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「AIに仕事を奪われる」という思考の危うさ #4

誰も見ていないと思うので、音声配信の原稿を書いていきたいと思います!
原稿がなくても配信できるようになるまで続けます!
↓よかったら聴いてくださいhttps://stand.fm/channels/610d516675cffe554586521d

みなさんこんにちは!ゆーすけです。
病院薬剤師として働きながら3人の子どもの子育てをしているパパ薬剤師です。子育ての話や薬の話を中心にときどきweb3について、忙しいパパやママ・薬剤師に広めるために発信していきます!

今回は、ちょっと雑談的な話になると思うんですが、自分の思考の整理も含めて、これからのAIとの向き合い方について話したいなと思います。

最近、ChatGPTが話題になったりしてAIの進化が凄まじいなと思っているところですが、みなさんChatGPT触りましたか?さすがにもう聞いたことぐらいはあるかなと思うんですけど、触ったことがない方がいたらぜひ触ってみてください。無料で触れます。方法はいくつかあるんですが、例えば先日イケハヤさんがVoicyで紹介されていましたCNP(CryptoNinja Partners)の公式LINEアカウントと友達になれば、トークルームで発言するだけで簡単に体験できます!一応イケハヤさんのVoicyのリンクとCNPのLINEアカウントのリンク貼っておきます。まぁ何でもいいのでとにかく触ってみてください!
https://r.voicy.jp/poKMdN65VNQ

もうSiriとかそんなレベルじゃなくてホントすごいので触らないともったいないと思います。もちろんまだ完璧じゃないですし限界もありますが、返してくる回答は結構感動レベルです。ChatGPTって何?っていう方がもしいたら今すぐ調べて触ってみてください。

これからAI時代が来るというか、もう来てますが、ますます加速していくことはもう間違いないです。そんな中で薬剤師業界も含めて「AIに仕事を奪われる」という話をよく耳にするんですが、僕はこの考えに違和感と危うさを覚えます。というのもそもそもAIって人間が世の中を便利にするために作りだした道具なんですよ。日本語にすると「人工知能」ですし。だから今まで人間がやるしかなかった仕事の中で、AIでもできるものや、AIの方が得意なものはどんどんAIに任せて、その分人間はゆとりができてもっとやりたいこととか人間がやるべきことに時間を使えるようになってハッピーっていうのが僕の感覚なんですけど、みなさんはどうでしょうか?

AIじゃなくても、人間のやっていた仕事を代わりにやってくれている機械って世の中のあらゆるところにありますし、普段僕たちもお世話になっていると思います。日常的なもので言うと例えば、洗濯機とか食洗器とか炊飯器とか。もともと人がやっていた仕事を機械がやってくれて助かってませんか?それで浮いた時間を他のことに充てているはずです。もうこの辺りは機械がやってくれて当たり前になってしまっているので時間が浮いているという感覚があまりないかもしれませんが、機械がやってくれている間何もせず目の前でただ待っているということはないはずです。

洗濯したりご飯を炊いたりする仕事を機械に奪われたくないから絶対に自分でやるんだという人はほぼいないと思います。とはいえすべてを機械に任せているか?といえばそんなこともないはずです。例えば洗濯に関して言えば、洗濯機で洗えないようなおしゃれ着なんかは手洗いすることもあると思いますし、食洗器に対応していない食器は手洗いしていたり、ご飯も例えば土鍋で炊いた方が美味しいからという理由で炊飯器を使わないこともあると思います。

このように機械でどんなことができて、どんなことができないのか?を取り扱い説明書などで確認して、これは機械を使おうとか、これは使えないなとかを人間が考えて判断して使っていく、そして機械の限界を知って、これは機械でもできるんだけど人間がやるよりは劣るから、こういう場合は機械に任せるんじゃなく自分でやろうとか、そういう風にして道具である機械を人間が上手く使いこなすことで価値を生み出しているはずです。

AIも同じはずなんですが、AIになるとなぜか急に「仕事を奪われる」という風な話が出てきちゃうんですよね。なんでなんでしょう?自分がお金をもらっている仕事というか、お金をもらう根拠になっている価値を生み出している部分がAIで代替可能で、AIでもできる価値しか生み出せていないということであれば仕事が奪われるという話になるのかもしれません。

そうは言っても抵抗したところでAI時代は確実に来ますし、AIができる仕事はどんどんAIがやっていくので、その仕事を取られないようにしがみつく人材は必要なくなっていきます。逆にAIによって新たに生まれる仕事もあるはずです。少なくとも「AIに仕事を奪われる」という自覚がもしあるなら、抵抗するんではなくてこれからどうしていけばいいかを考えていかないとまずいです。

もうどんな仕事であってもAIの影響を受けないということはないと思うので、「AIに仕事を奪われる」のではなくて「AIを使えないと仕事が無くなる」という気持ちでAIという道具を適切に扱えるようにアンテナを立てて勉強していきましょう。今の時代、機械やインターネットが使えないと仕事にならないように、AIが使えないと仕事にならないといった時代がすぐそこまで来ていると思います。特に薬剤師の仕事はAIの恩恵を受けられる部分が多いと思うので、AIにどの仕事を任せて、薬剤師は何をやるべきか?AIで新たにどんな仕事が生まれるのかを僕自身も考えてやっていきたいと思います。

最後に、ChatGPTに「ChatGPTがあれば薬剤師は必要なくなりますか?」と聞いてみて返ってきた答えを読み上げたいと思います。

『ChatGPTは、一定の医薬品情報や健康情報を持っているため、一定程度の情報提供やアドバイスが可能です。しかし、医療の現場では、患者の健康状態や症状、薬の使用状況などそれぞれ状況が異なるため、専門的な知識を有する薬剤師の存在は必要不可欠です。
薬剤師は、薬の効果や副作用についての専門的な知識を持っており、患者に適切な薬の選択や使用方法、副作用や相互作用についてアドバイスすることができます。また、薬の調剤や服薬指導など、ChatGPTでは代替することができない業務もあります。
さらに、薬剤師は情報提供だけでなく、患者の状態や生活環境などを考慮して、個別の治療計画を立てたり、患者の健康状態の変化に応じて薬の種類や量を調整する必要があります。このような判断や対応は、薬剤師の専門的な知識と経験に基づいて行われるため、ChatGPTに代替されることはないと考えられます。
一方で、薬剤師やChatGPTが、相補的な役割を果たすことで、より良い医療サービスや健康管理が提供されることが期待されます。』

ということです。どうですか?すごくないですか?ChatGPTの回答を全く修正することなくそのまま読み上げたんですが、普通に良いこと言ってますし意味も読み取れますし、言葉のつながりなんかもなめらかですよね。この回答が質問してから1分とかで返ってくるのでホントにすごいと思います。そして、最後の一文がすばらしいのでもう一度読みますが、「薬剤師やChatGPTが、相補的な役割を果たすことで、より良い医療サービスや健康管理が提供されることが期待されます。」ということで、薬剤師とChatGPTで協力してより良い医療を提供しましょうとChatGPTが言っています。

仕事を奪うんじゃなくて協力することでより良い医療が提供できるよとAI側から言ってくれているので、僕たちもAIと協力してより良い医療を提供できるように頑張っていきましょう!!今日はつらつらと雑談的な話になってしまいましたが、AIによって薬剤師の職能がより発揮できてより求められる職業になれるように僕自身も頑張っていきたいと思います。それでは今回も聴いていただいてありがとうございました。

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