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二日酔いからのスタート~ヨーロッパ横断旅行1日目~

登場都市
《アイルランド》
 コーク(Cork)
《ポーランド》
 ヴロツワフ(Wrocław)
 クラクフ(Kraków)
 カトヴィツェ(Katowice)

2017年8月26日

2017年8月26日】1日目

旅のスタートです。アイルランドのコークを出発し、ポーランドへ向かいます。目標はクラクフの街を堪能すること。そして、時間通りにカトヴィツェのホステルへ着くことです。まずはクラクフに無事にたどり着くことが大事!初日ならではのワクワク感を滲ませ、1日目の始まりです。読んでない方はこちらのnoteもどうぞ。

【移動】二日酔い?!コークからヴロツワフへ

飛行機で移動
06:35発 
コーク空港(Cork Airport)
10:20着 ヴロツワフ空港(Copernicus Airport Wrocław)
航空会社:ライアンエアー(Ryanair)
料金:104.98ユーロ

旅のスタートは悲惨なものでした。というのも、前の日に通っていた学校の学期が終わり、友達と朝までお別れパーティーをしていました。そこで結構飲み過ぎてしまったということですね。反省です。。。

とりあえず、家に帰って、一回リバースしました。吐いておくと後々楽になるもんですね笑 事前にパッキングをしておいたので、準備はOK。タクシーを呼んで、コーク空港に向かいます。コークの中心地から遠くないのでタクシー料金も高くはありません。

コーク空港は小さい空港です。迷うことはないでしょう。それよりややこしいのは今回利用したライアンエアーです。ライアンエアーは格安で飛行機を利用することができるヨーロッパでは有名な航空会社です。今回は104ユーロでしたが、ダブリン→ロンドン(Oneway)を19ユーロで行くことができました。

ライアンエアーは格安航空券を売りにしています。その代わりに機内でのサービスは皆無です。オプションという形で追加料金を払うことで、様々なサービスが利用できます。数時間移動するだけなら、保険と荷物を追加で付けておけばいいでしょう。荷物については他の航空会社と同様にルールがあるので気を付けましょう。(規定がコロコロ変わるのでWebサイトで確認してください。)

特に注意したいのが事前にオンラインでチェックインして、航空券を印刷しておかなければならない点です。チェックインを忘れてしまうと追加料金を課せられてしまうので気を付けましょう。

Online check-in opens 60 days before the scheduled departure time if you have purchased an allocated seat. You will be allocated a seat free of charge, when you check in online between two days and two hours before the scheduled departure time. You cannot check in online during the two hours before your flight’s scheduled departure time.
引用:Article 6 Check-in, boarding and seating

・有料の座席指定をするなら、オンラインチェックインは出発日の60日前から可能
・機械による無料の自動割り当てなら、出発の2日~2時間前までにチェックイン

もちろん、私も事前にチェックインを済ませておりましたので、荷物を預けて、セキュリティも楽々と通過、水を購入し、ベンチで搭乗時刻を待ちます。

6:15くらいでしょうか、20分前くらいに搭乗開始(だったと思います)。気持ち悪かったので、よく覚えていません。ごめんなさい。搭乗して、即寝ました。そこの記憶はあります笑 気づいたら、ヴロツワフ空港に着いていました。ついに、ポーランド入国です。

大体予定通りにヴロツワフ空港に到着しました。飛行機の中では二日酔いをなんとか和らげるために爆睡しておりました。そのため、空港に着いた時には寝ぼけており、空港の写真を撮るのをすっかり忘れてしまいました。そこは少し残念。。。

ちなみにポーランドはシェンゲン協定の加盟国なので、ヨーロッパに入国していれば、余計な国境検査などはありません。なのでパスポートや在住カードは不要です。ただし、基本的にはパスポートや在住カードは携帯すべきです。

【移動】バスの乗り方が難しい

バスで移動
10:40頃発 ヴロツワフ空港(Copernicus Airport Wrocław)
11:30頃着 ヴロツワフ中央駅(Wrocław Główny)

上述したように大体予定通りの10:30頃にヴロツワフ空港に到着。ここからはバスでブロツワフ中央駅に向かいます。しかしながら、バスのチケットをどのように買えばいいかわからない。。。右往左往しててもしょうがないので近くの現地人に尋ねることに。親切に教えてくれました(英語話せる方でよかったです)。

チケット購入に成功し、バスに乗車。意外と遠く、50分程かかりました。10kmってこんなにかかりましたかね?笑 町の景色を見ながら、そうこうしているうちに到着しました。ヴロツワフ中央駅です!外観はとても美しいですよね。正直、着いたときはこれが駅?!という感じでした。

