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松尾友雪〈Yusetsu Matsuo〉
2022年10月29日 20:25
欠落した肉体が残像を求める。休日の虚脱感。なんとかして動かねば、意味もなく時間を消耗してしまう。生きることを意味化しようと必死に回転して、文字に起こし、自分を慰めて、納得させて諦める。歩み出して初めて思い知らされる、如何に自分が無思考的だったのか。曇天の下、洗濯物を持ってコインランドリーを行き来する。君は論文を書いているだろう、僕は写真についてレポートを書こうかと思っている。でも、どの写真につ
2022年10月7日 01:38
時々、激しい憎しみを感じる電話のベルや雨の音、子供が騒ぐ声や、誰かの笑い声に。少年誌の、漫画の主人公に生理的な嫌悪感を覚えるデリカシーのない男の子達がもうこの世に殆ど残されていない冒険やワクワクを貪り世界を我が物顔で蹂躙し略奪するからだ。「知は暴力であり唯一の革新だ」とでも言いたげに新世界を健康な足が闊歩する。そこで踏みにじられる声なき聞こえが主人公の前でひざまづく。陽キャ
2022年10月7日 00:03
リストカットをやめられないあの子を今日ブロックした。結局、あの子のことはわからなかったけど、最初から、わかるとか、わからないとか、そういうことではなかったのかも知れない。あの子の絶望感とか、わがままとか、有象無象の戯言、袋小路の世迷言。私が冷たいのか、あの子が意固地なのかその周りが分裂的なのか、確かめる術もない。雨でびしょ濡れになった私の感情が、踏み潰されて、「別に最初から同情