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「縁」は糸の形をしてた?というセリフとデザインの瞬発力


「愛」はハート?
「夜」は星空?
「縁」は糸の形?

画像1

上記画像は「ブルーピリオド」という漫画の一コマ。
作: 山口つばさ 先生


今回は、

「縁」は糸の形をしてた?という言葉から得る
デザインの瞬発力


について書こうと思います!


##1.デザインは構成要素のカタマリ

・色、形、構図、モチーフ
・伝えたい事、受け取って欲しい事、見て欲しいもの
etc

デザインは「構成要素」と呼ばれる要素が組み合わさり
優先度を付けて作成していきます。

以前、UIデザインの記事で
同じ構成要素でも結果が違う事は書きましたが

(↓こちらサンプル)

画像2

構成要素の重なりと、その応用でデザインは導き出されている
と考えられます。

その中で、デザインの瞬発力は

構成要素そのものを考える基礎力

のことを言います。


##2.構成要素を発想する力


アメリカ人のデザイナーから
海外の概念について教えてもらった時に知りました。

誰しもデザインを考える時に最初の一歩があります。
・その最初の一歩目でいくつの案を発想できるか
デザインの瞬発力になります。
・高い速度=多い数=クオリティ
という考え方です。

この考え方は非常に大事で、
最初に数が思いつけば
あとはそれらの掛け算で案を作っていけます。

ただ、この時の「数」というのは闇雲に作れば良いわけではありません。

ここで表題に戻りましょう!


##3.「縁」は糸の形をしてた?

ブルーピリオドの中で主人公は
「大事なもの」という課題を「縁」というテーマの絵にし
「糸」というモチーフで描きました。

コレに対して
縁は糸の形してた?
という質問をぶつけられ、困惑します。

愛はハート。海は青。縁は糸。
これは、誰しもが浮かび共感できる案としては良いですが
デザインを作る際の瞬発・応用は低いと言えます。
何故なら、直感的だからです。


例えば縁というテーマに対して

「深みにハマる、赤い糸、鎖、友情、過去から今、偶然と運命、面接、恋、重なる目線、声がハモる、地球、ペット、親子、二重螺旋構造etc」

など、応用を効かせて縁と結びつけられる候補は
たくさん浮かびます。

そして、

これらを即思いつき導き出す力が
デザインの瞬発力であり発想力です。


このデザインの瞬発力
「頭が良い」に置き換えた有名な画像があります。



##4.まとめ。頭が良い≠瞬発力がある


画像3

頭が良い=頭の回転が早い、と仮定した上記画像

思考の違いが非常にわかりやすいです。

ですが
瞬発力は先天的なものではないので
鍛える事で上達できます。

上記画像に関しては、

頭が良いというより、瞬発的発想力がある
と言った方が正しいでしょう。


じゃあ、どうやって鍛えるのって話ですが

文章が長くなってしまったので、今度書こうと思います!
ちなみに僕は樹形図を応用して鍛えています。


では、また!


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僕のHP・作品集はこちら!
www.yusuke-works.net

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