駅の中はこんな感じです。天井は木造で高くにあり、アーチのような曲線が美しく、圧倒されます。見とれているうちに前日の飲み過ぎによる二日酔いこの時点でだいぶ治っていきました。(たしか、この駅のATMでポーランドの通貨ズウォティを両替しました。ポーランドはユーロではないので注意が必要です。)

【チケット】ヴロツワフ駅で切符を購入

さて、いよいよInterrailパスを使って特急券を購入します。その前に軽くパンを食べて腹ごしらえ。といきたいところでしたが、出発前に家でマカロニサラダを作って持参していたことを忘れていました。

ということで特急券を買います。見つけました。日本で言うところのみどりの窓口。写真撮り忘れました。。。

窓口で対応してくれたのは60代くらいの女性。もちろん、英語が話せます。とりあえず、今日乗る電車の切符が欲しいと伝えると、ポーランドで乗る特急のチケットはここで全部購入できるとのこと。ラッキー!!

というか、当たり前ですが、特急は座席指定なんですね。これを忘れていました。旅では座席指定のない特急列車もありましたが、早めに予約するのに越したことはありません。

乗りたい電車まで時間があったので下の左写真の旅程表を見せながら、ポーランドで乗る予定の特急の切符を購入し、座席を予約することに。旅の相談にも乗ってくれたり、本当に親切な方でした。Dziękuję‼(ジェンクイエン)
※購入した切符は下の右写真の5枚

【移動】ゆらゆらと3時間かけてクラクフへ

電車で移動
12:58発(→13:40頃)
 ヴロツワフ中央駅(Wrocław Główny)
16:21着(→17:10頃) クラクフ中央駅(Kraków Główny)

切符を購入したのでクラクフ行きの電車を待ちます。下写真のベンチに座りながら、ちゃんと乗れるかと少しの心配を抱いておりました。なかなか予定の時刻になっても電車が来ないので、待っているホームを間違えていないかを近くの観光客に聞いたりしました。ホームは合っており、電車が遅れていたみたいです。

Google Mapのタイムライン機能を利用して記憶を遡ると50分ほど遅れいていたようです。なんやかんやで電車が到着しました。切符に書いてある車両と座席位置を間違えないように5回も確認しました。何しろヨーロッパで特急列車に乗るのは初めてだったので緊張しておりました。。。

上写真が購入した切符を拡大したものです。何が書いてるかを解説します。基本的には緑のマーカー(窓口のおばさんが丁寧に引いてくれました)が引いてあるところだけわかれば安心して電車に乗れるでしょう。

①出発日
②出発時間
③出発駅
④到着駅
⑤到着日
⑥到着時間
⑦出発するときのホーム
⑧電車の番号
⑨車両番号…WAGON(ワゴン)とは車両いう意味
⑩座席位置…OKNO(オクノ)とは窓側という意味
 ちなみに通路側はKorytarz(コレタシュ)です。

さてさて、目の前にInterrailパスを置き、やや大幅に遅れた出発です。Interrailパスを出しておいたのには理由があります。Interrailパスを使うときは移動するすべての区間について行日、列車の出発時刻、出発地、到着地や交通機関の種類(フェリーやバスの一部が利用可能)などの旅の詳細を(Interrailパスに付属している)トラベルカレンダーに記入し、乗務員に提示しなければなりません。インターレールの使い方について以下の引用をさせていただきました。

インターレイルパスの使い方は?

インターレイル グローバルフレキシパスまたはインターレイル 1 カ国パスでご旅行されている場合には、乗車当日の最初の路線に乗車する前に、ご自分のパスのトラベルカレンダーに各旅行日(月および日)を(青または黒のインクのペンで)記入する必要があります。インターレイル グローバル連続使用パス(15 日、22 日、または 1 ヶ月有効)でご旅行されている場合には、有効期間中毎日ご利用いただけるため、旅行日を記入していただく必要はありません。

パスにあるトラベルカレンダーに旅行日を記入する他に、全てのインターレイル グローバルパスに添付されているトラベルレポートにも記入しなければなりません。トラベルレポートには、日付・出発時間・出発駅・到着駅を記入しなければなりません。都市 A から都市 C まで 2 つの路線を使い、都市 B で乗り換えた場合には、都市 A から都市 B、都市 B から都市 C という 2 組の情報を入力しなければなりません。

乗車当日の最初の路線に乗車する前に、各旅行日を記入しなければなりません。トラベルレポートにも各路線に乗車する前に記入しなければなりません。検札の際には、通常、インターレイルパスだけを見せれば十分です。ただし、インターレイルパスの購入に使用したパスポートまたは本人確認書類の提示を乗務員から求められる場合があります(パスポートや本人確認書類の番号はインターレイルパスに印刷されます)。お住いの国が国籍のある国と異なる場合には、検札の際に居住地を証明できる書類もお手元にご用意くださいい。
引用:インターレイルで旅する方法

