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【メンタル第1回】メンタルに強いも弱いもない

競技をやっていく上で絶対に避けて通れないのがメンタルのお話。
技術的、体力的に充実していても心の面でうまくいかずに結果が出せないことはスポーツではよくあります。


まず、このシリーズの記事は大人に読んでほしいです!
なぜか?
子どもに伝える、サポートするにはまず、大人が知って生活の中で少しでも実践しないといけないからです。
だってメンタルは生まれ持った強さ弱さではなくてスキルだから。


水泳に関しては基本的に個人スポーツ。
チームで高め、支え合うことでメンタルがどうにかなることはよくありますが、それも個がある程度しっかりしている前提だと思います。


メンタルに関してはこれまでなかなかSNSやブログ等でも触れる機会がなく、生徒さんとの個別でのやり取りでしかサポートをしていませんでした。
ですが、メンタルに関することでもっとできたなと思うことが指導でも発信でもありました。というわけでメンタルのことも発信していこうと思います。


第1回目の今回は、「メンタルの強い弱いの差はそんなにない」というテーマです。

これはメンタルのことを語る上で大前提のテーマになります。


「どんなに話を聞いてもメンタルなんて強くならない!!!」


って人がいますが、ある意味正解で、ある意味不正解。
そもそも強い、弱いって軸で測る物では無いからです。



人間だから感情があって当然

メンタルを強さ弱さで測っていると、次のような誤解があります。

「メンタルが強ければ緊張しない」
「弱いから本番に緊張して力を発揮できない」

「メンタルが強ければ、嫌なことも我慢できる」

「メンタルが強ければ挫けず継続できる」

「メンタルが強ければ無理しても大丈夫」


これら全て、メンタルが強いからではないと言われています。


感情に波はあるし、人生で良いも悪いも出来事は起こります。
緊張する場面、深い悲しみや失望を味わう場面は絶対にやってきます。


大切なのは、その時の感情や自分の状態を認識し、飲まれてしまわないこと。
襲いかかってきた感情の波に対処するコントロールスキルがあるかどうかの違いだそうです。


メンタルを左右する3つの要素

メンタルの話をすると、多くの人は 「メンタル=気持ち、感情」ってイメージだと思います。

ですが、メンタルは

・思考
・感情
・行動

この3つによって左右されます。

基本的に多くの人が感情に大きく振り回されてしまいます。
それもあって「メンタル=感情」って認識になりがち。


思考は感情ではありませんよね。
考え方や認識の仕方です。
同じ出来事が起こった時に、それをポジティブ変換するかネガティブ変換するかは感情ではなく思考ですよね。

もちろん感情が沈んでいれば、ネガティブ変換しがちですが、
逆に思考を変えることで感情が上がったりもします。


行動もメンタルに力を与えてくれます。
前向きな行動をしていれば前向きな気持ちになってくるし、卑屈になって後ろ向きな行動をしていると気分もますます沈んでいきます。


「気晴らし」って言ってどこか遊びに行ったり、運動したりしますよね。


強さではなく、対処スキルを知ってるかどうか

改めて、メンタルは強さ弱さではなくてスキルなんです。

最もパワーが強いのは感情で、行動にも思考にも影響してきます。
ですが、これは行動や思考を知らず、感情に振り回されてしまうからにすぎません。


身近なところで言うと、さっきの気晴らしや、深呼吸は行動から感情を落ち着けようとする行為です。

結構、日常的にやってるでしょ?

あとはバリエーションや思考の面でも対処スキルを増やしていくだけなんです。


対処スキルの種類はたくさんある

対処スキルには思っているよりたくさんの方法があります。
これに関しては今後、ちょっとずつ書いていきたいです。


行動、体からアプローチする例

深呼吸、特に吐く息を長く重点的に行うことで昂りすぎた交感神経を落ち着けて、緊張の緩和をしてくれることがわかっています。

シンプルに健康的な食事、睡眠、運動の習慣を送っている人は気分が落ち込みにくいというのもみんな知っているはずです。
体が元気であれば、メンタルは落ち着くとみんな知っています。

目の前の出来事のせいだけにするのでなく、

「そういや最近寝てなかった?」と問うことで変わることもあります。


認識や考え方を変える

嫌なこと、不運なことが起こった時にどう考えるかでもメンタルは変わります。

例えば怪我をしてしまった時にどう考えますか?

確かにスポーツをしていて怪我は不幸なことです。
しばらくは落ち込んでも構いません。

ですがそのあと、その感情に呑まれるか、スキルを発動するかであなたの真価と進化が問われます。

「怪我してしまった、、、終わりだ、、、」

といって塞ぎ込むのか


「足の怪我だけで済んでよかった、上半身は動くからこの機会に上半身をもっと強化しよう!」

「リハビリすることで自分の体とゆっくり向き合える機会だ」


最初は嘘でもそう唱えることで、認識を変えて前に進む力が湧いてきます。


自分の人生の舵を取ること

そして今回の最後に伝えたいこと。

メンタルをコントロールするスキルを身につけることは、自分の人生の舵を取ることだと思います。

感情の波、他者の感情の波に流されるのではなく、
1つ1つ感情を処理し、コントロールするスキルをつけることで
自分の人生の山あり谷ありを謳歌していくことができます。


次回から、より実践的な内容に入っていきます。

選手だけでなく、読んでくれる皆さんの毎日が少しでもご機嫌さんになりますように!

最後までありがとうございました!



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