石川雅規投手の「入団1年目以来22年連続勝利」の達成を讃える

去る5月10日(水)、阪神タイガースと東京ヤクルトスワローズの8回戦でスワローズの石川雅規投手が勝利しました。これにより、石川投手は入団1年目から22年連続で勝利し、米田哲也投手が1956年から1977年にかけて達成した入団1年目からの連続勝利の日本記録に並びました。

長らくスワローズの投手陣の中心として活躍し、現役選手として最多の通算184勝を記録しているのが石川投手です。

そのため、今回の入団1年目から22年連続での勝利を記録したことは、その実力からすれば決して不思議ではないかも知れません。

一方で、今回の記録は入団1年目から勝利を挙げ続けなければ達成できないものです。

従って、日本プロ野球の最多記録に並んだことは、それだけ石川投手が故障などによって1年間出場できないといった事態に見舞われることなく、毎年安定して登板し続けていることを示します。

現在、スポーツ医学や調整方法、あるいは鍛錬のあり方が発達したとはいえ、石川投手は球界最年長の43歳であるということを考えれば、今回の記録の持つ価値の高さが改めて実感されます。

それだけに、石川雅規投手には、来年も勝利を挙げて、これまで工藤公康投手、山本昌弘投手(後に山本昌投手)、そして三浦大輔投手が記録している球界記録の23年連続勝利に並ぶとともに、2025年には歴代最長となる24年連続の新記録の樹立が期待されます。

<Executive Summary>
Mr. Masanori Ishikawa's Win for 22 Consecutive Years Has an Important Meaning (Yusuke Suzumura)

Mr. Masanori Ishikawa of the Tokyo Yakult Swallows won the game against the Hanshih Tigers and tied the Japan's record for the consecutive wins form the rookie year (22 years). It has an important meaning for Mr. Ishikawa, since he demonstrates his competence to play each season without serious injury or other accident.

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