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room(歌詞)


狭い部屋でした
アタシはそこで、馬鹿みたいな愛を
全身に受け続けました。



家族に捨てられ、売られて、
知らないおじさんに囲われた
女の子が主人公です。

偽物の愛を愛だと思い込んで精神を保ち、歌をうたうことでどうにか生きていられる、そんな子です。

こんなはずじゃなかったと
いくら思ってもいくら繰り返しても
ここからは逃れられないのです。

room   ♪ゆっそ

煮え滾ったお湯に浸かる
おとなカレーがアタシのようだ

こいつも熱湯に放り込まれるために
生まれてきたわけじゃないんだろう

おやすみ boy か girl か
お腹ん中で死んでいきな

叫び出したい衝動を
歌に変えてアタシは生きて
乱れた洋服を洗ってる
こんなはずじゃなかった
こんなはずじゃなかった
繰り返してもアタシはここだ

綺麗なものは歌えないし
アタシにはこんなのがお似合い

生まれてきたのは間違いじゃないと
言い聞かせてたら
箱の中でぐつぐつされてた

おやすみ cute な アタシ
明日になったら起こしてあげる

叫び出したい衝動を
歌に変えてアタシは生きて
乱れた洋服を洗ってる
こんなはずじゃなかった
こんなはずじゃなかった
繰り返してもアタシはここだ

愛されていないわけがないじゃない
擬いモノだってそれは愛でしょう
愛でしょう愛でしょう愛でしょう
愛でしょう愛でしょう愛でしょう

愛なの。

叫び出したい衝動を
歌に変えてアタシは生きて
乱れた洋服を洗ってる
こんなはずじゃなかった
こんなはずじゃなかった
繰り返してもアタシはここだ

業務用スーパーのおとなの大盛りカレーが好きなんですけど、そのレトルトカレーをお鍋で茹でているときに、レトルトカレーの気持ちを考えてしまい、そこからできたお話です。



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