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新 有志舎の日々

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代表の永滝稔が、出版や学問のこと、日々の仕事のこと、さらに東京・高円寺でやっている読書会のことなどを書いていきます。 以前のブログから、こちらに移行しました。
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記事一覧

トークイベント「パレスチナの現在と人文知の可能性を考える:高円寺と甲府の連携とと…

昨日(2024年7月20日)、高円寺で開催した早尾貴紀さん(東京経済大学教員、ブックカフェ「カ…

有志舎
5日前

高円寺の書店 思い出話

街の書店がどんどん消えている。 そういう記事が新聞・雑誌に載るようになって久しい。 私が…

有志舎
2か月前
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連載  私が見た戦前の中国・台湾⑳  「特攻隊だけはいかん!」

最近、特攻についての議論が少し出ているようなので、 有志舎のPR誌『CROSS ROADS』20号に掲載…

有志舎
3か月前
3

「永滝さんは一人だけでやっていて、どうやって著者を見つけてくるの?」

先日、友人の新聞記者の方と造形家の方とコクテイル書房で痛飲。 そこで、「永滝さんは一人だ…

有志舎
3か月前
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「夜の有志舎」 本の即売会をやります

「夜の有志舎」と称して、こんなことを始めてみることにします。 「夜の有志舎」 本の即売会…

有志舎
4か月前
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独立開業の「師匠」である、栗原哲也さんの著書『神保町有情―日本経済評論社私史―』…

日本経済評論社の前・社長の栗原哲也さんから著書『神保町有情―日本経済評論社私史』(一葉社…

有志舎
4か月前
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学術書の定価と原価

先日、ある読者の方から「『●●●●』を買いたいと思っているんですが、何でこんなに値段が高いんですか」という問い合わせがありました。ちなみに、その本の定価は7,700円(税込)でした。 素朴かつ実に納得のいくご質問です。 そこで、「本の定価というものは、ページ数と初版部数によってほぼ決まってきます。この本の内容は極めて専門的なので殆ど専門家しか買わないと思われるから、初版部数は数百部と極めて少ないです。よって、定価はかなり上がるのです」と説明し、納得いただきました。 それをもう

念頭から悩む・・・

「いま、書店で売れている本の殆どは自己啓発本」という話を去年、某大型書店の方にうかがいま…

有志舎
6か月前
5

学術書編集者として来年やりたいこと(本当にやれるかどうかわからないけど・・・)

年をまたいだ積み残し仕事はまだまだ多いですが、今年はあまりに忙しく(間違いなく有志舎創業…

有志舎
6か月前
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トークイベント成相肇×渡名喜庸哲「哲学と美術をつなぐ書物たち」に行ってきました。

一昨日の11月22日(木)に高円寺「本の長屋」で行われたトークイベント成相肇×渡名喜庸哲「哲…

有志舎
8か月前
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永遠の初学者の歴史書ブック案内①

「永遠の初学者の歴史書ブック案内」というものをやってみようと思い立ちました。 編集者とい…

有志舎
8か月前
6

装幀について出版社は著者とどれくらいコミュニケーションをとっているか

出版社は装幀について著者とどれくらいコミュニケーションをとっているか問題。 有志舎の場合…

有志舎
10か月前
3

「生涯学習のなかの歴史学」(『歴史評論』)を読んで

『歴史評論』871号(2022年11月号)の特集「生涯学習のなかの歴史学」を読みました。 その中で…

有志舎
1年前
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高円寺の「ことばのまち」コミュニティ構想

 高円寺で「ことばのまち」コミュニティ構想が始まりました(私・永滝も参加しております)。  高円寺の商店街の一角に店舗的な場所(「ことばのへや」と仮りに呼称)をもうけ、常設の「本の交換棚」や一人一人が小さな書店主となって、好きな本を販売する「シェア型本屋」(有志舎も直営書店をここに設置することを構想中。また、店主合同のフェアなどの企画も行う予定)、そして人びとがフラッと立ち寄れて本を読んだり言葉を交わせる(将棋を指しても良い)縁側的なスペース、さらに読書会を常に行える場所をつ