マチュピチュの10倍規模、ペルーの秘境遺跡チョケキラオ行ってきた
自転車で世界一周中!ゆーせいです。
日本人に、いや世界的にもまだまだマイナーな巨大遺跡チョケキラオに行ってきました。
動画では、ざっくり全体の流れや動画映えするところをまとめてみました。この遺跡、マイナーな遺跡と一蹴するにはあまりに惜しく、日本人の方にももっと行ってもらいたい、、、というか多分これから流行ると勝手に思っています笑
そして、行きたいと思った時に中々情報が少なく躊躇することがないように、必要な情報をここにまとめておこうと思います。
チョケキラオ遺跡への入り口の村Cachoraまで
このチョケキラオ遺跡、なぜマチュピチュの10倍以上の規模がありながらマイナーな遺跡に甘んじているかというと、ひとえにそのアクセスの悪さにあります。ただし、別にツアーを組まなくても十分自分の力で1人で行けますのでご安心を。
今回はペルーインカ遺跡観光の拠点となる街、クスコからの行き方をまとめてみようと思います。
まずクスコから乗り合いタクシー(コレクティーボ)でクラウアシのという街に向かいます。
乗り場はこちら。「クラウアシー!」って叫んでる客引きに声をかければオッケーです。こちらは目視で場所と営業していることを確認済みなので確実に使えます。
クラウアシの街から次はアバンカイの街へ向かう乗合タクシーを探します。残念ながら、こちらは確認できなかったので(自分は普段自転車で移動しているため)村にいる人、あるいはタクシーを降りる時に運転手さんに「アバンカイ?」って聞けば教えてくれると思います。村自体はそこまで大きくないので、簡単に探せるかと思います。
それが面倒であれば、クスコから大型バスでアバンカイ行きを買ってしまうのも一つの手です。
アバンカイに向かう乗合タクシー(かバス)に乗る際には「カチョラで降りたい」と伝えましょう。これで伝わるはずですが、正確には、乗合タクシーの道中にカチョラの村があるわけではなく、カチョラの村へ行く分岐で降りることになります。具体的にはこの地点です。正確に伝えたければ、この地図を見せてここで降りると伝えるか、ここに到達した時点で運転手さんにここで降りると伝えるといいと思います!
この地点で降りると運が良ければその場でバイクタクシーorタクシーの運ちゃんが待ち構えているので「カチョラ」と言えばカチョラの村まで連れて行ってくれます。
運が悪いと人がいません。この時の選択肢は三つです。
①タクシーが来るまで待つ(時間帯によっては来ない)
②分岐を入っていく車をヒッチハイク
③歩く(ギリギリ歩けない距離ではありません、ほぼ一本道なので迷うこともないです)
ご自分に合った選択肢を選びましょう。
カチョラに街に着いたら、一休み。一泊するのがオススメです。検索すればいくつか宿が出てきます。どの宿でもチョケキラオ遺跡に行っている間不要な荷物を預かってくれるはずです。小さな村ですが、八百屋やミニマーケット、食堂、一通りのものは揃っています。
カチョラから遺跡まで
カチョラからチョケキラオ遺跡までの片道30kmには大きく4つのチェックポイントがあります。それぞれ解説しますので、どのチェックポイントで宿泊するかは各個人の判断となります。それぞれのチェックポイントのグーグルマップのリンクも貼っておきますので、計画を立てる際は標高差など参考にできるかと思います。
①カプリヨク
キャンプ場・ホテル・食堂・売店・チケットオフィス有り
ここまでは実はカチョラから車でも到達できます。私は行きはカチョラから歩いて、帰りはタクシーでカチョラまで帰りました。
車で行けるくらいですから、細かいアップダウンがありますが、急で長い坂道はありません。ここでチョケキラオ遺跡の入場券(確か50ソル)を購入します。このチケットはチョケキラオ見学中にどこからともなく係員がやってきて回収しますので、無くさずに持っておきましょう。
②チキスカ
キャンプ場・ホテル・食堂・売店あり
カプリヨクからチキスカまでは基本的には谷底に向かって下りです。道中で一箇所売店・キャンプ場もありますが中途半端な場所なので今回は説明しません。
私は1日目ここに宿泊しました。ホテル一泊25ソル(この先どこのホステルも最安値はこの値段で統一されているようです、もっと出せばより良い部屋に泊まれます)キャンプ場5ソル(テントや寝袋持っている方のみ、ホテル同様この先どのチェックポイントでも5ソルで統一されているようです)。
