見出し画像

キャリアについて考える①〜思い通りにいかなかった就職活動〜

新年度になり、自分の身の振り方について考える方も多いだろう。
私も人間関係に次いで、悩む機会が多いのが、自分の今後について、すなわち「キャリア」である。

キャリアの中でも、特に今回は、私が直近考えることが多い、仕事面について書きたい。

まず、過去の自分はキャリアについてどう考えていたか体験談を交えつつ、まとめていきたい。

思い通りにいかなかった就職活動

就職活動の軸は最初から決まっていた。

鉄道が好きだ→鉄道会社に就職しよう!

安直な考えである。好きなものに携われたら仕事は楽しいに決まっていると思い込み、他の選択肢を考えなかった。

だが、それだけでは雇ってもらえないのはわかる。他に志望動機がないか、探した。

その中で、幅広く世の中に貢献したい、という思いが強いことがわかった。
鉄道会社は多くの人々のインフラを支え、なくてはならない存在になっている。そんな身近なものに携わることができれば、やりがいがあるだろう、と。

まあ、そうした思いは今も大きく変わらない。仕事を通じて、多くの人々に良い影響を与え、生活を支えていきたいという思いがある。

おそらく、それは以前述べた、私の自己顕示欲や承認欲求とも無関係ではない気がする。

だが、一つ分析が欠落していた。
自分がどのように仕事に携わるかをイメージしていなかったことだ。
社会人経験がないので、明確なイメージができないのは仕方がないが、ゴールしか見ておらず、そこに至るまでのプロセスについて考えていなかったのは、後悔している。

例えば、
チームで仕事を進めることが多いのか?
個人で進める事務的な作業が多いのか?
顧客と話す機会は多いか?どのようなことを話すか?
とか。

身近な経験と照らし合わせて、少しでもイメージを膨らませることで、入社後のギャップを減らせたのではと感じている。


まあ、そんな状態だったので、鉄道会社からは総スカンをくらい、就職活動は振り出しに戻った。

合同会社説明会を回っている時、直感的ではあるが、ソフトウェアを制作する会社に興味を持った。

当時、大学の研究室で実験用のプログラムを組んでいたこともあり、自分でプログラムを組んで、モノを動かすことに面白さを見出していた。

日常に関係するモノに携わることができるし、たくさんの人の生活に貢献できるという自分の価値観にもフィットしていた。
また、普段目にしているモノは、どんな構造になっていて、どのように作られているのだろう?という好奇心もくすぐられた。

そんなわけで、軸をIT業界に転換し、いくつかの会社から内定をいただいた。


その中でも、日常的に扱う製品を手掛けていて、実装(プログラミング)だけでなく、要件定義から検査・保守まで一貫して携わることができる会社を選んだ。
飽きっぽい自分としては、いろんな仕事にローテーションしながら携われるというところに惹かれた。

しかし、入社してから様々なギャップにぶち当たるのであった。そのギャップを通じて、キャリアに対する価値観も変わっていった。

そのことについては、次回書いていきたい。




この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?