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ブロックチェーン×初心者でもふんわり知ろう!×ゲームへの応用は?

こんにちは、くもみです。

ブロックチェーンという言葉を聴いたことがあるでしょうか?
最近よく仮想通貨(暗号通貨)の話題で耳にする言葉です。
ちょっと調べてみるとこの技術は、なにもお金に関することだけに関わらず、今後世界の取引の常識をがらりと変えてしまうような、たくさんの事に応用が期待されているというのです。

私たちが大好きな「ゲーム業界」でも、
このブロックチェーンの技術は大いに注目されてきています。

私は元々ゲーム業界で働いていたので、この技術が今後業界にどんな影響をもたらすかについては非常に期待しているところです。次々と発表される最新情報や世界の動きを見逃さないために、【ブロックチェーン】について調べてみましたので、なるべくわかりやすくまとめて共有したいと思います!


キーワードは
【分散型・集中型】【トラストレス】【暗号化】【コンセンサス】などなど。
これが全てわかる方は、この先の話も大体はご存知かもしれません。


私もまだまだ初心者ですので、もし記事の内容に誤りや気になる点などがありましたら、ご指摘いただけると幸いです!

もくじ
・ブロックチェーンってなに?分散と集中
・ブロックチェーンの仕組み、そして信頼性について
・ゲームへの応用は?~ゲームが資産になる時代?~


ブロックチェーンってなに?分散と集中

ブロックチェーンは、【分散型台帳技術】とも言われます。台帳とは、資産の取引の記録のことです。
簡単に言うと、その台帳を、対等な関係のたくさんのコンピュータで分散して持つという、【分散型ネットワーク】です。


従来の【集中型ネットワーク】と違い、管理者という立場がいないため、
当事者同士が対等の立場で資産のやり取りをすることが出来ます。

図1


従来の集中型ネットワークでは、情報のやり取りは必ず管理者
(サーバーやクラインアントといわれる)を介して行われます。こうした中央集権的なシステムは、そこに問題が生じるとネットワーク自体が機能しなくなってしまうので、管理者への信頼が大前提で管理にも多くの労力やコストがかかりました。

一方で分散型ネットワークでは、一部のコンピューターにトラブルが生じても、他の全ての健全なコンピュータで【取引の履歴=台帳】を保持しているため、システムのダウンが実質的におこらないような構造になっています。また、個人間で資産を取引しても、それを多くの人が台帳として記録・監視しているので、たった一人の管理者を信頼(トラスト)する必要がない
「トラストレス」な取引というものが実現します。


ブロックチェーンの仕組み、そして信頼性について

それでは、もう少しだけ踏み込んだ話をしましょう。
まずは「ブロック」「チェーン」について説明していきます。
ブロックとは、複数の取引(トランザクションといいます)をまとめたもののことです。新しいブロックは、取引の内容に不正(改ざんなど)がないかどうかが確認され、承認されることで追加されます。
チェーンとは、このブロック同士をつなげているものです。
これらのブロックは全て
「起源(genesis)ブロック」といわれる最初のブロックから、次のブロック、また次のブロック…とずっと繋がって記録されてきています。


ブロックチェーンには中心的な管理者がいませんが、複数のコンピュータ(ノード)が、このブロックの承認について合意を形成する複数の仕組み【コンセンサスアルゴリズム】というものがあります。
たとえば、ブロックの追加に非常に膨大な計算が必要になるなど…ここでは詳細は割愛しますが、こうした仕組みのおかげでデータの改ざんが非常に困難になっています。

ちなみにこのブロックの中に取引の履歴は残りますが、その内容自体はきちんと【暗号化】されているので、無関係な人にその内容が知られることはありません。

ブロックチェーンはこういった、【分散化】【暗号化】【合意形成】などの技術が組み合わされて出来ているため、データの改ざんやコピーなどの不正が非常に難しく、信頼性が高いとされています。
ブロックチェーンがビットコインなどの仮想通貨(暗号通貨)の根底を支えられるのも、こうした特性のおかげなのです。



ゲームへの応用は?~ゲームデータが資産になる?~

このブロックチェーン上で動くゲームを
【ブロックチェーンゲーム】もしくは
【DApps(Decentralized Applications)=分散型アプリケーション】
なんて言ったりします。

上記で説明したようなブロックチェーンの特性を利用して作られた
ゲームのデータは、
【改ざん・コピーできない、所有権の明らかな資産】として、ユーザー同士で直接やり取りをすることが可能になります。


