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なぜブラジルには日系人が多いのか

『その女、ジルバ』
日系ブラジル人の歴史が学べて、戦後をたくましく生きてきた女性たちのパワーを感じられる作品。

あらすじ

仕事もぼちぼち、彼氏もいない。40歳にして人生不安ばかり… 
そんな笛吹新は、たまたま見つけた夜のお店でバイトをすることに。
なんとそこは高齢ホステスたちのBarだった!

見どころ

■平均年齢70歳!高齢ホステスたちのキャラが熱い!

1・2巻は高齢ホステスたちのキャラ紹介&主人公の新が自信を取り戻していく。
Barを40歳で立ち上げた伝説のママ「ジルバ」についてもホステスたちからぽろぽろ…と語られる。

■日系ブラジル人の歴史がわかる

この漫画が面白くなるのは3巻から。

ジルバは日系ブラジル人で、帰国後Barを立ち上げたのだが、
なぜ日本人が地球の反対側のブラジルへ旅立っていったのか。
今もあまり語られることがないらしい、戦後の日系ブラジル人社会の分断と抗争を学ぶことができる。

また、戦後の日本の混乱についても描かれていて、当時、いかに壮絶な時代だったのかを感じた。

こんな人におすすめ

  • 人生つかれちゃったなーという人。とにかく元気がほしい人。

  • アラサー独身女性で将来が不安な人。

  • 日系ブラジル人の歴史、戦後の庶民の生活に興味がある人。

  • マンガで何か学んでみたい人。

  • サクッと1作読みたい人。※本作は5巻で完結のため。


感想

1・2巻と3巻以降のギャップが大きくて、正直びっくりしたけれど、歴史を知る意味でも多くの人に読んでほしい作品。

推しはひなぎくさん。やさしくて素敵なおばあちゃん。
くじらママもたくましくて、かっこいい。美人だし。

Netflixでドラマ版も配信しているらしい。まだ見てないけどチェックしなきゃ。

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