バックパックはギリギリ邪魔にならないように通路の方に置いておきました。もう1つのサブバックは常に自分の近くに。セキュリティ面には気を付けたいところですね。

クラクフへ向かう道中の風景です。かなり田舎でこのような景色が続いていたように思います。特急あずさで地元信州に帰るときを思わせるような景色でした。

家で作ってきたマカロニサラダをモグモグ食べたり、景色を見たり、寝たりしていれば3時間半の旅路もあっという間です。気づいたらクラクフ中央駅(Kraków Główny)に到着していました。晴天です。

【観光】クラクフの街を散策

約1時間遅れでクラクフに到着しました。遅れることはあるかと思っていたので余裕のある予定を組んでおきました。正解でしたね。海外旅行では日本のように時間通りに電車が来るなどと想定するのは少し危険です。

上写真はクラクフの中心地の地図と移動経路です。赤い丸はマテイキ広場辺り青い丸は中央市場広場黄色い丸はプランティ公園辺りです。以下では一部の写真と太字の観光名所にGoogle Mapのリンクを埋め込んでおきました。クリックするとMapに飛ぶことができます。

17:34頃 ここ(上写真)は駅から近くのヤナ・マテイキ広場(Plac Jana Matejki)の近くです。このような綺麗な街並みが永遠と続きます。さすが世界遺産の街です。日本で言うと京都的な場所ですかね。要らない例えかもしれませんが。。。

ちなみに見出しの写真もマテイキ広場で撮影したものです。マテイキ広場では少しの間ベンチで休憩させていただきました。

このモニュメント(上写真)はマテイキ広場に立つグランウォルド記念碑(Grunwald Monument)です。広場に突如として現れる記念碑は圧倒的です。マテイキ広場は短いクラクフの滞在でしたが、結構お気に入りの場所になりました。

続いて見たのは、クラクフのバルバカン(Kraków Barbican)です。(上写真) バルバカンとは…

バルバカンは、16世紀中頃、旧市街を囲む市壁を強化するために建設されました。旧市街を囲む市壁に付随しているバルバカンは、バロック様式の砦で、馬蹄形をしています。
引用:世界遺産オンラインガイド

というものです。この馬蹄形の砦はかなり珍しいもので、ヨーロッパに現存するバルバカンは3か所のみなのです。(クラクフのほかにワルシャワとフランスのカルカッソンヌ)

そしてついに到着しました。中央市場広場(Rynek Główny)です。ヨーロッパには広場という広場が至る所にあります。広場は観光地でもありますが、人びとの憩いの場でもあるのだなと感じました。子ども達が遊んでいた光景が印象的でした。中心にあるモニュメントはアダム・ミツェケヴィッチ?の記念碑(pomnik Adama Mickiewicza)だそうです。歴史的なことや読み方が合っているかわかりません。。。

異なる角度から広場を眺めましょう。右に見える大きな建物は聖マリア教会(Bazylika Mariacka)です。高さのある教会で迫力がありました。少し離れてもこの存在感です。

上写真では聖アンドリュース教会(St. Andrew's Church, Kraków)がかすかに望めますね。中央市場広場にあるChurch of St. Wojciech近くからの景色です。遠くに見える聖アンドリュース教会の存在感に思わずシャッターを切ってしまいました。

街には路面電車が走っています。轢かれないように気を付けましょう。不思議と旧市街の美しい街並みを壊さない路面電車。新と旧の融合をここに見ました。

中央市場広場から少し歩いてところにあるのが、Holy Trinity Church(Bazylika Świętej Trójcy)です。日本語で聖三位一体教会?でしょうか。日本に神社やお寺がいたるところにあるようにヨーロッパではいたるところに教会がありますね。

プランティ公園(Planty krakowskie)にやってまいりました。緑豊かな公園。しばらくこの公園で休憩。…していると写真に写っているおじさんに声を掛けられます。しかも、ポーランド語で。よくわかりませんでしたが、どうやらタバコが欲しいようです。

自分は基本的にタバコを吸わないのですが、お酒の場などコミュニティツールの1つとしてタバコを持っていました。驚異的な嗅覚でわたすのタバコを検知したおじさん。少しの面倒くささを抱きつつも、現地の人と交流することもそんなにないのでとりあえず、タバコを渡しました。

彼はいろいろ話していましたが、なんせポーランド語です。何一つ理解できず。。。しかし、印象には残りました。

20:30頃 夕食を済ませ、マテイキ広場に戻ってきたときにはすでに夜です。暗いなか聳え立つグランウォルド記念碑(Grunwald Monument)も素敵ですね。必ず帰ってくることを誓い、クラクフにしばしの別れを告げます。

【便利】夕食はまさかのマクドナルド!?

