【ゆるっと養生】冷えると老ける
みなさん、こんにちは。
一気に季節が進んで、油断してると「さむっ」と冷えや風に当たってしまうこともあります。
秋の養生はこれまでいくつかお伝えしてきましたが、養生は次の季節に備えるものでもあります。
少し早いと思われるかもしれませんが、秋は冬を見据えた養生を取り入れることで、冬の不調を和らげたり、健やかに過ごすヒントを見つけられるかもしれませんね。
古典では、秋になっても夏のように欲するままに冷たい飲食を取ったり、乾燥や冷えに肺がさらされると、冬に下痢をしやすくなったり、体力を消耗したり、風邪などを引きやすくなると言われています。
養生では、冬は「腎」とつながりが深いとされています。
「腎」は成長、発育、生殖にかかわり、「冷え」を苦手としています。
腎が弱ると、足腰が弱くなり、耳が遠くなり、骨が弱り、髪が薄くなるとされています。
つまり、老化とのかかわりが深いのです。
腎を守るためには、とにかく冷やさないこと。
冬に入る前から、うっかり薄着で冷えてしまったということのないように、寒暖差や急な気候の変化に気をつけましょう。
温めのポイントの一つに、「4首」があります。
首、手首、足首、くびれです。
「冷えていない」と思っていても、トイレのときなどにお腹や腰に手を触れると、意外と冷たいことがあります。
この4首を守り、温めることで、「腎」へのダメージを少なくすることができます。
くるぶしの靴下で足首を冷やしてしまい、知らない間に冷え性を患っている人も多いです。
また、腎は耳とのつながりが深いので、耳のマッサージや耳自体を温めることも、腎を労ることになります。
冬のように耳当てが必要な気候ではありませんが、触ってみると意外とひんやりしていることがあります。
秋の乾燥はつづきますから、秋のおすすめ食材にプラスして、腎を補う食材も取り入れていきましょう。
腎を養う味は「鹹味(かんみ)」。
昆布、わかめ、海苔、えび、イカ、あさりなどです。
今日も最後までありがとうございました。
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