78回目の「終戦の日」からわれわれは何を学び得るか

本日、大日本帝国政府がいわゆるポツダム宣言を受諾したことを、前日に収録した天皇による放送の形で国民に伝えてから78年目を迎えました。

太平洋戦争の開戦以来の当局者、特に軍首脳の態度を考えると、むしろ「何とかなる」と事態を楽観視していたことが分かります。

その結果が敗戦であり、大日本帝国の消滅と進駐軍による占領という未曽有の事態へと至ったものです。

従って、人々の気持ちとは別に「何とかなる」という態度は決して状況の解決にはならず、むしろ悪化の一因とさえなりえるのです。

われわれが太平洋戦争から何らかの教訓を得るとすれば、こうしたごく日常的な様子の持つ意味を考え、自らの行動を改めるためのよすであるということになるでしょう。

<Executive Summary>
What Is the Meaning of the 78th Anniversary for the Memorial Day for the End of the Pacific War? (Yusuke Suzumura)

The 15th August, 2023 is the Memorial Day for the End of the Paficic War. On this occasion, we examine the meaning of this day.

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