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自称サバサバ系女子の陰湿さを感じた日の話

いつかのオードリーのオールナイトニッポンで
「芸能界は、それまでの人生で常に勝ち続けてきてきた人たちの集まりだ」と言っていた。

そのときはよくわからなかったけど東京の大学に進学して少し経った現在、少しその意味がわかる体験をした。

僕の大学の学部はマスコミ系に関心ある人が多い。マスコミと一口に言ってもその内容は多種多様だ。新聞社、出版社、テレビ、ラジオの制作、アナウンサーなどなど…

学部が同じということでそのメンバーと授業後にご飯に行ったりすることはしばしばだ。

その日は計5人でご飯を食べた。僕含め4人はラジオやテレビの制作や裏方に興味があるメンバーで、もう一人はアナウンサー志望の綺麗な人だった。

結論から言うと、このアナウンサー志望の女が死ぬほど厄介だった。
もう、おしゃべりがとまらない。自慢がとまらない。マウント取りがとまらない。
これはかなりの偏見だが、それぐらい自我が強くて自分こそが一番だと思って疑わない様な女じゃない限り、アナウンサーになりたいなんて発想湧かないんじゃないだろうか。すみません。言い過ぎました。

他の子が喋っていてもその途中に割り込んできては自分の話を差し込んでくる。
しまいにはご飯食べながらおしゃべりできないと言う話をご飯食べながら永遠にしていた。ここで、読んでいる方は思うかもしれない。「突っ込めばいいじゃん!」と。

そんなことができたら苦労はしない。なぜならそのような女性は鬼の様にプライドが高い。ためしに「いや、今喋ってるけどねぇ笑笑。へへぇ笑」と気を遣いに遣ったツッコミをしてみた。すると、ちょっとキレ気味に「いや、今は喋りたいことがあるからさ」と言われて僕は何も言い返せなかった。少しでもけなされたり、いじられる様な経験をしてこなかった人生だったんだろう。

その女性の過去の話を聞くと、いかに勝ち続けてきた人生だったかがわかってきた。成績もずっと良くて、スポーツも学年の中でもずば抜けてできて、生徒会長でもあって、、、

このような人たちは本当に努力をしてきたんだとつくづく思う。誰よりも努力してきたからこそ自己肯定感がここまで高いんだろう。学年に一人はいるタイプだ。

そして、さらに厄介なのはその女の自慢はタチの悪い自慢なのだ。
実際にその日食らった自慢をあげていく。

別の女の子がハイブランドの財布を持っているとわかり、みんなで「すごいなー」と褒めたりして、その子がその財布について色々喋っている時、アナウンサー志望のあいつがシャシャり出てきた。

「えー。すごー。超高級じゃん。私なんか中学2年の時に買ってもらった財布ずっと使い続けてるからね。」

別の男の子が自分の地元はすごく田舎でバスが1日に10本しか来ない。と自虐していて笑いをとっていた時も背後から襲い掛かるあの女。

「えー。そんなん全然田舎じゃないよ。私の地元なんてバス1日五本しか走ってないから。10本なんて都会だよー」

シャーペンにこだわっていると言う男の子が自慢のシャーペンを紹介していて、「このシャーペンは六千円もした。」と言ってみんなが「やば!高過ぎでしょ」
とはしゃいでいた時も妖怪はすぐそばに。

「えーそれはやばい。私なんて中学の時に買った四百円のシャーペン、ボロボロなのに使い続けてるからね!」と言ってカバンからそのシャーペンを取り出した。

おわかりいただけただろうか。世間一般が言う、「自慢」とは少しずれているのだ。一般的に「自慢」とはここでいうところの高いシャーペンやハイブランドの財布、発達した都会をひけらかす時に使う言葉であるはずだ。

しかしこの女は、そのような「自慢」と対極にいることを一見自虐している様に見せかけて「自分がいかに恵まれていないか」を誇ってくる。この自慢の名称はきっとまだつけられていない。「逆自慢」とでも言おう。ただ案外この「逆自慢」は日常生活で多々見る。

そしてこんな女たちは決まって自分たちのことを「ほぼ男笑」「マジで女の子のキャピキャピした感じ無理なんだけど笑」 「女って裏あるからわたしそういう陰湿なの苦手なんだよねー」「私正直だから思ってることストレートに言っちゃうんだよね」「サバサバ系なのかな」などとほざく。

これらの発言も本来自慢されるべきことでないことをあたかも自虐している様に見せかけて対象物をおとしめ、自分の評価を相対的に上げる、「逆自慢」の一種なのではないだろうか。こっちから言わせて貰えばそんな奴らもよっぽど陰湿だ。

だからテレビで「サバサバ系女子がぶりっ子系アイドルに噛み付く!」みたいな構図の番組を見ると、そのサバサバ系女子に本当にヘドが出る。立ち位置がずるすぎる。

先日のご飯会で、オードリーが言ってたのはこいつのことか!と納得した。そして僕は芸能界でやっていける人間ではないなと確信した。

ただまぁ、ご飯会で会った嫌な女のことを後日noteで書き綴っている奴もよっぽど陰湿だなとも思う。

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