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3周年を迎えたイベントの2つの「まさか!」の話

2015年、6月。事業所が新設され、3年の月日が流れていた。

3周年を記念してのイベントを行った。大きな目玉は、2つ。

宝島に本場のラーメンが⁈

一つは、本場のラーメン。『ラーメン宝島』さんに、宝島に来ていただき、ラーメンの販売!カップラーメンか、袋麺。インスタントラーメンしかなかった宝島で、本場のラーメンなんて…無謀な企画に、乗ってくれるラーメン屋さんがいるなんて…。涙が出るほど、嬉しかった。少なくとも僕が移住してからは、宝島に行列ができることはなかった。そんな光景を目の当たりにし、感動すらした。

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とは言え、100人の島民相手の商売では、収益に貢献はできなかっただろうけど、『ラーメン宝島』さんのファンは増えただろう。たまに、「あの時のラーメン、美味しかったよね。」って、話が出る。宝島の舌に、味を刻んでくれた。

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あの森田洋之先生の話が宝島で⁈

そして、もう一つの目玉は森田洋之さんの講演。何日も前から広報活動をしてきたイベントだったが、夜の講演会への参加者は少なかった。僕たちがアナウンスした内容が伝わらなかったのか、参加して頂いた人数は少なかった。貴重な機会なのに…申し訳ない気持ちもあった。

講演の中で話された「当事者意識」。それは、日頃から僕の頭にあった言葉で、改めて、自分と宝島に照らしていた。正直、僕は宝島でこの仕事に携わり続けることに迷いも出てきていた頃だった。

目指していた理念に及ばない自分をあきらめかけてた。講演の中で、心に残ったメッセージ「人事を尽くして天命を待つ」その後の僕のこの志事への向き合う中で、背中を押してくれている言葉でもあった。

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その日、息子に…

実はこの日、息子が熱発していて、熱性けいれんを起こした。初めてのことにすごく不安もあった。どこかで医療職に対して、ハスに構えている部分があった僕だけど、今でも森田先生には相談したいと思う。

実際に、ご利用者の病状を相談させていただいたこともあった。インターネットで情報にはいくらでもアクセスできる今、信頼できる「人柄」のドクターと出会えたことは、ありがたい事だと思う。

宝島で頻発する『詐欺』

宝島は、帰ってくるところだ。高校に進学していった孫たちも、小宝島に帰省していた美江子さんも。

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この島で流れる時間は、特別だと思う。

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もちろん、僕たち家族にとっても。

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そして、外から来るには、とても不便な場所だ。「遊びに行くよ。」「今度来ていい?」宝島での仕事を通して出会った多くの人が、そんなことを言っていた。でも、本当に来れる人は少ない。

僕は『おれおれ詐欺』ならぬ『来る来る詐欺』と呼んで、ネタにしている。だからこそ、本当に来てくれた人への想いが強くなる。離島宝島への距離と時間にはそんな効果がある。

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