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「詩 その他」から分離して、詩のテクスト情報を掲載します。
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2022年10月の記事一覧

幻肢痛

幻肢痛

欠落した肉体が残像を求める。休日の虚脱感。なんとかして動かねば、意味もなく時間を消耗してしまう。生きることを意味化しようと必死に回転して、文字に起こし、自分を慰めて、納得させて諦める。歩み出して初めて思い知らされる、如何に自分が無思考的だったのか。

曇天の下、洗濯物を持ってコインランドリーを行き来する。君は論文を書いているだろう、僕は写真についてレポートを書こうかと思っている。でも、どの写真につ

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主人公に暗黒時代を

主人公に暗黒時代を

時々、激しい憎しみを感じる
電話のベルや雨の音、
子供が騒ぐ声や、
誰かの笑い声に。
少年誌の、漫画の主人公に生理的な嫌悪感を覚える
デリカシーのない男の子達が
もうこの世に殆ど残されていない冒険やワクワクを貪り
世界を我が物顔で蹂躙し略奪するからだ。
「知は暴力であり唯一の革新だ」とでも言いたげに
新世界を健康な足が闊歩する。
そこで踏みにじられる声なき聞こえが
主人公の前でひざまづく。
陽キャ

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切断

切断

リストカットをやめられないあの子を
今日ブロックした。
結局、あの子のことはわからなかったけど、
最初から、わかるとか、わからないとか、そういうことではなかったのかも知れない。
あの子の絶望感とか、わがままとか、
有象無象の戯言、袋小路の世迷言。
私が冷たいのか、あの子が意固地なのか
その周りが分裂的なのか、確かめる術もない。

雨でびしょ濡れになった私の感情が、踏み潰されて、
「別に最初から同情

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