百字小説(54)「夜空」

その夜はいつになく街は静寂に包まれ、住人各々は固唾をのんで見上げていた。視線の先には、空を埋め尽くすほどの流星群の七色の煌めき。二度とない現象を見ることができる世界には、またとは無い平和が訪れていた。

(100字)

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