熱気
茹だるような暑さに辟易する
これは誰のせいだ
アスファルト?
地球温暖化?
結局のところは人間だ
自分を棚に上げて
怒りに任せて
憎々しい太陽を睨みつけながら
鬱陶しいコンクリートジャングルの象徴としての
アスファルトをまるで5歳児みたいに踏みつける
何度も
何度も
何度も
何度も
それはまるで地団駄みたいで
それはまるで四股踏みたいで
幾分、いや周りから見れば物凄く滑稽
人が多すぎる
人熱れに対して
文句を言う
誰も聞いていない
いや聞いてはいる
都会の熱気の中に吹く冷たいビル風が
僕の汗をより強調していく
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