時間術の限界です。「仕事×家庭×学び」どう両立させましょう?
先日、こんな企画をやってみました。
すると、思っていた以上にXのDMにご相談が来まして。
ご相談への返答内容を共有できればと。
①相談者のお名前を仮称に
②誤字は修正
③記事を読みやすくタイトリング
この3点以外は、無加工でやりとりを貼らせていただいています。
今回のご相談内容
今回は、ケーさん(仮称)からのご相談です。
まずはご相談内容を見ていきましょう。
ちなみに、ケーさんのXアカウントや発信内容も拝見しましたが、
社会人の効率的な勉強法について発信
Xのフォロワーを1年で7000人以上増
国立の大学院をトップで修了
と、素晴らしい成果を出されている方です。
では、勝手な憶測を膨らませまくりながら、ご相談に答えてまいります。
アウトプットを最大化させる、とある方程式
ケーさん、ご連絡いただき、ありがとうございます。
私も今月、第2子が誕生しまして、ケーさんほどではございませんが、
本業、副業、家事、育児、自己投資、Xと、同じような悩みに頭を抱えています。
しかし、ケーさんは、国立の大学院でトップを取るほど、すでに超効率の勉強法を極めておいでです。
しかも、Xを1年でフォロワー7,000を超えておられるとは。
私は3年かけてもフォロワー1,500でした。。。
そんな中で、オススメ本をご紹介するのも大変僭越なのですが、まずはご連絡いただいたこと、感謝申し上げます。
さて、どの本をオススメするかを考えるにあたり、前提を整理しておきましょう。
今回のテーマは「本業、副業、家事、育児、自己投資、X・・・これらトータルのアウトプットを最大化するにはどうするか?」だと理解しました。
そこで、いきなり謎な方程式を提示して申し訳ないのですが、
アウトプット=①時間×②インプット効率×③アウトプット変換率
・・・という式で考えてみます。
なお、より詳細化すると、以下のように表せます。
①時間
②インプット効率(インプット÷時間)
③アウトプット変換率(アウトプット÷インプット)
①時間
まず「①時間」について。
このテーマについては、すでに以下の書籍を読まれている、とお見受けします。
『神・時間術』
『YOUR TIME』
『限りある時間の使い方』
『エッセンシャル思考』
『エフォートレス思考』
『やめる時間術』
これらの本を読めば、世の中の「時間を効率的に扱う術」の99%はカバーできているといっても過言じゃないでしょう。
さらに、「超効率勉強法」を発信されているケーさんであれば、すでに上記の書籍の学びは一通り自分のものにして、フル活用されているのではないでしょうか。
となると、①時間をテーマにしたオススメ本は、これ以上ご紹介する必要はないかと存じます。
②インプット効率(インプット÷時間)
次に、②インプット効率について。
ケーさんは日頃から効率的な勉強法について発信されています。
大学院で首席も取られていることからも、その勉強法によって「高効率なインプット」が行われていることかと推察します。
となると、②インプット効率をテーマにしたオススメ本を紹介するのも、これまた釈迦に説法で終わる予感が。
③アウトプット変換率(アウトプット÷インプット)
となると、残されているのは、③アウトプット変換率のみ。
100インプットしてうち20しかアウトプットできないと、アウトプット過多ですし、
100インプットして90アウトプットできると、アウトプット変換率の猛者といえます。
この「アウトプット変換率」が厄介でして、勉強の成績が良い人ほど、この変数が低くなりがちです。
例えば、合格点が60点のテストがあります。
優等生思考で考えると、90点以上を狙いたくなりますよね。
90点を目指すには、隅々までインプットしなくてはなりません。
60点取るためのインプットが100(毎年出題される問題)だとすると、90点以上を取るためには300とか500(3年とか5年に1回出題される問題)のインプットが必要になります。
そうすると、60点を目指す(60点/100インプット)よりも、90点を目指す(90点/500インプット)ほうが、アウトプット変換率は「低い」となります。
ビジネスの世界だと、60点取ろうが90点取ろうが、たいして評価が変わらない。むしろ、30点オーバーした分が「過品質・オーバースペック」と評価されることだってあります。
したがって、アウトプット変換率を上げるためには、「合格点のアウトプットを出すために、必要最低限のインプットを見極める力」が重要になります。
これは勝手すぎる推測ですが、以下の方程式を振り返ると、
アウトプット=①時間×②インプット効率×③アウトプット変換率
ケーさんは①も②も問題ないようにお見受けします。
にも関わらず「効率的に時間を使うためのおすすめ書籍を教えて」とご相談いただきました。
となると、消去法的に「③アウトプット変換率」に、お困りごとが詰まっているのかもしれません。
違っていたら申し訳ありませんが、先述の「90点を取る勉強」で無理をされているのではなかろうかと。
アウトプット変換率を高めるオススメ2冊
そこで「③アウトプット変換率」を上げるのにオススメの本を2冊ご紹介します。
1冊目は『超一流になるのは才能か努力か?』です。
努力には「正しい努力」と「正しくない努力」が存在する。その「正しい努力」の正体について、個人的に最も納得感ある説明をしてくれるのが本書です。
2冊目は『コンサル0年目の教科書』です。
こちらは『もっと早く、もっと楽しく、仕事の成果をあげる法』という2004年に出た本のリメイク版です。
「もっと早く~」の本は絶版になったものの、コンサル界隈で伝説の書として中古本が出回っていたほどです。
中古本にはプレミア価格がついて、私も5000円くらいで買った覚えがあります。
この本には「物事のコツ=ここさえ押さえれば60点取れる本質的なポイント」を掴む方法について語っています。
「なんであいつは、さして苦労もしていないのに、あんなに成果出しているんだ?」の答えが書かれた本です。
どちらか1冊でも「未読かつ読んでみたい」と思える本が見つかれば、とても嬉しいです。
9割くらい私の勝手な憶測で書いてしまい、失礼いたしました。
少しでもケーさんの足しになれば、幸甚でございます。
相談者ケーさんからの感想
後日、とてもとてもご丁寧に、こんなご返答をいただきました。
『もっと早く、もっと楽しく、仕事の成果をあげる法』と『コンサル0年目の教科書』は内容はほぼ一緒(「はじめに」の内容が違うくらい)です。
「もっと早く~」はKindle Unlimitedで0円になっていることが多い&紙版がプレミア価格で高いので、
・Kindle派は「もっと早く~」
・紙派は「コンサル0年目~」
を手に取るのがよいのかと。
では、今日はここまでにします。
「相談したいかも」という方は、以下のXまでご連絡ください。
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