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人気者になりたくて(承認欲求との対峙)①

誰だって、モテたい。

承認欲求というのだろうか、私はみんなから好かれたいという思いに囚われて、長い間悩み苦しんできた。
今でも燻ることはあるが、大分マシになったと思う。
今回は、私の過去の話中心となるが、その経緯をアウトプットすることで、長い間苦しめてきた悩みを昇華させたいと思う。


誰からも好かれようとした小学生時代

やや自意識過剰気味で、人から好かれる存在でありたいと思っていたし、実際そのような存在であったと思う。

どういう人物だったかというと、勉強ができて、運動神経は良くなかったが足は早かった。とにかく人を笑わせることが好きで、いつもユーモラスなことを考えていた。
反面、人からの頼みを断ることができない人だった。人が喜んでくれるなら無茶なこともした。
この頃より人から嫌われることを恐れていたのだろう。

また、早熟であり小学校を卒業する頃には身長は167cmになった。(成長が止まるのも早かったが)

故に、クラスでは目立つ存在で人気があり、毎日誰かと遊ぶ日々だった。しかし、自分から誘わなくても誰かから誘われる存在だったため、受け身の姿勢が身についてしまう。

コンプレックスが芽生えた中高生時代

中学生高校生ともなると、部活やら受験やらでみんな忙しくなり、小学生時代ほど誰かと遊ぶことも無くなった。

人気に陰りが見え始めると、私は思った。
「みんながウチに遊びに来ていたのは、たまたまウチが学校から近くて、土日空いてる家が他になかったからじゃないか。別に僕でなくても良かったんだ」と。

また、休み時間は、誰が自分の机に遊びに来てくれるかを気にしていた。全然人が寄らず、他の人にみんなが集まっているところを見ると「あまり自分は人から好かれていないんだな」と感じるようになった。

中高生になると、勉強やら身長やら周りが自分の成長に追いつき追い越されるようになったので、目立つ存在でなくなったのが一つ要因かもしれない。
また、あまり自分から話しかけない(妙なプライドもあったかもしれない)姿勢も拍車をかけた。

このように小学生の頃との落差が大きかったことが、誰かに好かれたいコンプレックスに拍車をかけたのかもしれない。

私は抗った。クラスでは授業中に面白い発言をするなど周りの注意を惹きつけることに終始し、その結果、クラスの文集で「へんな人」ランキング1位を獲得することができたのだ。
それは嬉しかったし、承認欲求を満たすものだったが、本当の意味での人気者にはなれなかったし、演じることもしんどくなってきたのだ。


以降、私がこのコンプレックスとどう向き合い克服してきたかは次編で書くことにする。



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