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「詩 その他」から分離して、詩のテクスト情報を掲載します。
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#限り無い攣を束ねて

ピグマリオン

ピグマリオン

 ピグマリオンを引き裂くと、甘い灰色の無花果は実る。
 怯まずも逸脱を満ち断つ、回廊を弾く海温と、
 沸き立つ致死量の血潮で追いかけ、
 死を乞う火の鳥の彩りが紐解ける。

 幾度も、静まりを埋め尽くす波と、
 幾つもの詩を問う広がりを飲み込んで、
 騒ぎ出す、洗われたガラテアは泡立ち、
 重ね合わされたひとときはミルク色を譲る。

 生み出された赤薔薇を逆様の女神と拾い、
 モザイクから零れ落ち

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さくみるよりあられ

さくみるよりあられ

 さくみるよりあられ
 まるでちるよりかばへくる
 かくれちるよりはばかられ
 かるにみぶおいがいらいをきく

 さるにみゅぼりばばへ
 かじゅばるほおいなふぁれぶく
 あむれひるにもまたたかれ
 りゃむひるもりはいまいのヴィる

 割く蜜よりただれ
 悪魔で伸びるより赤へ生む
 策へ散るより逆様へ
 砂漠に溺れ徘徊へ死す

〈限り無い攣を束ねて4-1より〉

真空ダンス

真空ダンス

 蕾はふっくらと膨らんで、
 固まりを孕んだ指先がある。
 かじかんだガラス細工の様に透明で、
 亡命の不安は快感だ。

 ふっくらの上の不満の塊は、
 内側に引き攣ろうと逆立ち。
 恥じらいで刺さる合図と象形が、
 往復して転覆する。

 真空ダンスを糾弾し、
 深紅と暗部は銃弾の薔薇
 醜態は肉体を吸盤で縛し
 白昼の悪友を濁流で丸くした。

 反、乱、快感、
 再三の爛漫が固唾を飲み、ノック

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雪の女王の詩

雪の女王の詩

 フブキと知る続き、
 すぐにも散る狂いの満ちる
 剣も朽ちる部類の月
 無類の傾きで緩い向日葵は凍てついてつる。

 髪の毛は秘密を含んでいて
 緩んで行く口付けは、今まさに、狂って行く。
 舞いの音は肺を止め、愛と燃える巴となり、
 街を超える風と影が、寒空に遠吠えを呼ぶ。

 ありのままで咲くならば、
 余りのマグマを針の穴に通すがいい。
 蛹の中に、更に泡立ちと絡み、
 わたくしの体は空白

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