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生まれて初めてデッサンしてみた

以前、『存在のすべてを』(著:塩田武士)を読んで油絵に興味がでたことがありまして。

世界堂で油絵スターターキットを購入したんですが、思ったより大がかりで、買ったまま放置してしまっていて。
そもそももっと絵の基本を学んだほうがいいような気がして、いわゆるデッサンというものをやってみようと思い、初めてみました。

3,000円のデッサンスターターキットみたいなものを買い、Youtubeを見て、リンゴをデッサン。
ちなみに私は学生の頃からずっと美術は劣等生、5段階評価で1か2でした。

で、大体60分くらいかけて描いたのが↓の通り。


モデルにしたリンゴ(200円)
60分くらいかけたデッサン


参考にさせていただいたのは下記の動画。

いや、もちろんお手本に比べたら、モデルのリンゴとは形も違うし、道具が足りなくて描写に取り掛かれなかったところもあるし、上手い人とは比べものにならないものの、正直「絵が下手な俺にしてはなんとなく"それっぽい"もの描けてるじゃん!」とちょっと嬉しかったです。

今までの人生、「それっぽい」ものすら描けたことがなかったので、動画やインターネットで得た知識を、ちょこっと意識して集中するだけで「それっぽく」なるのが、嬉しくて。
それこそ、絵ではないんですが、高校生のときに美術の夏の宿題で、とある図画工作を行った際、クラスメイトに「真面目にやってないね~w(良い感じにサボって宿題やってきたね~w)」と声をかけられたのが忘れられなかったんです。
つまり、私としては真剣に美術に向き合ったものを、クラスメイトは(関係性とそのクラスメイトの性格的に)私がサボってとりあえず宿題提出のために雑に宿題をやってきた、こなすだけこなしてきたと思われました。

このときはさすがに苦笑いしか出来ませんでしたが、まあそれもそうか、美術向いてないんだな、と改めて思い、そこから興味を持つこともありませんでした。

当然、向いてないものを披露する気にもなれず、恥ずかしさも多分にあり、美術とは縁のない生活を行ってきて、もう37歳。
人からどう思われるかという恥ずかしさは、いつの間にかどこかに消えていました。

そこで、美術に再挑戦。
もっと、幼稚園児が描いた絵くらいにしかならないだろうと思っていたので、繰り返しになりますが「上手くはないけどなんとなくそれっぽい感じ」になったなと、(おそらく自分に対して甘いんですが)満足感があります。
ちなみに、母が美術教師(その資格?があるだけで実際に働いてはない)なので、その血は受け継いでいると……信じたい。

いつか写実的な絵が描けるようになりたいなと淡い目標があるので、また少しずつ描いていきたいなと思いました。


なんか、美術って面白いかも。


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