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新 有志舎の日々

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代表の永滝稔が、出版や学問のこと、日々の仕事のこと、さらに東京・高円寺でやっている読書会のことなどを書いていきます。 以前のブログから、こちらに移行しました。
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記事一覧

「一人出版社」を続けるために

有志舎は「一人出版社」なので、私の場合、自分じゃないとできないor自分が一番得意な仕事(企…

有志舎
10日前
22

歴史書編集者私論

歴史書編集者の中には、仕事で編集をしながら自らも研究をしている(していきたい)という人も…

有志舎
1か月前
66

トークイベント「パレスチナの現在と人文知の可能性を考える:高円寺と甲府の連携とと…

昨日(2024年7月20日)、高円寺で開催した早尾貴紀さん(東京経済大学教員、ブックカフェ「カ…

有志舎
2か月前

高円寺の書店 思い出話

街の書店がどんどん消えている。 そういう記事が新聞・雑誌に載るようになって久しい。 私が…

有志舎
4か月前
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連載  私が見た戦前の中国・台湾⑳  「特攻隊だけはいかん!」

最近、特攻についての議論が少し出ているようなので、 有志舎のPR誌『CROSS ROADS』20号に掲載…

有志舎
5か月前
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「永滝さんは一人だけでやっていて、どうやって著者を見つけてくるの?」

先日、友人の新聞記者の方と造形家の方とコクテイル書房で痛飲。 そこで、「永滝さんは一人だ…

有志舎
5か月前
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「夜の有志舎」 本の即売会をやります

「夜の有志舎」と称して、こんなことを始めてみることにします。 「夜の有志舎」 本の即売会 開店日時:3月29日(金)17時~20時 場所:「本の長屋」   東京都杉並区高円寺北3丁目8−13  (コクテイル書房の2軒先)   https://miitus.jp/t/honnonagaya/ 内容: 1)有志舎代表の永滝稔が「本の長屋」の店番をしつつ、有志舎の本(主に直近で出版した本。さらに割引価格での特価本もあり)および永滝蔵書の歴史関係の古本の即売会を行います。 同時に

独立開業の「師匠」である、栗原哲也さんの著書『神保町有情―日本経済評論社私史―』…

日本経済評論社の前・社長の栗原哲也さんから著書『神保町有情―日本経済評論社私史』(一葉社…

有志舎
6か月前
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学術書の定価と原価

先日、ある読者の方から「『●●●●』を買いたいと思っているんですが、何でこんなに値段が高…

有志舎
8か月前
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念頭から悩む・・・

「いま、書店で売れている本の殆どは自己啓発本」という話を去年、某大型書店の方にうかがいま…

有志舎
8か月前
5

学術書編集者として来年やりたいこと(本当にやれるかどうかわからないけど・・・)

年をまたいだ積み残し仕事はまだまだ多いですが、今年はあまりに忙しく(間違いなく有志舎創業…

有志舎
9か月前
8

トークイベント成相肇×渡名喜庸哲「哲学と美術をつなぐ書物たち」に行ってきました。

一昨日の11月22日(木)に高円寺「本の長屋」で行われたトークイベント成相肇×渡名喜庸哲「哲…

有志舎
10か月前
6

永遠の初学者の歴史書ブック案内①

「永遠の初学者の歴史書ブック案内」というものをやってみようと思い立ちました。 編集者とい…

有志舎
10か月前
6

装幀について出版社は著者とどれくらいコミュニケーションをとっているか

出版社は装幀について著者とどれくらいコミュニケーションをとっているか問題。 有志舎の場合、 カバー:まず、永滝の方から「こういう方向性でどうか(画像を使うかどうかなど)」と著者に相談。それを踏まえてデザイナーに依頼し、3週間から1か月後くらいにデザイナーから数点の案(ラフという)を出していただき、その中から著者と永滝で相談して決める。カバーには内容紹介文を入れるが、その案は永滝が作成し、著者に相談。手を入れてもらって確定。 オビ:キャッチコピーも案は永滝が作成し、著者に提示