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【投資初心者向け】デリバディブとは?Vol.1

以前に仕組債をお伝えさせて頂いた時にデリバディブに関して少し触れましたが、今回はデリバティブの詳細を2回に分けてお伝えしていきます。

デリバディブという単語は聞いた事あるけど、内容をあまり知らないという方が多い方です。各投資信託はHP上でデリバディブの取引の管理方法を方針を定めていますが、理解が難しいです。

海外オフショア積立投資でもデリバディブ取引を行い資産を増やしています。金融の理解を深める意味で読んで頂けたら幸いです。

デリバディブとは?

デリバティブとは金融派生商品の事を指します。株式、為替などの既存の金融商品から派生した取引の総称です。未来の事を予測して、取引や権利の予約をする事で利益を出します。もちろん逆の損失もありえます。

既存の金融商品の価格変動のリスクで使われていましたが、リスクを低下させる商品にしたり、ハイリスクにし、ハイリターンを狙うような様々な商品が出てきております。

起源は古代ギリシャ時代と言われております。

デリバディブの種類

ここではデリバティブの基本的な取引の種類をご紹介致します。

先物取引

先物取引とは、将来の売買について、現時点で取り決めた売買価格や数量などで取引のことです。現時点で価格と数量を決めておくので価格変動リスクを吸収する事が出来ます。

為替予約という先物取引があり、あらかじめ為替レートを予約しておくものですが、ユニクロでは為替予約で仕入れ価格を大幅に抑えたという報道がありました。海外から仕入れなどを行っている企業が活用する事で大きな利益を生む有効な手段と言えます。

オプション

オプション取引は、現時点である金融商品の購入価格を決めておき、将来それを買うかどうか決められる"権利"を売買する取引のことです。先物取引は実際にその取引の約束を守らなければいけませんが、"権利"ですので放棄することも可能です。

権利放棄出来るならノーリスクかと思いがちですが、権利自体に価格が設定されているため権利代金は取引をしてもしなくても発生します。先物取引よりリスクは低い取引になりますが、その分リターンも劣る取引です。

スワップ

スワップ(swap)とは、交換や取り替えの意味を持ちます。スワップ取引とは金融機関同士が将来発生する金利などを交換し、お互い利益を得るような取引になります。金利スワップと通貨スワップが一般的に使われる取引です。

金利スワップでは、固定金利でローンを借りてるAさんと変動金利でローンを借りてるBさんがいたとします。Aさんは今後、金利が減ると考え変動金利に変えたいと考えてました。逆にBさんは金利が上昇すると考え、固定金利に変えたいと考えてました。

AさんとBさんのニーズがマッチしたことで、金利同士を交換する事にしました。これが金利スワップです。実際の取引には、他にも元本の金額やスワップの期間など詳細が必要です。

まとめ

今回は代表的なデリバティブの取引を簡単な例と合わせてお伝えさせて頂きました。長くなってしまうので、また別の記事で具体的なデリバティブの商品などについてお伝えさせて頂きます。

デリバティブ取引を含んだ投資信託(ファンド)は結構ありますので、海外オフショア積立投資をやらている方はポートフォリオをチェックしてみてください。最後まで読んで頂きありがとうございました。

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