アーバンウォッチを考える
ラグジュアリースポーツウォッチ(通称ラグスポ)ブームを迎えて早数年。
各メーカーはその流行に乗るためラグスポ寄りの新作腕時計を続々と発表しています。
そもそも、ラグスポの定義とは何だろうか?
私個人は次のように考える。
ラグスポの代表的モデルとして次のようなものがありますよね。
オーデマ・ピゲ ロイヤルオーク
パテック・フィリップ ノーチラス
ヴァシュロン・コンスタンタン オーヴァーシーズ
A.ランゲ&ゾーネ オデュッセウス
ブレゲ マリーン
ジラール・ペルゴ ロレアート
これらは、一般的に超が付く高級ブランドの超高級腕時計です。
普通の人はなかなか買えません。
私は以前から、これら超高級ブランドが作るラグスポと普通の高級ブランドのラグスポを同列に扱うことに違和感がありました。
ラグスポは超高級ブランドのものである、という認識が私の中にあるからです。
だから私は、これらラグスポと区別するために
アーバンウォッチ
というジャンルを定義したい。
私はアーバンウォッチを次のように定義したい。
アーバンウォッチ=気軽な機械式腕時計、と考えてもいいかもしれない。
そういう意味で価格は100万円以下にした。
一般的に腕時計で100万円と考えるとかなり高額に感じるかもしれないが、高級腕時計全体で見るとリーズナブルな部類として考える。
汎用ムーブなのはメンテナンス性を考慮しているからだ。
夜光塗料の有無を問わないのは、スポーツウォッチと定義していないから。
あくまで日常使いを想定しているからだ。
次は、私が今いいなと思うアーバンウォッチを紹介しよう。
1.タグ・ホイヤー カレラ デイト
2023年に発表された定番モデル「カレラ」のカラフルな文字盤を持つ小径のコレクションです。
発表当時はブルー、グリーン、ピンク、シルバーの4色展開だったが、現在はダイヤ付きのモデル等多数のバリエーションが存在する。
個人的にウグイスカラーのグリーンが最推しだが、他のカラーリングも実に絶妙な色合いで良い。
ムーブメントはCal.7。
ベースはSW300でメンテナンス性も十分だろう。
価格は40万を超えておらず、それでいて所有欲も十分に満たされるはずだ。
2.ジン 556.A.RS
航空機のコックピットクロックに由来する556シリーズに赤い秒針を採用したモデルです。
程よい高級感に加え20気圧防水・減圧耐性・4,800A/mの耐磁性能を持ち、デイリーユースにもってこいです。
アラビア数字と赤い秒針が絶妙にマッチした、ジン独特の雰囲気を十分に楽しめるモデルです。
価格も30万を切っています。すごく安定感がありますね。
3.キングセイコー SDKA005
満を持して復活したキングセイコーの上位モデル。
こちらの記事でも紹介しています。
何度も言うが6L系を載せているこのモデルを買うのが最適解だろう。
ビジュアルは文句無し。最高に渋い。
ちょっと高く感じるけど欲しいなぁ。
4.カール F. ブヘラ マネロ アーバン
最後に、カール F. ブヘラの代表的コレクション「マネロ」の2024年新作「マネロ アーバン」を紹介します。
まだ発表されたばかりでレビュー動画がないので画像で紹介。
ジョン・ウィックが身に着けていることや、ロレックスに買収されたことで知っている人がいるかもしれないマニアックなブランドです。
ブラック、ブルー、モカ、サンドの4色展開で、最初に発表したタグ・ホイヤーに比べかなり落ち着いたカラーリングが魅力的です。
個人的に渋いモカが最推し。
価格は約80万と最も高額ですが、このブランドのモデルではリーズナブルで渋カッコよくさらりと高級腕時計を身に着けられるでしょう。
実物はめちゃくちゃ綺麗だと思います。
まとめ
何でもかんでもラグスポ扱いするのは違和感がある、というお話でした。
今日紹介した腕時計は私個人が普段から欲しいと思っているものです。
まだまだ似たようなモデルはあると思いますので、ぜひ探してみてください。
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