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モノを売るなら『余白』を作るのが先

僕は12年前に大阪から日本一人口の少ない鳥取県に移住しました。人が少ないっていうのはメリットもデメリットもありますが、すごく思ったことは「楽しそうな人が多い」でした。
ある時なんでかな〜って考えた時に思いついたのは「田舎には『余白』が多く存在している」というのが結論でした。
田舎には遊ぶ場所はあまりありませんが、何かをしたい人にとっては単純に(タダかごく安く)使える場所が沢山ありますし面白がって協力してくれる人も集まってくる。
都会で何かをしようとするとお金が通行手形ですから初めからハードルが高いんですよね。

『余白』があるからモノが売れる

100円均一や300円均一などをはじめ値段問わず欲しいものは手に入りやすい時代。
中々ものを売るのは大変です。
なんたって人の生活時間も家の中もパンパンで詰まっちゃって余白が無いからです。
なので何かモノやサービスを売ることを考えたら『余白』を作ってもらうように促さないといけません。
例えば捨てなくてもいいので段ボールに必須なモノ以外を避けてもらうとか、『余白がある人は金持ちになる』みたいなブームを作るとか色々あると思います。
まずは何かを売るならパンパンのものを除けてもらうのが大事だと思います

たまに「俺たちの時代はすごい売上だったんだ」みたいな武勇伝言ってるオジサンがいたりしますが、それは今回の理論で言えば当たり前です。
日本中世界中『余白だらけ』だったんですからドンドン売れただけです。
逆に日本は経済低迷しているとはいえ余白はないのでモノが売りにくいのは当然です。ちゃんと余白を探し出してサービスやモノを作らないといけないんですから大変です。

進化したくなったら『余白』を作る

お仕事や学校教育などもそうですが今あるものを辞めず人も増やさずに新しいことを詰め込もうとする人たちは多くいます。
でも人間のキャパシティは有限です。
先ほどの話と一緒で『余白』がないと物事はいい方向に進展しません。頭が回らないからです。
いい企業成長している企業ほど『余白』を大事にしています(わざと業務時間の15%を本来業務に関係のないことに使わせている企業もあります)
何かを進化していきたいと思ったらなんとなく惰性で続けている、時代に合わなくなった業務や事柄を一度段ボールに詰め詰めして『余白』を作ってチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
捨てるわけではないのでやっぱり必要だったら引っ張り出せばいいだけです。

日常生活の中でも変えたくなったらまずは『余白』を作ることをやってみてください。
壁にかけている絵を外してみたりあまり使わないお皿をどけてみたり、はたまたルーティンでやっている事や「こうしなきゃいけない」という思い込みをどけてみる。
『余白』は物理的なものだけでなく、時間の使い方や頭の中の思考を変えていくのも有効です。
「これっていつもやってるけど合ってるんだっけ?」
少し軽めの思考で始めてみるのがポイントです。

最近僕自身もこの『余白』が一つのキーワードでして言語化してみたいなと思って書きました。
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それではまた。

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