「法政大学への入学から25年目」に際して思い出したいくつかのこと

今日、1996年4月3日(水)に私が法政大学に入学してから25年目を迎えました。

いわゆる「本命校」ではなく、進学先としては意に染まないように思われたものでした。

しかし、学生として12年間(学部:4年、修士課程:2年、研究生:1年、修士課程:2年、博士課程:3年)を、その後も2019年3月まで研究員として在籍し、現在も客員研究員として関わっているのですから、受験生として外部から眺める様子と学生として内側から見る光景とは必ずしも一致しないものだと実感するところです。

ところで、この時の入学式に来賓として招かれたのは、法政大学経済学部の卒業生である俳優の根上淳さんでした。

このとき、根上さんは祝辞として、太平洋戦争時は学徒出陣により飛行隊に配属されたこと、自分自身は胸を悪くしたため入院を余儀なくされたものの戦友の多くが特攻隊員として戦死したこと、自分は学力不十分な学生だったかもしれないが学徒出陣によって学ぶことのありがたさが身に染みて分かったこと、新入生には大学でよく学び、友人との友情を大切にしてもらいたいことなど、を話されました。

私にとって、根上さんといえば『帰ってきたウルトラマン』の伊吹竜隊長の役で親しんだだけに、来賓としての登壇は大変に印象的でしたし、祝辞の内容もご自身の学生時代の体験を踏まえた、実のあるものでした。

いずれにせよ、この25年という歳月の長さ或いは短さが感じられるところではあります。

<Executive Summary>
Miscellaneous Memories of Hosei University Entrance Ceremony of 1996 (Yusuke Suzumura)

The 3rd April, 2021 is the 25th anniversary for the Entrance Ceremony of Hosei University of 1996 when I became a student of the university. In this occasion I remember miscellaneous memories of the ceremony.


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