19:30頃 この日の食事はマクドナルドです。おいおい、マックかよ!?って?クラクフの街を歩いて疲れ果てたのでいいお店を探す気になりませんでした。とりあえず、目の前にあったマックへ。

マックのポテトは世界中どこでも同じ味なのでしょうか?美味しいですね。充電もでき、フリーWi-Fiも使えるのが便利過ぎました。困ったらマクドナルドへという合言葉はここで生まれました。

ちなみに食べたいポーランド料理は事前に調べていたので比較的時間に余裕のあるワルシャワで食すことに。

【移動】クラクフからカトヴィツェへ

電車で移動
21:02発
 クラクフ中央駅(Kraków Główny)
23:13着 カトヴィツェ駅(Katowice)

1日目に泊まるホステルのあるカトヴィツェ(Katowice)へ向かいます。事前に切符を購入していたので焦ることなく電車に乗ることができました。時間を定刻通りです。

車内はこんな感じです。向かい合わせの3列私は窓側ですが、誰もいなかったので6席を使い放題してました。荷物置きは上にあります。確か、充電はできませんでした。モバイルバッテリーがないと厳しかったような気がします。

そうこうしているうちにカトヴィツェ駅に到着です。カエルの噴水がお出迎えしてくれました。(下写真)

【宿泊】カトヴィツェのホステルにて宿泊

1日目の宿
ホステル名:Hostel Sentral
場所:カトヴィツェ
料金:45ズウォティ
(※料金は6.75ズウォティはデポジットという形でカードで前払い。残りの38.25ズウォティは現地で支払います。)
予約方法:Hostel World

23:30頃 カトヴィツェ駅から徒歩5分。ホステルの入り口(下の写真)に着きました。事前に教えておいた電話番号にショートメールで玄関の暗証番号が送られていました。その暗証番号を入力して、中に入ります。忘れてしまいましたが、ホステルのあるフロアは3フロア程あり、5,6,7階あたりだったと思います。エレベーターがないのが辛かった。。。

階段を上がるといよいよチェックインです。と言いたいところですが、チェックインの時間が23:00までということで過ぎてしまっています。事前に遅れることを伝えておいたので、ルームキーを秘密のボックスに入れておいてくていました。残りの宿泊料金は翌朝に支払います。

さてさて、ルームキーをゲットして部屋に入ります。ホステルには慣れていたので、特に驚くことはありませんでした。至って普通のホステルで、ダメな点は階段しかないところくらいですね。部屋は下の写真のような感じです。4人1部屋でこの部屋は自分含めて4人いました。

鍵付きのボックスがあるので貴重品はその中に入れておきます。デカいバックパックは入らないので貴重品は出しておきましょう。

シャワールーム、キッチンは部屋の外にありました。シャワールームは普通のシャワールームで特に不便はありません。体を洗うスポンジをこのホステルに忘れたことに気づくのはベルリンまで待たなければなりません。。。

キッチンでは持参した弁当の容器を洗います。すると、自分と同じように旅をしているベルギー人の青年二人に声を掛けられました。これからパーティーをするので来ないかということでした。行きたかったのですが、次の日は早く出発しなければならなかったので残念ながらお断りしました。

1:30頃 ということで、とっととシャワーを浴び、就寝です。疲れをできるだけとることは長期の旅行において非常に大事です。ここで旅の1日目が終了しました。

ホステルの評価(Hostel Worldの評価項目を基に10点満点で個人的に評価)
料金(Value For Money):8点
安全性(Security):7点
場所(Location):8点
スタッフ(Staff):8点
雰囲気(Atmosphere):7点
清潔感(Cleanliness):7点
設備(Facilities):6点
総合評価:7点

【感想】1日目のまとめ

二日酔いという最悪のスタートでしたが、目標は達成できたと思います。最初の電車が大幅に遅れるなどハプニングはありましたが、なんとかなりました。反省点は体調管理。前日に飲み過ぎたのはアウトでしたね。それ以外は完ぺきだったと思います。

クラクフはもう一度行きたいです。必ず戻ってきます。マテイキ広場のベンチで紅茶でも飲みたいです。今度は2日くらい滞在して、ゆっくり観光したいと思います。

かなり長くなってしまいましたが最後まで読んでくれた方ありがとうございました。何か質問などがあれば何でも聞いてください。SNSの方もよろしくお願いします。

Instagram : yusuke.taniguchi.japan

※見出し画像:クラクフのマテイキ広場にて

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