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僕の失敗

僕が小学六年生の時に初めて炎に興味を持ちました。

それまでも、花火などをしていたので綺麗だとは思っていましたが、

行動に移したのはその年が初めてです。

僕は小さい頃から花火が大好きで、夏になるといつも花火を楽しみにしていて、ご近所さんを花火に誘ったり、誘われたりしていたので頻繁に花火で遊んでいました。

花火をずっとしていると普通に花火をするのに飽きて、猫じゃらしやはっぱをもやしたりしていました。

特にねこじゃらしは燃え方が本当に綺麗なので、燃やしたことがない人は一回燃やしてみて下さい!マジで綺麗です!

他に遊び方としては、手持ち花火を花壇にさして打ち上げ花火のようなマネをして遊んで至りました。

後は、花火を消化用の水の入ったバケツに突っ込むと、マレに水の中で花火が燃え続けぶくぶくと音をたてることがあるので、そんなことをしていたりました。

そして、花火をずっとしたい、炎をずっと見続けていたが故に最終的には近くから木や葉っぱを持ってきて焚き火のようなことをしていたりしていました。

そして、花火が終わった季節の頃にふと「またあの炎を見たい」という衝動にかられ実家のガレージに父の読み終えた新聞紙とライターを持ち込み新聞を燃やしました。

新聞は燃えやすくちょっと火をつけただけで燃え広がるので本当に楽しかったですね。

そして、僕はこれだけじゃ飽き足らず焚き火をやろうと決心します。

一人だけだと楽しくないし、怖いのでいつもの近所の2歳下の小学生2人と5歳下の小学生で焚き火をすることになりました。

といっても焚き火をする場所を選ぶのにとても苦労しました。

周りから一目で見つかるところだとダメだし、結構むずかしかったです。

僕の家の前は畑でその奥には畑を耕す際の通路のようなスペースがあるので、最終的にはそこで決行することになりました。

決行したのは真っ昼間の1時でした。

よく考えると不法侵入ですね。ごめんなさい。


第一に畑や大木のそばにある葉っぱや木などの燃えそうなものをかきあつめてきました。

そして、僕の持ってきたライターと新聞紙で新聞紙に火を付けました。

そして、火が付いた新聞紙に先ほどかき集めた燃えそうなものをどんどん投下していき、焚き火のようになりました。

しかし、普通の焚き火のようには行かず、材料を足し続けていかなければ途中で火が途絶えてしまいそうでした。

なので、みんなで走り回り材料を取ってきては投げ入れて、材料をとってきては投げ入れての繰り返しをしていました。

そして、材料あつめの最中に事件が起こりました。

そのとき、僕はライターを持ちながら材料を集めていました。

畑なので足下には草がいっぱい生えていました。

僕はそれを見て、薬物に依存した人が再び薬物を見たような眼差しではっぱを見つめました。

そしてついに、僕は好奇心を抑えきれずに葉っぱに火を付けてしまいました。

でも、僕も馬鹿ではないので一度火がつくと燃え広がるのが早いのは分かっていたので、葉っぱに火が付いた瞬間、足で踏んで火を消しました。

そして、僕はこのスリルが楽しくてこれを繰り返していました。


しかし、ついに事件は起こりました。

僕は炎が燃え広がる様子が美しすぎて一瞬固まってしまい、火が結構広がってしまいました。

最初は「これなら何とか止めれそうやな」と心の中で思って足で踏んづけていました。

しかし、炎は止まりませんでした。

そして、僕の友達(近所の人)も徐々にこの状況に気づき始め一緒に火を消すのを手伝ってくれました。

みんな各々火を消す道具を持っていました。

僕は近くにあった古びたフライパンでたたきつけて、他のみんなはバットや、じょうろ、自分の足など色々な手段を使い消火活動を手伝ってくれました。

しかし、炎は収まりませんでした。

畑の3割ぐらいが燃えているので近所の人も、その煙で気づき始めました。

大人達に気づかれ僕は「ああ終わった」と思ってました。

不安な気持ちはもちろんのことですが、同時に消火活動が終わるという安堵の気持ちもあったと思います。

そして、近所の大人の方々が家のホースを使い辺り一面に放射してくださり、無事炎は消え去りました。

そして、この後僕は親にめちゃくちゃ怒られ、

畑の管理をしていた方(別名:畑のおじちゃん)にも誤りに行きました。

本当に人生で一番泣いた日だと思いました。

「この経験から自分が大丈夫だと思っていても、それを上回ること出来事が起きるので出来るだけ早めに手を打っておくべきだ!」という学びを得ました。

余談

僕の事件以降、畑のおじちゃんが畑を耕すことはなかったとさ。。。。

本当にごめんなさい!

また耕して下さい!

耕してくれないと、また燃やせません!お願いします!

















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