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【詩】母になって、親に思うこと

神様って残酷だ
今頃、こんなことに気づかせるなんて

ちっとも気づかなかった、時がこんなにもあっけなく過ぎてしまう
かけがえのないものだったなんて

私は母になった
毎日毎日娘が見せるお顔や表情、身体も変わっていき
過ぎていく1日1日が終わってみてもったいなく感じる

ねえ、お母さん、お父さん
お母さんもこんな気持ちで私を見ていてくれたのかな?

もしそうだとしたら、私は生き急いでしまったのかもしれない
子どもの頃、早く大人になりたい、そう思ってた
だって2人と対等になりたかったから

でもいつの間にか、自分は大きくなって、その分、父と母は前より少し小さく見えるようになった
あなたたちに手を引かれて歩いていたあの頃を、父と母の顔を、姿を、手の温もりを、もっと鮮明に覚えておきたかった

今度は私の娘が、そう思ってくれるかな
時よ、もっともっとゆっくり進んでおくれ
母と父の温もりを忘れないように

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