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【背骨の基礎】7つの頚椎を正しく理解しよう。

こんにちは、トレーナーの福島です。
今日は「頚椎を正しく理解しよう」というテーマで
授業をしていきます。




背骨には24の椎体が存在している。

「背骨の動きが大事」ということは
運動や健康に興味がある人であれば
きっとみんな知っていることでしょう。

しかし「腰椎がいくつあるか知ってる?」
と聞くと3人に1人は頸椎を側屈します。
(あ…首をかしげます)

背骨を正しく理解して知識をつければ
自分で腰痛を解消できる日も近いでしょう。

まずは簡単なところから…

頸椎:7(ピンク)
胸椎:12(オレンジ)
腰椎:5(青)

これだけの数があるんだよー。
ってことを覚えてください。

背骨の頂点、第1頚椎はどこ?

まず大前提として頸椎は7椎(つい)あります。
その中で第1頸椎のことを環椎
第2頸椎のことを軸椎とよびます。

環椎は「輪っか」のような形をしており
軸椎は「軸」のような形をしているため、
この上位2つの頸椎から成り立つ
「環軸関節」は首の回旋動作
に関与しています。

ちなみにこの上位頸椎の損傷は
「死」に直結することもあるため本当に注意です。

さて、サブタイトルの回収です。
「第1頸椎(環椎)ってどこにあるの?」

首に手を当てて触れるところには
実はこの上位頸椎は存在しません。

答えは…『鼻の高さ』です。
なのでほぼ触診は不可能です。

しかしこの上位頸椎が機能しなければ
首の回旋を改善することは難しいですよね。

もちろん整体でボキボキは論外です。
危険のない範囲のエクササイズがベスト。

というわけで僕のお勧めは
『ノーズサークル』というピラティス 。

これ、本当にお勧めです!
首の捻りが上手くできない時や
左右差を感じるときにやってみましょう♪


下位頸椎には違う役割がある!

第1、第2頸椎は前述したように
回旋の可動域が広いことが特徴です。

しかし下位頚椎(第3〜7頚椎)は
回旋・屈曲・伸展・側屈も可能なのです。

なんとなく察しているかもですが
下位頚椎の形は上位頸椎とは異なります。

それにより運動方向に違いが生まれるわけです。



頸椎の可動域は?

ここで首がどのくらい動くのか
関節可動域を確認していきましょう。

屈曲60° 伸展50°
回旋60° 側屈50° 

こんな具体的な数字を
覚える必要はありませんが…

上向きより下向きの方が得意。
首を傾げるより捻る方が得意

ざっくりこの辺は覚えておきましょう♪

回旋も側屈も左右差はないので
自分で首を動かしてみて差を感じたら
身体のどこかにエラーがあるかも。。



ストレートネックってなに?

最後にスマホ首こと
「ストレートネック」について
少しだけお話ししておきます◎

背骨はS字カーブを描きますが
その中でも頚椎は前方に凸で前弯。

ちなみに頭の重さ体重の約10%
(50kgの人は頭の重さが約5kg)

なので…

頚椎が正常な状態であれば
積み木のように積み重ねた上に
5kgの鉛を置いても支えられますが…

斜めに積み上げられた頚椎の上に
鉛を置けば「骨で支えられない」ため
筋肉に過度に負担がかかってしまい
首の慢性的な痛みにつながります。

これが「ストレートネック」です。
酷くなると変形性頚椎症も併発して
手の痺れも出現することも…!!

少しでも違和感があれば
まずは整形外科でレントゲンを◎


最後に…

ブログを最後までご覧いただき
ありがとうございました!!

「胸椎」「腰椎」についても
ブログを更新していく予定です。
お楽しみに♪


パーソナルトレーニングスタジオVision
代表 福島悠祐 (Yusuke Fukushima)

Mie Yokkaichi 
近鉄四日市駅から徒歩6分。

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