『HUNTER×HUNTER』の連載再開について思ったいくつかのこと

昨日、『週刊少年ジャンプ』の2022年第47号に冨樫義博さんの連載漫画『HUNTER×HUNTER』の第391話が掲載されました。

これで、『週刊少年ジャンプ』の2018年第52号から続いた休載が約3年11か月ぶりに解消されました。

過去に定期的に休載し、今回はこれまでで最長となる休載期間を記録した『HUNTER×HUNTER』の連載が再開したことは、大きな話題となりました。

今回の休載が始まった2018年11月26日といえば、私が前任校である法政大学に所属していたときです。このように考えるだけでも、3年11か月という歳月の長さが実感されます。

それとともに、今や連載開始時期に関する限り『週刊少年ジャンプ』では『ONE PIECE』に次ぐ歴史を誇るのが『HUNTER×HUNTER』です。

2010年代に入って作品の連載期間を短縮させ、読者が作品に親しむ障壁を取り除こうという本誌のあり方を考えれば、1990年代から続く本作は、存在自体が現在の『週刊少年ジャンプ』において個性的であるということが出来るでしょう。

また、今年7月26日時点で冨樫さんが「取り敢えず人物ペン入れ10話分完了。」[1]と発言していることから、第391話から作品の節目となる第400話までは連載が続き、その後何らかの展開があることを推察させます。

それだけに、今後、『HUNTER×HUNTER』の連載がどのような推移を示すか、興味深く思われるところです。

[1]"取り敢えず人物ペン入れ10話分完了。修正あるかもだけど！引き続き次の10話分の原稿進めます。
併せてペン入れ完了10話の進捗状況もお知らせしていきます。#ネームだけはまだまだあるので". 冨樫義博, 2022年7月26日午後1時17分, https://twitter.com/Un4v5s8bgsVk9Xp/status/1551783710751485952 (2022年10月25日閲覧).

<Executive Summary>
Miscellaneous Impressions of the Restart of "HUNTERxHUNTER" (Yusuke Suzumura)

"HUNTERxHUNTER" drawn by Yoshihiro Togasi restarted at the Weekly Jump on 24th October 2022. On this occasion I express miscellaneous impressions concerning this news.