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偏頭痛のある人へ。

小学生の頃から頭痛持ちでした。

偏頭痛って、
特に診断名がつくほどの病でもなく、
外傷も無いので他人に理解が得にくいこともあり、
学校や仕事を休む時には
仮病やずる休みとも取られそうで
罪悪感を感じていました。

朝はベッドから起き上がれず、
そのうえぐるぐると回り続ける天井。
頭痛だけでなくめまいも激しかった時期に
MRI検査をしても異常はなく、
耳鼻科での検査で
「メニエール病疑い」と診断されたことで
少しだけ救われた気がしたこともありました。
(ひとは原因不明の状態よりも
傷病名が明らかになることで
安心することもあるんだなと思いました。)

社会人の頃は、
頭痛のない日を数える方が早いほど、
平日のほとんどが頭痛でした。
市販の鎮痛剤や
時には内科で処方してもらい、
日々薬に頼っていました。
担当医には
「休むわけにはいかないの?」
「這ってでも仕事に行くんでしょ?」
と言われながら薬を手に遅刻出勤したこともあります。

偏頭痛は色々な要素が重なって起こるようですが、
私の場合は、
・骨格
・食生活
・ストレス

この3つが大きな原因だったのかなと思います。

骨格で言うと、
ストレートネックや
背骨のS字カーブがきれいに描けていないことなどが
主な原因のようです。
骨格がただしくないことが
血流を悪くして頭痛になったり、
肩周りや頭部の筋肉が緊張して
頭痛を誘発するようです。
肋骨あたりの背骨がくぼみやすく、
(胸を張っていない、猫背のような姿勢)
今でも意識的にストレッチをしたり
背骨を意識して姿勢を整えたり、
整体やオステオパシーなど
人の手を借りて体を整えてもらっています。

食生活は、子供の頃にスナック菓子などを
沢山食べた記憶はないものの
駄菓子屋さんへ行ったり、
知育菓子を好んで買ったりすることはありました
(おいしくはないのに作るのが楽しくて、つい)。
中高生あたりからは、
昼食に清涼飲料水、菓子パン、惣菜パン、
グミやチョコなどのお菓子も
日常的に食べていて、
社会人になってからも
お昼は菓子パンだけで済ます日や(パン好き)、
揚げ物の多いお弁当、
コンビニのインスタントスープ、
おやつにチョコ、口寂しさにグミやガム、と
揚げ物や甘いものをよく食べていました。

私にとって、
炭水化物(特にパンなどの小麦)
白砂糖やブドウ糖加糖液糖などの生成された糖
酸化した油
化学調味料
これらは頭痛のタネだったようです。

一番大きく影響したのはストレス。
仕事や人間関係、
そういったものもストレスに影響したとは思いますが、
一番の大きな理由は、
私がわたし自身の人生を歩んでこなかったから
招いたことだと思っています。

とはいえ、日々忙しい中で足を止めて、
自分と向き合うこともせずにいましたし、
きっと、当時の私に突然
自分の人生を歩めているかと問うても
ピンとこないと思います。

もっとできるはず
こうならねばならない
と勝手に作りあげた虚像にばかりに向けていた目を、
「今」「ここ」を見る目に変えるところから
始めるといいと思います。
そして、今、ここにある自分の存在を
素直に受け止めて抱きしめる。

苦しんでいる自分を
自分自身でまずは包んであげるところから。

それから、
人の目はさておいて
この先わたしはどういう人生を歩んでいきたいのか
何に夢中になれるのか
何が自分の心を満たせるのか
何を心地よいと感じるのか
それを自由に思い描き、
行動に移す。
大きな一歩でなくとも、
小さな選択や考え方の変え方から
少しずつでいいと思っています。

この方法で
私の頭痛の頻度はグンと低くなりました。

さらには、
食生活にも気を配るようになり、
今では頭痛は1〜2ヶ月に1回あるかどうか、
鎮痛剤は1年に1回出番があるかどうかです。

この先もずっと付き合っていかなければならない
そう思っていた偏頭痛と、
思いの外早くお別れすることができ
正直驚いています。

もし、
偏頭痛で辛い思いをされている方がいたら
自分自身にしつもんしてみて下さい。

「私、本当にわたしの人生を歩んでいますか?」

この先の体調や暮らし方が
大きく変わるきっかけになるかもしれません。

最後まで読んでいただき、
ありがとうございます。