具体的にはどういうことかというと、
例えばあるユーザーAさんが、そのゲームの中に10本しか存在しない
【伝説の金の剣】
を手に入れたとすると、Aさんはその所有者となることが出来ます。
従来のゲームにおいては、こうしたアイテムのデータ自体はAさん本人のものではなく、そのゲームの制作会社が権利を保持しています。そのゲームが用意するマーケット(取引所)が無ければ、誰かに売ったりすることも出来ませんし、極端に言えば、ゲーム制作会社の意向でアイテム自体をなくしてしまったり、データを書き換えてしまったりもできます。もちろん、会社自体が潰れてしまえばそのアイテムの価値は全くなくなってしまいます。

しかし、このアイテムがブロックチェーン上のデータだったとしたら、話は違ってきます。
【伝説の金の剣】を作ったのがゲーム制作会社だとしても、Aさんはそれを自分の資産として所有し、ブロックチェーン上で自由に取引することが可能なのです。また、ブロックチェーンの性質上、Aさんの【伝説の金の剣】は複製されることが無いので、世界に10本の希少なものとして付加価値がつく可能性も高いといえます。
また、この10本の剣はそれぞれ固有の資産なので、
例えばAさんの所有する【伝説の金の剣】が使い込まれていて攻撃力が10上がっていたり、Bさんの所有する【伝説の金の剣】は鍛冶屋で炎の魔法がエンチャントされていたり、買い手側は同じアイテムでもどの所有者から買うかどうかを選ぶことだって出来ます。

ここまでの話を聞いて、「資産といっても単なるデータじゃないのか」と思われた方もいるかもしれません。実は、このブロックチェーンゲームが画期的なのは、【イーサリアム(Ethereum)】と呼ばれるプラットフォームを利用しているため、ここで使われる通貨である【イーサ(ETH)】で取引を行えるという点です。
実はこの【イーサ(ETH)】は、きちんとした取引所で正式に法定通貨(日本円など)にも換金することが出来るのです。

どうでしょう?とてもわくわくしてきませんか?
今までどんなにゲームのキャラクターやアイテムを頑張って集めても、ゲームをやめてしまえばそれは意味の無いものになってしまっていたと思います。しかし、ブロックチェーンゲームにおいては、もしあなたが望むのならば、それを必要としている人に自分の好きな値段をつけて譲ることが出来ます。もちろん、自分が欲しいと思うキャラクターやアイテムを出品している人から購入することも出来ます。

ブロックチェーン技術によって、このような新しい価値観や資産の循環が生まれ、未来のゲームのシステムは、今とは全く別のものに発展していく可能性があると思います。

もちろん、従来のような資産的ではないゲームの需要がなくなるとは思いませんし、ゲームが「ゲームという境界」を超えて、投資やビジネスのようになってしまったら、それはそれで私たちの望むものとはまた違うような気もします。(もしかしたらそういったものはゲームとは違う、新たなジャンルとなり、需要が生まれるかもしれませんが)


以上、簡単にでしたがブロックチェーンについての簡単な説明をさせて頂きました。ただ、ここに書かれていることは内容をわかりやすくするために色々と簡略化して説明していますので、もっと正確に理解するためには他のインターネットのサイトや書籍などを読んで頂ければと思います!

この記事はその足がかりとして。
ちなみに、私が参考になったと思うサイトのリンクを一番下に張っておきますね。よろしかったら訪問してみてくださいね。


ゲーム業界の未来を想像していく上で、ひとつのキーワードになってくるであろう『ブロックチェーン』。

今後も最新情報に注目していきましょう!!



***

以上、ここまで読んで頂いてありがとうございます!
何かご指摘や感想がございましたらコメントくださると幸いです。
スキやフォローも、いつもありがとうございます!

くもみ。


参考

「ブロックチェーン」とは?今さら聞けない基礎知識を解説
https://ferret-plus.com/7706

仮想通貨とかテクノロジー
https://salestechnologylab.com/

ブロックチェーンとクリプトカレンシー用語集A-Z
https://bitcrystals.com/

ブロックチェーンの仕組みをわかりやすく解説
https://www.sbbit.jp/article/cont1/34324#head3

ブロックチェーンの仕組み
http://www.nttdata.com/jp/ja/services/sp/blockchain/mechanism/

『これからを稼ごう 仮想通貨と未来のお金の話』
堀江貴文著


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