筆記具選びは大変
文房具が好きだ!No.2
No.1の記事のまとめにも書かせていただきましたが、文房具は好みが分かれます。特に筆記具です。ですからたくさん試すしかない。大げさに言えば、一本一本と合コンしなければなりません。積極的に出会いを求めなければ運命の一本には巡り合えないでしょう。僕の運命の一本の定義は、実用的でかつ飽きのこないものです。
ではなぜ運命の一本を探す必要があるのか。大きく分けて理由は3つあります。
●今後筆記具選びに迷わなくなる
●作業効率が向上し、モチベも上がる
●自分を見つめなおすきっかけになる
です。細かく説明します。
筆記具選びに迷わなくなる
僕は100本近くシャーペンを持っています。それで、今本当に使っているペンはたったの3本(オレンズネロ、デルガードタイプER、S20)です。入れ替えはほぼしていません。しかし、このペン、特にオレンズネロを買う前はしょっちゅう入れ替えをしていました。デザインはよくても使っていくうちに「あれ、合わない」と感じ、飽きてしまうからです。
しかしこの3本はいくら使っても飽きない。勿論改善したほうがいいと思う点はあります。ただし許容の範囲であって、使用の上で文句なしです。100%満足できる商品はオーダーメイドでなければ無理でしょう。しかし、100%に近い商品を見つけることは可能です。自分が合う筆記具の特徴を洗い出し、本当に必要としていることを見つけ出す。これにより、やみくもに新商品に飛びつくことはなくなると思います!(収集を目的としているのであれば別です!)
【自分の例】 気に入っているペンの特徴から共通点を探す
オレンズネロ・・・折れない、手が痛くなりにくい、程よい重さ
デルガードER・・・折れない、手が痛くなりにくい、すぐ文字を消せる
S20 ・・・手が痛くなりにくい、程よい重さ
結論、手が痛くなりにくい(太さ、形状、重心など様々な要因を調べる)ことが僕にとって最大の条件であり、折れない、程よい重さがある、すぐ文字を消せるといった性質や機能が合わさることで、より満足できるということです。逆に、グリップの種類はメタル、ラバー、木軸とばらばらのため、大したこだわりがないことを意味します。
まだしっくりくるペンがないという人は、現在持っている筆記具への不満をまとめてみるといいかもしれません。
作業効率とモチベがアップ
自分に合わない筆記具を使っているとイライラしたり集中できなかったりと、少なからず勉強や作業に支障が出ます。「筆記具のせいにするな」と思うかもしれませんが、試験中に芯が折れると意識を筆記具に持ってかれてしまい、暗記内容がすっ飛ぶこともあります。その場合心の芯まで折れてしまいます。
筆記具は本来勉強や仕事の道具です。道具とは生活の便のために用いるものであって、作業の妨げになっては意味がありません。自分に合った筆記具を使うことで作業効率が向上し、結果的には「この筆記具のおかげだ」と少し感じるようになると思います。
自分を見つめなおすきっかけになる
これまでの2項目とは少し違います。
筆記具、ひいては文房具は比較的簡単にこだわりや個性を出せます。そして、好き嫌いが分かれます。したがって、自分の価値観や考えに気づくことができます。こだわり選んだ一本であるからこそ、
「自分はこのペンのどこに価値を見出しているのか」
に対するはっきりとした意見を持つことができるはずです。
筆記具は自分を映す鏡の役割を担い、自分という人間をみつめなおさせてくれます。これをきっかけに、日々の出来事に対する自分の行動に意見を持つことも可能です。自分の意見を見失っている、流されてしまっている人がいると思います。僕もその一人でした。しかし、文房具をこだわると、彼らは僕の個性や価値観を具現化してくれ、自分の存在に気づくことができました。自分を見つめなおさせてくれる文房具は、人生における道具だと思います。
まとめ
筆記具は文房具の中でも一番注目される存在であるからこそ、たくさんの種類が販売されています。その一本一本に文房具メーカーは魂を込めています。最近ではアンケート調査によってユーザーのニーズに応えた商品やユーザーがカスタマイズできる商品も増えています。ただし、全ての筆記具が自分に合うわけではないのも事実です。最終的な判断はユーザーである僕らに委ねられます。開発者の方々の熱意に報いる訳ではありませんが、ぜひ真剣に筆記具を選んでみてはいかがでしょうか。運命の一本に出会えることを心からお祈りいたします。
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