全ての人へ営業をおすすめしたい理由②

私事ですが、やっとMacBook Airが届きました。まだ未開封ですが。笑 時間見つけてセッティングし、使いこなそうと思います!

それでは今回は、昨日に引き続き、
全ての人へ営業をおすすめしたい理由②について

①では、なぜ営業をおすすめしたいのか、私自身の経験を踏まえ論じました。

今回は、営業をすることで私がどう変わり、人生が好転したのか、書いてみたいと思います。


営業1年目の私はとにかく自信がありませんでした。
今までの人生を振り返ると、高校受験、大学受験など、人生の節目で失敗を多く経験し、挫折を味わってきました。その結果、自分の未来に希望が見出せなくなり、お先真っ暗な状態が常に続いていたのです。

人と話すのは好きでした。
でも、最初はなかなか自分を出すのが苦手で、
お客様とのコミュニケーションもなかなか上手くいかなかった。社内でもおとなしい方だったと思います。先輩や上司との付き合いも、上手にできる方ではありませんでした。

そんな中始まった営業人生ですが、
本当に最初は辛い日々でした。
まさに過酷そのもの。莫大な担当施設数に比例し、仕事が日々舞い込んできます。処理しても処理しても終わらない。営業、事務仕事、商品不具合対応など、業務が多岐に渡り、扱う商品も膨大だったため、非常に苦しかったのを今でもはっきり覚えています。
今でも、営業1年目のあの時が1番きつかった経験だと思っています。

そんな私にある時、転機が訪れました。

自社の古い製品が入っているお客様先で、
その製品が故障し、更新の案件が舞い込んできたのです。
よし!やるぞ!と気合を入れてお客様の元へ行きましたが、
しかし開口一番、
「おたくの製品はどうなっとるんだ!しょっちゅう壊れて使い物にならん!」とキーマンから怒鳴られました。そう、お客様はなかなか手強い方だったのです。
いわゆるクレーマー。厳格で怒りっぽい方でした。こちらの話もあまり聞いてくれないようなお客様で会話をすることすらままならない。とにかく応対するのに一苦労でした。

そんななか始まったこの商談は長期に渡って続いていきました。
というのもライバル会社のエースがばっちりこの施設をマークし、製品更新を目論んでいたからです。
事実、ライバル会社のエースは、デモ機をお客様の元へ持ち込んできました。しかも私より早く。
後手に回った私はこの時点で劣勢を強いられました。しかし、焦っても仕方ありません。
ライバル会社のデモ期間をひたすら待ち、デモが終わった瞬間にすぐ自社のデモ機をセッティング。自社製品のメリットを、関係するお客様全てに提案していきました。

しかし、商談は困難を極めました。
ライバル会社のエースに猛攻撃を受けたからです。
エースは、製品のランニングコスト比較表や、
自社のセールスポイントを、わかりやすく、丁寧にお客様に伝えていました。
後に分かったことですが、このエース。
その会社でかなり優秀な方で、この商談の前年では営業成績全国1位にもなった方でした。
それだけにトークはかなり上手かった。
お客様の心を掴むのに長けていたわけです。

一方で駆け出しだった私は、どこかぎこちない。
対応もスムーズにいかず、
どこか歯切れの悪いトーク。
自信は声に宿る、と言いますが、まさに私の声には自信のかけらもありませんでした。
そんな声には説得力がありません。
お客様に私の提案は響かなかったのです。

そして、
長期戦が続き、キーマンが遂に動き出しました。
再度2社の違いをしっかり把握してどちらにするか決める、と言い放ち、私に最後のチャンスをくださったのです。

ここだ!と思い、他社品を事前に徹底的に研究しまくり、他社品と比べて自社品の何が優れているのか、調べまくりました。
トークを何度も暗記し、そらで言える程に猛練習しました。

迎えたプレゼン最終日。
全てを出し切りました。ありったけを込めてやりきりました。

結果は無事、受注。
この時、涙が出る程嬉しかったことを今でもはっきり覚えています。
全てをかけて臨んだ商談でした。
絶対に負けない、絶対に勝つと思い続けた結果、その努力が実ったのです。


後日、キーマンと話す機会がありました。

「〇〇君、今回なぜ君のところを選んだかわかる?」と言われました。

なぜですか?と問いました。

「それはね、君が一所懸命だったから。
正直他社の営業マンの方が君よりも上手だったよ。説明も分かりやすかった。でもね、君がとにかく頑張ってくれたから、それに心を打たれた。だから君に任せようと思ったんだ。」

心が震えました。
全く自信のなかった自分の行いが、お客様の心を動かし、ことを成せたと分かり、ここまで頑張ってきて本当に良かったと心から思えたのです。
この時に思いました。
営業は技術も大事。でも心で勝負できる。熱心に心を込めて声を届ければ、それはお客様に伝わり、心を通わせることができるのだと感じました。

それからの私は自分に自信を持つことができ、
前向きに仕事をこなすことができるようになりました。苦手意識があった営業も、お客様との関わりの中で少しずつ楽しめるようになりました。

営業は、人間として自身を成長させてくれます。

なぜなら、営業をやることで、お客様と心を通わせることができ、人の気持ちを推し量ることができるようになるからです。
そして、なにより自身の努力が結果に反映されます。やればやった分、頑張れば頑張った分、成果が返ってきます。これ程素晴らしい仕事はないと思っています。

営業は辛いです。
でも、営業は人生で大事なことを教えてくれる教科書にもなり得ます。
営業で思い悩んでいる人や、営業を志そうとしているけれども前に進めない人がいたら、
まず行動してみてください。お客様と真剣に向き合って、愚直に、お客様に貢献できるよう頑張ってみてください。必ず何かが得られるはずです。
そしてその何かは、あなたの人生を変えるきっかけとなり得るのです。


今回は以上です。
ここまでお読みいただきありがとうございました^ ^
それではまた次回で!

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