「東京ディズニーリゾート開業40周年」で思い出すいくつかのこと

去る4月15日(土)、東京ディズニーリゾートにおいて開園40周年の記念式典が行われました[1]。

1983年4月15日に開業した東京ディズニーランドと2001年9月4日から営業を開始した東京ディズニーシーは、今や世界に冠たる総合娯楽施設として、世界中から多くの人たちが訪問しています。

東京ディズニーランドは私が小学校1年生の時に開業し、テレビの宣伝で「東京ディズニーランド」と連呼する歌を背景として、家族連れの利用者が楽しそうにランドの門をくぐる映像を目にして大変印象深く思ったものでした。

ただ、開業当初は小学校低学年であったこともあり、「東京ディズニーランドに行った」という級友は学年の中にも見当たりませんでした。

私などは、折から1985年に開催されるつくば万博に向けた話題が盛んに取り上げられるのを耳にする機会が多かったためか、東京ディズニーランドも万博と同じく一定の期間が過ぎたら終わるものだと思っていたほどでした。

そのような中で私が初めて東京ディズニーランドを訪れたのは1986年のことです。クラスの友人がご家族や、ご家族の仕事場の同僚と行くので、一緒にどうかと誘われたことを受け、一考に加わったのでした。

このときは来場者数が、これまで訪れたどの遊園地にも勝る多さであったこと、さらに小学生にとって浦安は都内からは気が遠くなるほどの道のりと思われたものの、友人のご家族の同僚の方が運転する自動車に同乗したため、思いのほか近く感じられたこと、さらに帰宅の時間が夕食時であったため、目黒通り沿いのファミリーレストランで夕食をごちそうになったことが印象的でした。

その後は家族で訪問したり、中学校の卒業遠足で利用したりと、東京ディズニーランドを訪れる機会が増える中で、とりわけ思い出深いのは「キャプテンEO」で、臨場感あふれる映像と音声は今も鮮烈な記憶として残っています。

その一方で、次に訪問するのは2016年であったため、この間の24年の変化も、目を見張るものがありました。

このように私と東京ディズニーリゾート、特に東京ディズニーランドとの関わりはごく平凡なものながら、ふと思い出すと何やら活気に満ちた様子が想起されるものでもあります。

そして、今度は家族4人で行きたいと思いながら、開業40周年記念式典の話題に接した次第です。

[1]ディズニー40年「心は晴れ」. 日本経済新聞, 2023年4月15日夕刊1面.

<Executive Summary>
Miscellaneous Memories of the Tokyo Disney Resort (Yusuke Suzumura)

The 15th April, 2023 was the 40th anniversary of the Tokyo Disney Resort (TDR). On this occasion, I remember miscellaneous memories of the TDR.

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