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<沸騰応援上映!>『横浜F・マリノスクラブ創設30周年記念ドキュメンタリーBeyond Together』

皆さんはスタジアムにJリーグを観に行きますか?観に行く方はもちろん、観てないよという方でもJリーグ優勝の裏側には様々な人の影の努力があったと感じることができるサッカー映画!

ヨコハマ・フットボール映画祭2023上映作品『横浜F・マリノスクラブ創設30周年記念ドキュメンタリーBeyond Together』の見どころを紹介します。

皆さん、こんにちは。ヨコハマ・フットボール映画祭note公式マガジン第84回を担当します、インターンスタッフの村上(大学3年)です。よろしくお願いします。

この映画は、選手の活躍はもちろん、裏方でサポートをしている横浜マリノス株式会社のスタッフやサポーターもフィーチャーした作品になっています。監督やコーチだけでなく、選手を中心とした様々な役割をもった方々の仕事に対する思いを見ることができるので、マリノスやJリーグに興味のない方でも楽しめる作品だと思います!

<作品情報>
5度目の優勝を目指してスタートした2022年シーズン。しかしコロナ禍、ケガ、プレッシャーがチームの行く手を阻む。

苦闘する選手たちを支えるべくスタッフたちは奮闘する。そして、声出し応援が解禁され、サポーターのチャントが選手を力強く後押しする。

30周年の節目を歓喜で祝ったクラブは、未来に向かっての航海を進める!

苦難からの始まり

©2023 Sony Pictures Entertainment (Japan) Inc. All Rights Reserved. ©︎1992 Y.MARINOS

アンジェ・ポステコグルー監督が就任した2018年、マリノスは大きく変わりました。

ポステコグルー監督は、それまでのマリノスの伝統であった堅守とは真逆である失点のリスクを恐れないハイライン・ハイプレスの「アタッキングフットボール」を採用したのです。

就任当初はこの戦術がなかなか浸透せずクラブはJ2降格の危機に陥り、監督交代が囁かれます。

しかし、ポステコグルー監督は、自身の信念を曲げずにこの戦術を貫き通しました。そして、就任2年目となった翌2019年に悲願のJ1優勝にたどり着いたのです。

この「アタッキングフットボール」は2021年に就任したケヴィン・マスカット監督にも引き継がれ、2022年に再びリーグチャンピオンに輝きました。今シーズンも6月8日時点で2位につけており好調をキープしています。

この精神はスタッフにも広がり、横浜マリノス株式会社は常に新しいことにチャレンジするというクラブの主軸ともなったのです! 

怪我や様々な思いを持つ選手達

©2023 Sony Pictures Entertainment (Japan) Inc. All Rights Reserved. ©︎1992 Y.MARINOS

本作品のインタビューでは、選手たちからそれぞれの思いが語られ、意外な素顔も見せてくれています。

水沼宏太選手は、父親である水沼貴史さんがマリノスで活躍していた姿をずっと見ていました。その分クラブへの思い入れがありながらも、活躍できないまま移籍を繰り返し、2020年にマリノスに帰ってきた自身の半生について語っています。

2021年にマリノスに移籍してきた宮市亮選手は、2022年の代表戦で負傷し、キャリア4度目となる手術をしました。度重なる怪我に苦しみながらもサポーターやチームメイトからの声援を受け、今の自分には何ができるか考えてトレーニングしていると語ります。

ジュニアユースから現在に至るまで18年間ずっとマリノスに所属している喜田拓也選手からは、キャプテンとしてチームのために何ができるのかという考えやマリノスに対する熱い思いを感じ取れます。

みんな思っていることはそれぞれあり、選手達の考えや思いを共感することができます。この他にもたくさんの選手たちのインタビューが収められているので、注目してみてください!

マリノスに関わる以上全員がプロ意識を持つ

©2023 Sony Pictures Entertainment (Japan) Inc. All Rights Reserved. ©︎1992 Y.MARINOS

この作品では、広報スタッフやスタジアム運営スタッフ、チケットスタッフ、マーケティング担当者の方々の普段は見られない裏での活躍も追っています。この他にも紹介しきれないほど様々な担当をしているスタッフたちの仕事に対する情熱を感じ取ることができます。

緒方圭介さん

特に注目して見てほしいのは、ホペイロの緒方さんです!ちなみに、ホペイロとは、選手が使用するシューズやユニフォーム、練習用具を整備する仕事のことです。練習や試合のたびに用具を出したり、使用したスパイクをピカピカに整備し磨いたりととても大変な仕事です。

緒方さんの「このエンブレムを背負う以上全員がプロ意識を持ち、選手もスタッフもみんなでマリノス」というセリフが非常に心に残っています。また、「選手の靴が綺麗でもスタッフの靴が汚かったらカッコ悪い」と言いながら、選手のスパイクだけでなく、スタッフのスパイクもピカピカに磨いていた姿には感動しました。

鈴木彩貴さん

2017年〜18年にGKとして在籍していたクラブOBの鈴木彩貴さんにも注目です!

現役時代は公式戦に出場することが叶わなかったものの、引退後のセカンドキャリアとして横浜マリノス株式会社に入社し、選手をサポートする側になるというとても素敵なエピソードでした。

その他にも、猛暑の中スタジアムの座席を一席ずつ手で拭きあげているスタッフや、練習場の外に出てしまったボールを草を掻き分けながら探すスタッフ、ウェアやトレーニング用具を運び出すスタッフの方々の姿から「自分がマリノスを支えている・作っている」という強い意志を感じました。

この映画を見れば、選手だけでなくサポーターやスタッフも一丸となり、「何一つ手を抜かずにやりきる!」「行動し続けるからマリノスは強い!」ということに気付かされます。

沸騰応援上映で盛り上がろう!

『Beyond Together』は6月18(日)にヨコハマ・フットボール映画祭2023で上映します!

本作品の上映スケジュールは、6/18(日) 10:45-13:20です。

今回の上映は「沸騰応援上映」と題してチャントに合わせた声や手拍子、トリコロールギャラクシーでお馴染みとなったペンライトなどでスタジアムにいるような応援をしながら映画を楽しめます。

そして上映前には、マリノスのレジェンドである水沼貴史さん、波戸康広さん、栗原勇蔵さんをお迎えしたトークショーも行います!また、当日の司会はマリノスサポーターのささゆかさん(ラジオパーソナリティ)が務めます。

左上から水沼貴史さん、波戸康広さん、栗原勇蔵さん、ささゆかさん

チケットは残りわずかとなりますので、購入はお早めに!

皆さんのご来場お待ちしております。

チケット購入はこちら☟

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