全ての施設が別途有料だと思ってオッケーです。wifi、温かいシャワー、プールが有料で利用できます。wifiの速度は基本的にどこでも期待しない方が無難かと思います。
インフラが整っていないトレッキングルートなので全ての物資、設備が割高ですが、選択肢も他にないので基本的には受け入れるしか有りません。
③サンタロサ
チキスカからサンタロサは谷底へ一旦降って、そこから対岸を登ったところにあります。「バハ」と「アルタ」と二箇所あります。アルタは1時間ほどバハからさらに歩きます。
どちらもキャンプ場・食堂・売店はどちらもありますがホテルはアルタしかないかもしれません。アルタしか利用していないのでバハにホテルがあるかわかりません。おすすめはアルタの方です。というのも、こちらの方が設備が新しく、整頓されている感じがします。バハは全体的になんとなく泥々しい感じがしました。
④マランパタ
サンタロサからマランパタまではひたすら登りです。
キャンプ場・食堂・売店・ホテルあり。
ここが四つの拠点の中で一番大きいですが、大きいだけです笑
しかしホテルの選択肢が多い分、クオリティの高そうなホテルを見かけもしました。疲れを癒すにはちょうどいいかもしれません。
チョケキラオ遺跡
キャンプ場あり。(食堂・ホテルなし。売店、、、おそらくなし)
マランパタから遺跡までは1時間〜2時間、細かいアップダウンの道を歩いて行きます。遺跡の範囲が広大なので、4〜6時間、自分の体力や興味の度合いでかかる時間が変化するかと思います。
前述の通り、入場の際にはチケットを回収されることはない(というか門に人がいないしそれらしい建物もない)のですが、見学してる途中にチケットある〜?って聞かれて回収されます。
ここにはホテルがないのでキャンプ道具を持っていない人は少なくともマランパタには戻ることになります。マランパタで宿泊すれば、宿で荷物を預かってくれると思いますので、昼食と飲み物、カメラなど必要なもの以外は宿に置いていくのが吉です。サンタロサを出発してチョケキラオ遺跡を目指す場合でも、先にマランパタでホテルを決定し、そこに荷物を置かせてもらうと遺跡内を身軽な格好で回れるかと思います。荷物をサンタロサ発→チョケキラオ→サンタロサ帰着を1日でやることも体力に自信があれば不可能ではなさそうです。しかし、不測の事態があった時に荷物をサンタロサに置きっぱなしは少しリスクが高いような気もします。
肝心の遺跡内部ですが、いくつか見所があります。代表的なのは以下の二箇所でしょうか。遺跡内部の地図はGoogleマップはあまり正確ではないので、mapsmeというダウンロード式のアプリの方を使うといいかもしれません。
段々畑にリャマの絵が描かれている。インカの遺跡の中でもここでしかみられません。
メインの遺跡が見渡せる展望所です。
必要な持ち物
・パスポート(チケット購入の際に提示)
・十分な現金(カード払いはクスコほど浸透していませんし、食事・売店は全体的に割高です)
・歩きやすい靴(結構凸凹な道を歩きます。トレッキングシューズがあれば◎ですが、ランニングシューズのようなものでも対応可能です。スニーカーは、、、、気合い次第では笑)
・虫除け。効果があるかわかりませんが、道中蚊よりも大きいハエのような虫が刺してきます
・日焼け止め。
・その他旅行に普段持っていくもの
長時間歩くので軽量化を図るか、重さと引き換えに利便性や安全性を取るかは個人の判断となります。基本的に飲み物や食事は道中で売っているので買えますが、割高なのが許せない方は水や食べ物をカチョラの街で大量に買って持っていくといのも一つの方法です。
体力が心配な方へ
詳細や方法が全くわかりませんが、体力が心配な方へのオプションとして二つ考えられます。
①ポーターを雇う。
カチョラかカプリヨクで馬かラバで荷物を運ぶポーターさんを雇うことができる気がします。そこで全ての荷物を預けて、指定のキャンプ場に持ってきてもらって飲み物と軽食だけ持って手ぶらでトレッキングも可能かと思います。気になる方はカチョラの街でホテルのスタッフさんに聞いてみるといいかと思います。
②馬に乗る
一回だけ荷物どころか本人も馬に乗せてもらっている旅人も見ました。追加でお金を払えば馬に自分も乗って悠々道中を楽しめるかもしれません。(乗馬は乗馬で体力使いそうですが、、、)
終わりに
いかがだったでしょうか、自分なりに細かくまとめてみたつもりですが、もし質問などあればコメントにて受け付けております。数日中に返信いたします。とっても素敵な遺跡ですので、ぜひ行かれてみてください!!