくかと言うことで㈱REXITさんや、ウェディングプランナーの学びのプラットフォームであるSUEHIROさんたちが素早い行動と分析で指標となるガイドラインを築いてくれた。

※詳しくはSUEHIROさんのHPのブログにあるのでcheck。

結婚式に対しての姿勢が素晴らしい人たちはこうやって、たくさんいるんだよな。
なんとかしたい。その一心でここまでやれるのか?ってぐらいに必死だ。

noteをこうして継続していることも、音声メディアの可能性を探るためにstand.fmをはじめたのもそのためだから。


書くこと、言葉にして伝えることで何かの後押しが出来るんだろうなって、ずっと考えてるから今はそれに集中しながら情報は常に取りに行こうかなと思って。

だから、元ウェディングプランナーだけど未だにその肩書でやっている。

結婚式って絶対にいいものだから。

こうやって考える時間は出来て、進化してくんだよね。やり方も気持ちの部分も。
自分自身のタイミングを図りながら、必ずたくさんの人たちの為に立ち上がるんだ。
しっかりと力になるんだって、ずっと思ってるからウェディングプランナーの経験は生かしながらも、視野を広く可能性を拾い上げて行きたいなぁ。


結婚式は人の心を豊かにしてくれる。
そして、感動・歓喜・熱狂ってものが秘められている。
大切な人にしっかりと感謝の気持ちを伝え、新しいスタートを切る日だ。

そこに情熱を絶やさず燃やし、最高の一日を作りたいと願う人の為に自身の価値を高めて行かないと。まだまだだ。もっともっとだ。

好きなウェディングをもっとたくさんの人に感じて欲しい。感動を味わって欲しいから。今を乗り越えて、また最高の日を迎えよう。



※現在、採用広告を提案する㈱TIPLOG CAREERでは無料掲載キャンペーンを実施中なので、気になる方はご覧ください。

それぞれが、みんな個性と持ち味を寄せ合えば素敵なモノが生み出せると信じて。



本日も最後までご覧頂き、ありがとうございました。

それでは、また明日。


#私の仕事


サポートして頂けるなんて本当に感激です。その気持ち、そのひと手間に心から感謝します( *´艸`) たくさんのnoteから見つけて下さりありがとうございます!!