見出し画像

効率性よりも何をやらないかを決めよう

こんにちは、まきやんです。

本日は巷にあふれるビジネス書や経営者が言ってるような効率性よりも、何をやらないかを決めたほうが建設的だ、という話を書きたいと思います。


私の勤める会社では、いかに業務を効率よく進めていくかを求めていて経営目標にも掲げられています。

最近だとRPAの導入を進めていて事務作業の効率化を図っているそうです。

しかし残念ながら業務全体の効率化はまったく進んでおらず、依然として長時間労働が続いています。


なぜ効率化が浸透しないのか?

今回は効率化がうまくいかない理由と目指すべき方向性について考察したいと思います。


効率化の罠|全員に効率性を求めるのは現実的でない

効率化がうまくいかない大きな理由は、全員に完璧なまでの効率性を求めるからだと考えています。

パレートの法則というのをご存知の人はいると思います。2:8の法則ともいわれていて、ずばり2割の優秀な社員と8割の凡才な社員に分かれるということです。

これは会社組織の規模に関わらず比率は変わらないそうで、上位2割の優秀な社員が辞めると残りの8割の社員が2:8の比率で再び優秀な2割と凡才な8割に分かれるそうです。


巷にあふれるビジネス書には「いかに個人レベルで効率よく仕事をこなすか」について書かれていますが、これを実行にうつすのは100人に1人くらい、うまくいくのはさらにそのうちの一握りという感じです。

会社全体の目標として全社員に効率性を求めるのは現実的でないということですね。


何をやらないかを決めたほうが建設的

ではどうすべきかというと、以下の方法が挙げられます。

 ① 読み合わせだけの無意味な会議をやめる
 ② 付き合いだけの仕事をなくす

まとめると、「何をやらないかを決める」ということです。


① 無駄な会議をなくす

少なくとも混み入った話のない会議以外はほぼ必要ないと考えています。

何が何でも対面で話さないと気が済まないという人は、相手の時間を奪っているという認識が足りていません

今の時代、子育て中の人や身内の介護をしている人、プライベートを大事にしたい人などさまざまな事情を抱えた人と仕事をしています。

多様性を受け入れてお互い気持ちよく仕事をするためにも、なるべく相手の時間を奪うような行為は避けたいものです。

② 付き合いだけの仕事をなくす

長年の付き合いがある得意先の会社や、系列企業、大企業のグループ会社としての仕事は安定感があります。

しかし一方で付き合いがあるせいで無茶振りを強制されたり、単価の低い仕事を受けざるを得なかったりすることも少なくありません。

大企業の傘下だから安定していると意気込んでいたら、仕事がブラックで全然安定していなかったという話はよく聞きます。

本当に社員の健康のことを考え効率化を求めるなら、付き合いだけでメリットのない仕事は請け負わないようにしたほうがいいでしょう。


働き方も生き方も選べる

…とここまで書きましたが、会社の経営方針が変わることはおそらくないでしょう。

先ほど挙げた2つのことは効率化を考えるなら真っ先に実行されてもおかしくない内容です。

しかし残念ながらそれが実行されていないということは、上記の2つのことは無理だと諦めて、社員に一方的に効率性を求めていることになります。実際私の勤める会社も付き合いの深いところからの割りに合わない仕事を引き受け続けているせいで、売上が一向によくなりません。

こんな状況の会社組織の体制を変えるのは相当なエネルギーを消費しますし、ドラマの半沢直樹並みのことをしない限り無理でしょう。


幸いなことに日本では憲法で「職業選択の自由」が保障されています。潔く古い体質の会社組織に見切りをつけて、自分に合った新天地で輝くことだって可能です。

忙しくて忘れがちですが、実は働き方も生き方も自由に選べます。結局は不自由にさせているのは自分自身だったりするわけですね。

私自身、最近になってようやく転職活動を進める決心がつきました。

転職は勇気のいることですが、このまま残って効率性の罠に苦しむほうがよほどつらいなと思った次第です。

もちろん今は会社を辞めるつもりはないという人も、「効率性よりもやらないことを決める」という視点は持っておいて損はないと思います。ぜひ仕事の断捨離に挑戦してみてください。


今日はこの辺で終わりたいと思います。最後まで読んでいただきありがとうございました。

それでは、また。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?