休暇の予定

4月にはどうなるかわからなくて真っ白というか灰色だったスケジュールが、だんだん確定事項で埋まるようになってきた。先が見通せるようになってきたことは純粋にうれしい。
打ち合わせ、会議、委員会、試験、入試、その他大学っぽいこと、それに付随する諸々の締切。
スケジューラーに書き入れながら、山ほどある休暇(休出の振替、年次、夏季休暇等)をどこにねじ込むべきか、思案する。

こういう類のものは、取れたら取る、というスタンスでいるとほぼ100%取れなくなるので、なるべく早いうちに埋める必要がある。
そういう意味では休暇はもはや福利厚生というよりもタスクだ。元は権利であったのだろうが、最近は「取らなければならない」ものになった。行使しないと方々に迷惑がかかる。
休めるからいいような気もするが、その分業務ははみ出るから、どこかで超勤することになってきつくなる。なんかもっとうまい具合に行かないものかなと思う。

カレンダーを眺めながら、なかなか埋まらないなぁと思っていたら、そうか今年はいろいろなことがないんだ、ということに気づいた。
お祭りもイベントもなくなったし、自由旅行もその気になれないし、飛行機は飛んでないし、自粛しろと言われるし、休みになったらここへ行こう!みたいなわくわくを全然持てない。この日は絶対休まなきゃ、というのがなくて困る。
去年は何をしていたのだったか思い出すために過去のnoteを読み返していたら、去年はなんと夏に台湾やフェスに行っていた。は、なんだそれ。去年の自分が猛烈に羨ましくなった。

今年はほんとうにどうしよう。
近場の山に登って温泉コースかな、やっぱり。いやでも今の体力でどこの山も登れる気がしない。まずは筋トレしなくては。
となると、そのうち面倒になって、温泉だけで満足して、というコースになりそうだ。というかほぼ間違いなくそうなる気がする。
それならもうそれでいっか。まぁいいや。休みは適当に取ろう。

というわけで、最終的には目についた白い日に適当に入れることにした。どうせあとから所属内の調整が入るのだ。いいんだ、こんなものは、適当で。
自由じゃないなぁ。自由に決められるのだけれどまったく自由じゃない。タスクとして入れる休暇なんて、ほんとうに楽しくない。

さらに楽しくないことには、所属では休みの予定を指定様式に書き込んで「休暇計画」という書類(!)にして提出しなければならない。
なんだそれ、と思う。ありえないくらいほんとうに馬鹿げているが、しかし付き合うほかない。総務のためだ。総務ではこうする他なかったのだ。
そのうち私が総務に異動になったら絶対やめさせるんだ。
一番自由に休めない総務に異動とか、考えたくもないけれど。

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